うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ウリハダカエデ(冬芽)

2021-01-31 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。表面がつるんとしているウリハダカエデの赤い冬芽です。冬芽の長さは1㎝前後になるでしょうか、ウリカエデとよく似ていますがウリカエデの冬芽は5㎜前後とウリハダカエデよりも小さくなります。種名の由来となっている緑色をした樹皮も特徴的です。

(撮影日 2020/12/26)


ヌルデ(冬芽)

2021-01-30 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。もこもことした毛が生えている黄金色のヌルデの冬芽です。冬芽や葉痕、枝の雰囲気は同じウルシ科のキハダと似ていますが、ヌルデは枝の色が淡く冬芽の色と毛が目立ち、キハダは枝の色が濃く冬芽はツルツルしていて葉痕が目立ちます。赤褐色に変色した実は冬でも落ちずに枝に残り、野鳥の餌となることがあります。


アケビ(冬芽)

2021-01-29 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。冬芽の表面を覆う芽鱗の数が多く、少しごつごつしている印象があるアケビの冬芽です。1つの場所から複数の芽が出る場合もあるようです。絡み付いたつるには、アケビの特徴である5枚の葉も残っていました。

(撮影日 2020/12/23)


スイカズラ(冬芽)

2021-01-28 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。形は細長くある程度の大きさもありますが、つると同じ質感や色合いをしているのであまり目立ちません。スイカズラは別名「忍冬(にんどう)」と呼ばれ、冬でも枯れずに耐え忍ぶ姿から付いた名だそうです。雪が降っても葉が残っているなと思っていましたが、そういう特性だったのですね。残った葉と共に、ツヤツヤとした丸い黒い実も見られることがあります。


フジ(冬芽)

2021-01-27 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。暗赤色のフジの冬芽です。樹皮が白っぽく水滴のような形をしている冬芽なので、ロウソクっぽくも見えます。フジとよく似たヤマフジがありますが、フジのつるはS巻き(左肩上がり)、ヤマフジのつるはZ巻き(右肩上がり)になります。

(撮影日 2020/12/23)


ツノハシバミ(冬芽)

2021-01-25 | 冬芽、葉痕

今日から撮りためてある冬芽写真を1日1冬芽として投稿して行きたいと思います。初日はツノハシバミの冬芽です。小さいながらも紅色の色合いが目を引きます。「ツノ」が付かないハシバミとよく似ていますが、ツノハシバミの垂れ下がる雄花序は枝途中に1~3本くらい付き、ハシバミの雄花序は枝先に2~6本くらいまとまって付きます。

(撮影日 2020/12/22)


ツルアジサイ

2021-01-14 | 植物

樹木に絡みつくツルアジサイの枯れ姿です。園芸種や野生種のアジサイもそうですが、ツルアジサイの4枚ある装飾花は枯れてもしっかりと残っています。琥珀色のふっくらした冬芽も見えますね。

(撮影日 2020/12/29)


カワガラス

2021-01-14 | 野鳥

水底にいる餌を探していたのでしょうか、茶褐色のカワガラスが歩きながら水面に顔を突っ込んっでいました。カラスっぽい姿で水中に積極的に顔を突っ込む様子は、なかなか興味深く感じます。遠くからだったので写真は少し粗くなっていますが、冬のカワガラスの姿は写真に収める事が出来ました。

(撮影日 2020/12/28)


ヤマモミジ(冬芽+α)

2021-01-13 | 冬芽、葉痕

ヤマモミジの3種の形態が一堂に会していました。偶然とはいえちょうど良い具合にまとまっている感じがします。ヤマモミジの冬芽の大きさは3㎜くらいでしょうか、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジの冬芽はよく似ていますが、イロハモミジの冬芽は他2種と比較して若干細長く、ヤマモミジの冬芽は短小気味で枝と冬芽の輪郭がスムーズに繋がっている印象、オオモミジの冬芽はヤマモミジと比較して冬芽自体がぷっくりしている印象があります。

(撮影日 2020/12/27)


ボタンヅルの綿毛

2021-01-13 | 植物

ボタンヅルは樹木などに絡みついて高い場所でも見られることがあるので、花後の綿毛が雪に埋もれることなく残っている場合があります。雪と綿毛の組み合わせもまた面白いですね。1枚目の白い樹皮と茶褐色の冬芽はフジになります。

(撮影日 2020/12/27)


ヒイロタケ

2021-01-09 | キノコ

雪降る真冬にキノコが生えていました。半円状の形で鮮やかな朱色はヒイロタケだと思います。少し調べたところ、カワラタケの仲間などは樹木が基質となっているせいか、冬の雪深い場所でも生えるようです。

(撮影日 2020/12/27)


謹賀新年

2021-01-03 | みんなの花図鑑

何か丑年に関連するものはないかと思い、以前にも投稿した紅白のミゾソバ(別名ウシノヒタイ)を今年最初の記事に据えてみました。別名の「ウシノヒタイ」は葉の形が牛の額に見えるところから付いた名だそうですが、葉の基部にある張り出している部分を牛の角や耳と捉えると、確かに額を含む顔のように見えますね。紅白の花色はおめでたさもあって丑年の年初めとしては、ちょうど良い花のようにも感じました。

正月三が日も最後の日となりましたが、皆さんはどうお過ごしでしょうか? こちらは寒波による雪降りで巣ごもりの三が日となりました。また今年もよろしくお願いいたします。