花が茶色くなって花期が終わったと思っていても、木陰などではまだこれからというサワフタギや花盛りを迎えているサワフタギが見られます。花弁より長いしべを持つ小さな花の集まりは、遠くから見ると淡く霞がかったようです。
(撮影日 2022/6/16)
花が茶色くなって花期が終わったと思っていても、木陰などではまだこれからというサワフタギや花盛りを迎えているサワフタギが見られます。花弁より長いしべを持つ小さな花の集まりは、遠くから見ると淡く霞がかったようです。
(撮影日 2022/6/16)
咲きたての白い花と時間が経った黄色い花が同時に見られるというのは、見ていて面白く感じます。先端が丸い4裂する上弁と長い下唇の花姿もなかなか個性的です。別名での「忍冬(にんどう)」の名の通り、真冬でも葉が落ちずに残っている姿をよく見ます。
(撮影日 2022/6/16)
白い斑が横に並ぶイチモンジチョウです。よく似た蝶にアサマイチモンジがいてよく比較もされますが、サカハチチョウの夏型やメスグロヒョウモンの♀、ダイミョウセセリの関西型なども似た斑紋を持っています。
(撮影日 2022/6/16)
「いずれ菖蒲か杜若」のカキツバタのほうです。垂れ下がる青紫色の外花被片に白い縦線が1本入ります。長野県白馬村にある親海湿原のカキツバタですが、散策道近くでは通常の三英咲きの他に六英咲きの花も毎年見られるので、ちょっとお得感があります。
👇蕾から花が展開するまでを並べてみました。
👇群生しているカキツバタです。
👇サギスゲの花と一緒に。
👇六英咲きのカキツバタです。
(撮影日 2022/6/12)
箒のようなはたきのような綿毛姿のサギスゲです。湿地で見られるカヤツリグサ科の植物で、茎の先に綿毛付きの小穂を2~5個くらい付けるそうです。日の光で輝くサギスゲの姿はなかなか綺麗です。
(撮影日 2022/6/12)
日当たりの加減でしょうか、花の集まりが片側に偏っているヤマハタザオです。茎や葉は毛深くなっていますが、がくや花柄はつるんとしていて、湿地に咲くキク科の花のような雰囲気があります。
(撮影日 2022/6/12)
翅の切れ込みが深いので秋型の越冬個体でしょうか。そろそろ夏型が発生する頃です。今頃もそうですが、晩夏から初秋の頃も運が良ければ一日で両方の型に出会える事があります。
(撮影日 2022/6/12)
花が横一列に綺麗に並んでいるオドリコソウをつい探してしまいます。こちらの花色はほとんどが白です。笠を被った踊り子ような花姿も面白く感じますが、ニョキッと上に伸びる蕾姿や先端が鋭く尖ったがくも目を引きますね。
(撮影日 2022/6/12)
庭の片隅にあるほったらかしのアサツキです。馴染みが無く薬味としてはほとんど使いませんが、毎年梅雨ごろになると綺麗な紫色の花姿を見せてくれます。
(撮影日 2022/6/11)
タイリクアリグモでしょうか、顔正面に突き出た大あごがよく目立っています。大あごを横から見ると唇みたいですね。暗い体色の中で、腹部にある白い線模様がちょっとしたアクセントになっています。
(撮影日 2022/6/9)
花の見頃からは遅く、もう実になり始めていました。花から飛び出す舟形の実は舌のようにも見えます。釣鐘状の部分ががく、がくの裂片の間に見える糸状の部分が花弁になるそうです。
(撮影日 2022/6/4)
柄が長ーいツリバナの花です。丸い形で構成された小さい花が数多くぶら下がる様は、なかなか興味深く感じます。柄が長いので、風の影響などで絡まり合っている姿をよく見ます。
(撮影日 2022/5/19)
花径2㎝くらいの小さなマツヨイグサです。茎は地面を這うような感じで伸びてゆき、花序部分は斜上します。しぼんだ花姿はマツヨイグサの仲間という感じがしますね。
(撮影日 2022/5/29)
ヘビイチゴの白花ではなく、シロバナノヘビイチゴという一つの種になります。花色が白で花弁が7~8枚のノウゴウイチゴとも違うので、初めて見た時は栽培品種が逸出しているのかと思いました。柄に毛が多く、花茎はスッと直立しています。
(撮影日 2022/5/29)
種名に「タンポポ」と付いていますが、キク科コウリンタンポポ属になります。茎やがくに見られる黒っぽい剛毛は、高山に咲くコウゾリナの仲間のようです。花を上から見るとそうでもありませんが、花を含めた植物全体を見ると怪げな雰囲気があります。
(撮影日 2022/5/28)