うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

植物育成雑記(19)

2023-05-01 | 植物育成雑記

不明種センペルビウムの肥料実験の記事になります。以前の投稿からだいぶ時間が経ってしまい、春になって変化も見られたので、まとめの意味も込めてみました。実験内容を少し変えた部分もあるので、そこもまた追記してみます。
                   (※文章量がいつもより多くなっています)

 

《実験内容》

・実験開始日 2022年12月6日
・直径1㎝くらいの根が出ていない子株を使用
・用土(赤玉土小粒1:鹿沼土小粒1:腐葉土1)
 {※腐葉土は5㎜目のふるいにかけて大きな朽ち葉などを取り除いています}
・用土の量(約300ml~350ml)
・水やり(25mlの水分を2週間に1度)
 {※用土の乾き具合を見ながらになりますが、暖かくなってきたら50mlに戻すかもしれません}
・青クリップ(液肥ハイポネックスの2000倍溶液)
・黄クリップ(活力剤リキダスの1000倍溶液)
・白クリップ(1リットルの水に尿素3gを入れた尿素溶液)
・赤クリップ(3種類の化成肥料を合計約1g)
 {※1 使った化成肥料は「化成肥料8・8・8」「有機化成6・6・6」「きれいな花を育てる!肥料(120日タイプ)8・12・10」}
 {※2 化成肥料は4週のサイクルで新しく入れ替えたいと思います}
 {※3 肥料分が多いと感じたので、12週目から各肥料3粒ずつにしました} ←NEW
・青、黄、白混合クリップ(液肥ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えたもの)
 {※1 溶液の割合は適当で「液肥ハイポネックス+リキダス溶液2:尿素溶液1」です}
 {※2 実験開始日から3週目に追加}
・無印(いつも使っている多肉用土を使い、水は水道水を使用)
 {※実験開始日から2週目に追加}

・冬は基本部屋置き、天気の良い日には外に出すことを心がけました。
・土の底のほうがあまり乾いていないと感じたため、12週目から16週目の約一か月間、水を切りました。←NEW

 

一番の変化は成長期に入り、「液肥ハイポネックス」と「活力剤リキダス」の株、「尿素溶液」の株に差が出た事です。感じた事をまとめてみました。

ハイポネックスとリキダスの株の葉が思ったよりも伸びて、徒長のような様相になりました。これは、根が無い状態からの実験スタートだったので、土の中に溜まった栄養成分が影響したのでしょうか。株を横から見ると、今までの短い葉と新たに伸びた葉が段になっています。

◇肥料分が入っていないリキダスの株が、ハイポネックスの株と同じようになるとは思いもしませんした。微量要素やカルシウムなどを葉の先端まで届かせる機能が影響しているのでしょうか? 横から出たランナーも他の株より長く伸びています。

◇ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えた株は、ハイポネックスとリキダスの株と尿素溶液の株の間のような姿になりました。尿素に液肥や活力剤の吸収を抑える効果があるのでしょうか? 混合溶液の比率や尿素溶液の尿素グラム数を変えれば、また違った結果が出て来るように感じます。

◇尿素溶液の株は、冬でも成長が良いと感じていましたが、春の成長期に入ってみても全体の葉はあまり伸びませんでした。葉の形のバランスが良いとも言えます。写真では少し分かりづらいですが、葉色が一番濃くなっています。成長期に入る前は、他の株と比較して葉の厚みも感じられました。
尿素は葉肥えなので、もっと株が大きくなるのかと思っていました。意外な結果です。用土にいる尿素を分解する土壌微生物が少なくなったor元から少なかったからでしょうか?

◇化成肥料の株は、肥料分が多すぎたのか株が小さいままになってしまいました。成長実験としては失敗、肥料過多の影響としては成功・・・と言えるような言えないような状況となっています。化成肥料を各種3粒に変えてもあまり変わらず、小さいままです。

◇いつも使っている多肉用土の株は、特筆するべきこともなくおおむね順調と言えます。しいて言うなら、用土には肥料分が入っているので、葉の伸びに関しては想定内ですが、少し伸びすぎかなというくらいでしょうか。

           ◇葉の伸びに関する目視比較のイメージです。
『ハイポネックス≧リキダス>いつも使っている多肉用土>ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えたもの>尿素溶液>>>化成肥料』

 

👇観察して気なったリキダスの株(上)と尿素溶液の株(下)を取り上げてみました。

👇比較するため2種を並べてみました。

 👇化成肥料の株の根を見るために、第11週目(2月21日ごろ)に株を掘り上げてみました。
根は
生えてくるのですが、肥料分が強いせいか、根がある程度伸びると枯れて茶色くなってしまうようです。

👇直近の第20週目(4月25日ごろ)の様子です。

👇週ごとの変化を並べてみました。
第17週目(4月4日ごろ)あたりから、成長スイッチが入ったように感じます。
(※画像を
クリックすると別タブで画像が拡大表示されます)

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 まだ実験途中ですが、肥料の効き方と冬や早春時における水やりや液肥の使用感が、少しだけ分かったような気がします。

 株の根が無いまたは根があまり張っていない状態だと、土中に肥料成分が溜まってしまうのか、規定量希釈の液肥でも少し濃いような感じがしました。春の成長期に入りたての頃も、水や規定量液肥をドバっと与えると徒長してしまうような印象を受けます。

 液肥は固形のものよりも肥料分が効きやすくなっているので、小さい株だと量や与えるタイミングが大事なように感じました。雨ざらしの環境では、今回の実験とはまた違った結果が出そうです。液肥はゆっくり効く固形肥料の補助として使ったほうが良さそうですね。

 多肉植物の固形化成肥料は、通常のものよりも根酸で溶け出すマグァンプKや、肥料の表面がコートされているものなどのほうが良いようです。通常の化成肥料を使う場合は、使用量を極力少なくして様子を見ながらにしたほうが良さそうです。

 個人的感想になりますが、根があまり出ていない初期の頃は、尿素溶液の株の成長が良いように感じました。ある程度成長してからリキダスに切り替えると良い感じになるかもしれません。尿素のグラム数を少なくした溶液を継続して与えてみても、面白い結果が得られるような気がします。

 

 

■センペルビウムは寒さにも強く結構強健な種ですが、エケベリアなどと比べると環境の変化に敏感に反応するようです。また経過観察を報告してみたいと思います。今度はエケベリアの子株を使って同じような実験をしてみたいですね。


植物育成雑記(18)

2023-03-13 | 植物育成雑記

 春になってグンと成長してきたビオラなどの花と、ちょっとした多肉事の記事です。冬に少ないながらもビオラとプリムラを育ててみましたが、こちらではビオラの株は思っていたよりも成長しませんでした。比較的プリムラのほうが成長していると感じたので、次の冬はプリムラをメインに育ててみようと思います。
                 (※掲載写真と文章量がいつもより多くなっています)

 

 

                【ラベル無しビオラ】
 5号菊鉢に植え付けたものです。冬も楽しめる花として周知されているビオラですが、こちらの冬での成長は思っていたよりも鈍くなると感じました。
 それでも
菊鉢に植えた影響か、後に述べるプランターに植え付けたものと比較すると、調子が良いように感じます。鉢底石を敷きましたが、土が少し乾きやすようにも感じるので、鉢底石は無くても良かったのかもしれません。

👇縦約13㎝横約30㎝のプランターに植え付けたビオラです。上記の菊鉢と比較すると、草丈が低く抑えられていてペチャっとなっている感じがします。どのビオラも同日にコメリで購入して、別日の同じ日に植え付けたものです。
 鉢底ネ
ットが付属していたので鉢底石は敷きませんでしたが、入れたほうが調子が良くなったのかもしれません。

 

           【バラ咲きジュリアン(プリムラ・ジュリアン)】
 良い香りがするバラ咲きジュリアンです。売り場で見た時に、紫っぽい花色が気に入って購入したのですが、育てていくうちにピンク寄りの色になってしまいました。
 ビオラも
そうですが、購入時の花色が育てていくうちに微妙に違ってきてしまう事があります。バラの花の発色を良くさせる肥料がありますが、そういった肥料を使ったほうが良いのでしょうか・・・

 

              【朧月(グラプトペタルム属)】
 去年の晩秋に軒下の朧月を掘り上げて以降、一冬そのままにしていたものを4号鉢に植え付けました。気温が低い影響もあるとは思いますが、水をあげていない状態でも下葉の栄養を使い、植物には厳しい冬をちゃんと乗り越えたようです。
 見えている花芽は、
掘り上げ時にちょこっと顔を覗かせている程度でしたが、一冬で花径が伸びて目立つまでになりました。

 

                【セダム3種(セダム属)】
 春になり、売れ残っていたセダムが安売りになっていたので購入しました。ホームセンターの屋外で雪を被り大寒波にも耐え、春まで生き延びたセダムたちです。左から「ダシフィルム」、「サクサグラレモスグリーン」、「覆輪丸葉万年草」になります。ドラゴンズブラッドも売れ残っていましたが、安売り前か直後に売れてしまったようです。

👇覆輪丸葉万年草は、成長点の調子が良さそうなものだけを選別して新しい培養土に植え替えました。毎日経過観察していますが、順調に成長しているようです。

 

               【青い渚(エケベリア属)】
 木立ちして胴切りした青い渚を3号鉢に植え付けました。まだ根が出ていないので、土の上に乗せただけの状態になっています。ケモケモ感が面白いですね。花芽もちょこっと顔を覗かせてきています。


植物育成雑記(17)

2023-02-19 | 植物育成雑記

 少しずつ暖かくなってきたので、ぽつぽつと多肉事を始めてみました。こちらでの100均観葉植物の出回りは、2月下旬から3月上旬ごろになると思いますが、何か気に入るものがあれば良いですね^^ 2月中旬にネットショップで購入したエケベリアセットもありますが、そちらはまた別の機会に投稿したいと思います。

 

 

              【花うらら(エケベリア属)】
以前の記事に掲載した時から花芽がもう1本出てきて花芽が2本になりました。上から見た直径約12cmのロゼットは、菊の花のようで見入ってしまいます。

👇以前に掲載した花うららです。

 

             【ブロンズ姫(グラプトペタルム )】
ブロンズ姫丼を作りたくて放射状に葉挿ししてみました。葉の長さが2.5㎝くらいと小さめですが、どの葉もちょこっと芽と根が出ているものを使っています(2枚目)
真ん中に
あるのは小人の祭り(アエオニウム属)の挿し木です。どちらの種も上に伸びていくので、どのような姿になるのか楽しみです。

 

           【メキシカンスノーボール(エケベリア属)】
キャンドゥで購入した売れ残り多肉です。段々と形が整ってきました。ロゼットの直径は約4.5㎝、鉢は2.5号鉢(直径7.5㎝)です。メキシカンスノーボールは、韓国から入って来たエケベリアだそうですが、「エレガンス(月影)」と同じという説もあるそうです。
画像で
見比べた限りでは、エレガンスはメキシカンスノーボールと比較して、成長点の部分が扁平気味になる傾向が強いように感じました。

 

               【十二の巻(ハオルチア属)】
1年以上植え替えをしていなかったので、少し大きめの鉢に植え替えてみました。去年は花芽が出てきませんでしたが、株元から子株がいっぱい出てきています。

 

               【棒多肉(エケベリア属)】
木立ちした多肉を胴切りして棒多肉にしました。小さい鉢が「青い渚」、大きい鉢が「パールフォンニュルンベルグ」になります。胴切り直前の写真は撮り忘れました^^; 青い渚は群生っぽく、パールフォンニュルンベルグは黒法師みたいになれば儲けものという感じです。

👇小さい鉢の青い渚は、ガチガチの根鉢が形成されていて、型から抜いたゼリーのようになっています。パールフォンニュルンベルグの茎に見える赤いものは脇芽ではなくて、気根をハサミで切り取った時に残った根になります。

👇根を整理して3号の黒ポリポットに植え替えました。

               👇胴切りをした頭のほうです。
左が
直径約8㎝の「青い渚」、右が直径約14㎝の「パールフォンニュルンベルグ」になります。パールフォンニュルンベルグはちょっと形が崩れてきていたので、また形が整ってくれると嬉しいですね。

           一応参考として、前に撮った胴切り前の写真です。
          👇青い渚         👇パールフォンニュルンベルグ


植物育成雑記(16)

2023-01-14 | 植物育成雑記

紅葉した火祭りの鉢植えと大きくなった花うらら、以前の記事にも載せた不明種センペルビウムの肥料実験の記事になります。

 

              【火祭り(クラッスラ属)】
紅葉した火祭りです。100均で売っていた3号鉢(直径9㎝)と、化粧土に同じく100均で売っていた竹炭で出来ているシューズ用匂い取りを使ってみました。火が燃えているようなイメージになっているでしょうか?
赤く紅葉
する大型のクラッスラには、写真の火祭りの他に、赤鬼城、紅葉祭り、りんご火祭り、赫麗(カクレイ)などがあり、斑入りのものもあるそうです。

 

               【花うらら(エケベリア属)】
大きくなった花うららは、菊の花のような形のロゼットになりました。水分や肥料分を調整すれば、葉が閉じたもう少ししまった形のロゼットになるのかもしれませんが、これはこれで花みたいで面白く感じます。花芽も少し顔を出していて、ロゼットの直径は11㎝くらいあります。

 

              【不明種センペルビウムの肥料実験】
同じ用土を使って肥料分だけを変えたセンペルビウムの経過報告です。最初は4種類でしたが、後から2種類追加しました。直径1㎝くらいの根が出ていない子株を使っています。

 

《実験内容》
・実験開始日 2022年12月6日
・直径1㎝くらいの根が出ていない子株を使用
・用土(赤玉土小粒1:鹿沼土小粒1:腐葉土1)
 {※腐葉土は5㎜目のふるいにかけて大きな朽ち葉などを取り除いています}
・用土の量(約300ml~350ml)
・水やり(50mlの水分を2週間に1度)
・青クリップ(液肥ハイポネックスの2000倍溶液)
・黄クリップ(活力剤リキダスの1000倍溶液)
・白クリップ(1リットルの水に尿素3gを入れた尿素溶液)
・赤クリップ(3種類の化成肥料を合計約1g)
 {※使った化成肥料は「化成肥料8・8・8」「有機化成6・6・6」「きれいな花を育てる!肥料(120日タイプ)8・12・10」}

・冬なので基本は部屋置きになりますが、天気の良い日には外に出すことを心がけます。

 

 

👇実験開始直後

👇2週目
思ったよりも中の水が乾かなかったので、次からの水やりは50mlから25mlにしました。

👇3週目
箱の中にある最初の4種類の他に、箱の外にある2種類を新たに追加しました(2枚目)

・いつも使っている多肉用土を使ったペットボトルを2週目に追加(無印)
・尿素溶液とハイポネックス溶液の成長が良かったので、ハイポネックスジャパンお勧めのハイポネックス+リキダス溶液に、尿素溶液を加えた水を与えるペットボトルを3週目に追加(青、黄、白混合クリップ)

                   👇4週目
根が出ていない状態では、1gの化成肥料でも肥料成分が強すぎるのか、赤クリップの株は葉が閉じて小さくなってしまいました。
4週目前
に株を取り出してみたところ、茎から約1㎜くらいの根が1本、一番下の下葉の間から約3㎜くらいの根が1本出ていたので、根が土に触れるよう下葉を取り除いて土に埋め戻しました。根を開放したからか、次の週には葉が開き始めたので一安心です。

               👇実験経過写真を並べてみました。
根が出た
のか2週目から動き出したように感じます。暖かいともう少し早く動き出すのかもしれません。

 

《追加分を加えた実験内容まとめ》
・実験開始日 2022年12月6日
・直径1㎝くらいの根が出ていない子株を使用
・用土(赤玉土小粒1:鹿沼土小粒1:腐葉土1)
 {※腐葉土は5㎜目のふるいにかけて大きな朽ち葉などを取り除いています}
・用土の量(約300ml~350ml)
・水やり(25mlの水分を2週間に1度)
 {※用土の乾き具合を見ながらになりますが、暖かくなってきたら50mlに戻すかもしれません}
・青クリップ(液肥ハイポネックスの2000倍溶液)
・黄クリップ(活力剤リキダスの1000倍溶液)
・白クリップ(1リットルの水に尿素3gを入れた尿素溶液)
・赤クリップ(3種類の化成肥料を合計約1g)
 {※1 使った化成肥料は「化成肥料8・8・8」「有機化成6・6・6」「きれいな花を育てる!肥料(120日タイプ)8・12・10」}
 {※2 化成肥料は4週のサイクルで新しく入れ替えたいと思います}
・青、黄、白混合クリップ(液肥ハイポネックス+リキダス溶液に尿素溶液を加えたもの)
 {※1 溶液の割合は適当で「液肥ハイポネックス+リキダス溶液2:尿素溶液1」です}
 {※2 実験開始日から3週目に追加}
・無印(いつも使っている多肉用土で水は水道水を使用)
 {※実験開始日から2週目に追加}

・冬なので基本は部屋置きになりますが、天気の良い日には外に出すことを心がけます。


植物育成雑記(15)

2022-12-28 | 植物育成雑記

育てている多肉の経過観察みたいな記事です。全て普及種で育てている中から気まぐれに選んでみた多肉たちですが、水やりの量や日当たり、場所の違いなどで株の様子が違ってくるので、育てやすい普及種といえど勉強になります。
                    (※文章量がいつもより
多くなっています)

 

               

               【青い渚(エケベリア属)】
木立ちした青い渚です。仕立て直しをしようかなと思いつつも、これはこれで味わいがある姿だと感じるので、結局そのままになってしまいました。茎も葉と同じく毛むくじゃらで、下のほうでは気根が出ていました。
スカート
をはいたようになっていた枯れた下葉を取り除いてみると、細かい気根はまだ瑞々しい感じがあったのですが、下葉を取り除いた後はさすがに乾燥の影響を受けてチリチリになりました。3号(直径9㎝)の素焼き鉢で、青い渚の高さは約11㎝あります。

 

               【高砂の翁(エケベリア属)】
デカベリア(大きいエケベリア)挑戦中の高砂の翁です。今年の4月下旬にロゼットの大きさが直径8㎝くらいだった高砂の翁は、直径13㎝の鉢から大きくはみ出して花も咲きました。さすがに植え替えないといけないと思い、8号鉢(直径24㎝)に植え替えました。比較として100円玉を置いています。
ちょっと
葉焼けもしてしまったので、新しい葉に更新されるまで様子見をしています。1枚目が植え替え後、2枚目が植え替え前になります。

 

            【不明種の綴化の弱いセンペルビウム】
綴化株から出てきた子株です。ひょこひょこ出てきた子株は親株より形は整っていましたが、その中でも比較的葉が不揃いなものを選んで2号鉢(直径6㎝)に植え替えてみました。子株が出てきたらどうなるのかまた観察してみたいと思います。親株のほうは葉焼けしてダメージを受けてしまったので処分しました。

 

              【百恵(センペルビウム属)】
葉が外側に巻いて棒状になる百恵です。夏に水をやりすぎたのか葉がちょっと伸びてしまいました。エケベリアなどもそうですが、葉の形がバランス良くなるように育てたいですね。

 

               【黒法師(アエオニウム属)】
胴切りして棒状態だった黒法師です。葉が無い棒状態でも子株がたくさん出て来ました。徒長して胴切りした多肉や木立ちして仕立て直しをした多肉なども、根付きの茎のみでも子株が出て来ることがあります。
鉢内の左下に
見える小さい黒法師は、試しに葉も根もない茎のみを土に挿したものです。無事に根付いて子株も出て来たようです。鉢は5号(直径15㎝)のロング鉢です。

 

              【朧月(グラプトペタルム属)】
雨のかからない軒下に植えた朧月です。雪を被っても元気にしていました。寒さの影響で葉の上半分がピンク色に色付いています。朧月は日の光が大好きなのか、這うように横に伸びた頭は全て外側に向かっていました。


植物育成雑記(14)

2022-12-08 | 植物育成雑記

センペルビウム属の記事です。主に、双頭になっていた不明種のセンペルビウムと、不明種のセンペルビウムを使ったちょっとした成長実験の記事になります。品種名が分からないのは、名前が付いていなかったものを購入したからになります。

 

 

             【不明種の双頭センペルビウム】
 双頭センペルビウムから子株が出てきたので、子株を切り取り、双頭株の調子を見る事も兼ねてポリポットから2.5号(直径7.5㎝)のプラ鉢に植え替えてみました。1枚目は植え替え後、2枚目は植え替え前になります。
 双頭の多肉は
どんな感じになっているだろうと思い、枯れた下葉を取り除いて株元を見てみましたが、二股に分かれているのですね(3、4枚目)。成長が進んだ事もあるとは思いますが、もうちょっとくっついているのかと思いました。

 

              【不明種センペルビウムの成長実験】
 本当は多肉のエケベリア属などで実験するのが良いかとは思いますが、実験に使えそうな小さな株を揃える事が出来なかったので、センペルビウムの子株を使いました。根はまだ出ていない直径1㎝くらいの株です。

 

 用土は、赤玉土1:鹿沼土1:腐葉土1の割合で混ぜた無肥料用土を使いました。腐葉土は5㎜目のふるいにかけて、大きい朽ち葉などを取り除いています。この用土を使い肥料だけを変えて、経過を見て行きたいと思います。根張りのほうも見てみたいと思い、底に水抜き穴を開けた空ペットボトルを鉢として使いました。正確には計っていませんが、用土の量は一鉢300~350mlくらいあると思います。

 与える水や希釈液の量は、100均の目盛り付きチューブ水差しを使い、冬なので毎回50mlの量を与える事にします。50mlの水だけでも水分が底まで十分に浸透するようです。用土の質、ペットボトルの形状なんかが影響しているのかもしれません。土の乾き具合にもよりますが、まだ根が出ていないので、次からは25mlにしても良いかもしれません。

 育成環境は、基本は部屋の中に置いておき、天気の良い日に外に出すことを心がけます。

 

👇右上の青クリップは「ハイポネックスの液肥」、右下の白クリップは「尿素」、左上の黄クリップは「活力剤のリキダス」、左下の赤クリップは「化成肥料3種の混合」です。多肉の肥料としても知名度のあるハイポネックス以外は、動画で見た実験を参考に選んでみました。

 ハイポネックスは表記にある通り2000倍に、リキダスも表記にある通り1000倍に希釈しています。尿素は1リットルの水に3g加えています。化成肥料は3種を一緒に置いて、3種合計1gくらいにしみました。化成肥料鉢の水やりには、ただの水道水を使います。リキダスの希釈液は1週間に1回与えるとなっていますが、水を与える間隔は全部同じにしたいので、全て2週間に1回にしてみます。
              実験開始日
は2022年12月6日です。

👇化成肥料は小粒の物で、うちにあったものを使います。左上の「有機化成肥料」の肥料成分は6・6・6、右上の「化成肥料」はずっと前にキャンドゥで買ったもので肥料成分は8・8・8、右下の「きれいな花を育てる!肥料(120日タイプ)」の肥料成分は8・12・10です。

 

                   【巻絹】
たぶん巻絹だと思います。これから成長して子株が出て、鉢いっぱいに白いもこもこで埋まる事を目標に植えてみました。鉢は5号鉢(直径15㎝)です。


植物育成雑記(13)

2022-07-04 | 植物育成雑記

多肉植物の花姿を主に載せています。同じ属が多いので花の形は似通っていますが、色合いで違いが現れています。まとめて見てみると、この多肉はこんな花が咲くのかという確認も出来て、なかなか面白いですね。
                 (※掲載写真
と文章量がいつもより多くなっています)

 

         【ストリクティフローラ ブスタマンテ(エケベリア属)】
花弁やがく片の先端が尖っていて、ツンツンした印象があります。すぼまった細長い花も角ばっていますね。

 

           【パールフォンニュルンベルグ(エケベリア属)】
花色は、先のストリクティフローラ ブスタマンテとよく似ていますが、花の形は太めの筒状で寸胴な印象があります。

 

            【シルバースター(グラプトベリア属)】
他のエケベリアなどの多肉植物の花と比べると花期が短く、花が萎んでしまうのが早いようです。花茎先端の花の付き方は四方八方に散らばっていて、なかなか個性的に感じます。

 

               【青い渚(エケベリア属)】
葉に毛が多く、葉が展開したロゼットはケモケモな見た目をしていますが、咲いた花もがくも花茎も葉と同じく毛が多いケモケモです。黄色とオレンジのツートンの花色は鮮やかで目を引きます。

 

               【メラコ(エケベリア属)】
他のエケベリア属の花とは違い、伸びる花茎の長さが短いせいか、茎途中に花芽が付き花を咲かせているように見えます。オレンジの花色と黒っぽい色のロゼットとの対比もなかなか味わいがあります。

 

             【小人の祭り(アエオニウム属)】
小人の祭りも以前の記事の写真よりも大きくなりました。2枚目は、植物育成雑記(8)でも載せた3月上旬ころの小人の祭りですが、今では4号鉢からはみ出るくらいになっています。

 

             【ブライダルベール(ツユクサ科)】
冬前に葉を刈り込んで冬越しをさせたブライダルベールです。春は枯れた茶色い葉も目立っていましたが、暖かくなるに連れ新葉も出て来てこんもりとなって来ました。花径5㎜くらいの1日花を咲かせます。

 

            【パンジー「よく咲くスミレ “ソーダ”」】
1回切り戻しをしましたが、またたくさんの花を咲かせてくれました。環境の変化に強い頑強な品種なのか、連日の暑さにもめげずに今も青い花を咲かせてくれています。


植物育成雑記(12)

2022-05-12 | 植物育成雑記

今回は、蕾の状態から花が開いた牡丹玉、線香花火のようにたくさん花が咲いたオレンジ色のレウイシア、もう少しで花が咲きそうな青い渚の記事になります。

 

             【牡丹玉(ギムノカリキウム属)】
ピンクの花が咲きました。ですが、花が開いているのを見たのは写真を撮った日のみで、あとは閉じてしまっています。以降の日も晴れている時はありましたが、もう少し強い日差しが必要なのか1回花が開くと後は閉じたままになってしまうのか、牡丹玉を育てたのは初めてなので判断が出来ないでいます。
ネットの画像や写真の花のしべを見る限りでは、まだ花が開きそうな余地がありそうに感じますが、また開いた花姿を見せてくれたら嬉しいですね。

 

              【レウイシア・コレチドン】
真上から見るとパチパチと弾けている線香花火のようです。こう綺麗に咲いてくれると他の花色も揃えたくなってしまいますね。2枚目では新たな花芽も出て来ていて、長く楽しめそうな予感がします。

👇花弁の形が不揃いな花も見られましたが、花弁の数も結構幅があるようです。1枚目の多いもので14弁、2枚目の少ないもので8弁ありました。

 

               【青い渚(エケベリア属)】
オレンジ色と黄色のツートンの花色が鮮やかですね。今年は5本の花茎が出て来ました。ケモケモで木立ちしている姿は面白くもありますが、この青い渚は高さが出ないようにしたいので、花が終わったら仕立て直しをする予定です。

👇1枚目より12日前の写真です。まだ花径もそんなに伸びておらず、花も目立ってはいません。「まだまだ伸びるぞ」と言う雰囲気が感じられます。


植物育成雑記(11)

2022-04-29 | 植物育成雑記

花が咲いたレウイシアや多肉植物、ビオラの寄せ植えなどの様子です。上手くいかない事もありますが、育てていたものの花が咲くと嬉しくなります。
                 (※掲載写真と文章量がいつもより多くなっています)

 

               【レウイシア・コチレドン】
オレンジ色の花が咲きました。葉も直径15㎝の5号鉢いっぱいに広がっていて、花芽もどんどん出て来ています。長く楽しめるとの事なので、また適当な時機を見て投稿したいと思います。

 

              【花うらら(エケベリア属)】
鈴生りの黄色い花が咲きました。去年は購入後の植え替えと同時期くらいに花芽が出始めたので、花数が少なく花茎も一本しか出ませんでした。今年は立派な花姿が見られて良かったです^^

 

             【牡丹玉(ギムノカリキウム属)】
蕾が大きくなってきました。花色はピンク色でしょうか、咲いたらまた投稿します。なんだか水やりをすると蕾の動きが活発になり、土が乾くと蕾の動きが鈍くなるような気がします。これで調子に乗って水を多くあげ過ぎると、本体がダメになってしまうのでしょうね・・・

 

              【桃美人(パキフィツム属)】
徒長気味の桃美人です。左の桃美人は花芽が出て来たので花が咲くと思っていたら、花自体が付いていませんでした。花部分が多肉質に変化したのでしょうか? こんな事もあるのですね。花が無いせいか右の花芽と比べると左の花芽は軽い感じがします。

 

          【不明種センペルビウム(センペルビウム属)】
ホームセンターにあった名前の分からないセンペルビウムです。購入当初は小さな鉢に3株植えられていていましたが、植え替え時にバラしてみたところ、1株は綴化していました。その綴化株からランナーが伸び、その先の子株を適当に選んで植えたのが1枚目です。
成長するとどうなるのかと思い、葉の並びが不揃いなものを選んだのですが、成長後の葉の並びは結構整っていました。双頭の株も順調に大きくなったので、それは別に植え替えてみましょうか。

👇上と同じ種類の通常の形のセンペルビウムです。ランナーもぴょんぴょん出て来ています。

 

                【ビオラの寄せ植え】
株間に隙間があったので何か小さい花でも植えようかと思っていましたが杞憂でしたね。球根のまま今年の春までほっといてしまった間引きムスカリも、鉢に植えた後はちゃんと花を咲かせてくれました。

👇1枚目は昨日の写真、2枚目は約2週間前の写真です。株も大きくなり花数も増えています。

👇以前に投稿した記事で庭にあった小輪ビオラのことを書きましたが、鉢の生育環境が良かったのか花径が思っていたよりも大きくなりました。縦の花径が2.5㎝くらいあり、小輪と言うには少し大きいような気がします。それでも周りにある普通種のビオラの花よりは小さいので、花径は普通と小輪の中間くらいの大きさでしょうか。

 

            【パンジー「よく咲くスミレ “ソーダ”」】
切り戻しをしようかと思っていましたが、大きくなっても形が整っているので切り戻しをしなくても大丈夫なようです。咲き始めの花色は白っぽく、時間が経つにつれて段々と青さが増して行きます。


植物育成雑記(10)

2022-04-11 | 植物育成雑記

多肉植物を中心とした記事です。多肉は花も楽しみたい派なので、花芽や蕾を見ているとワクワクして来ます。

 

             【牡丹玉(ギムノカリキウム属)】
いい色してます。ダイソーの300円コーナーに蕾付きの牡丹玉があったので衝動買いしました。直径は4㎝くらいです。牡丹玉は、柱サボテンの上部に接ぎ木してある真っ赤や真っ黄色の「緋牡丹」と同じ仲間になります。また花が咲いたら投稿しますね。

 

            【シルバースター(クラプトベリア属)】
花芽が出て来ました。2枚目は葉焼けしたものを仕立て直ししたものですが、仕立て直しのストレスか暖かい陽気の影響か、株が小さいまま花芽が出て来るとは思いませんでした。

 

               【レイウシア・コチレドン】
花芽が上がってきました。暖かくなり一気に成長速度が増したように感じます。記事の写真は少し前に撮ったものですが、今は花茎がもう少し伸びて、頂点の葉も長くなって来ています。

 

              【黒法師(アエオニウム属)】
黒法師も成長しました。前は頂点の葉と脇芽の広がっている葉が近い位置にありましたが、今は丈が伸びて目に見えて離れています。5号のロング鉢で、黒法師の高さは43㎝くらいあります。成長期は冬ですがまだまだ伸びそうです。

👇「植物育成雑記(7)」内でも取り上げた去年の12月中旬の黒法師です。

 

              【高砂の翁(エケベリア属)】
「デカベリア(大きいエケベリア)育成チャレンジ」中の高砂の翁です。エケベリアを大きく育ててみたいと思っている時に、コメリで大型になる種がちょうど売っていたので購入しました。植え替え時のロゼットの直径はまだ8㎝くらいなので、まずは直径15㎝くらいは目指したいですね。

👇植え替えから1週間くらい経ったものですが、そんなに変わりはありません。少し成長しているように見えますが、植え替え時に斜上していた葉が時間が経って広がっている状態です。化成肥料を気持ち多めに入れてブーストをかけています。


植物育成雑記(9)

2022-04-06 | 植物育成雑記

暖かくなって育てている花たちも動きが盛んになってきました。花の種類は両手の指に収まる程度ですが、手に入りやすく育てやすいものを様子を見ながらぼちぼちと育てています。
                (※掲載写真
文章量がいつもより多くなっています) 

 

           【パンジー「よく咲くスミレ “ソーダ”」】
サカタのタネ「よく咲くスミレ」シリーズのソーダです。去年の秋に苗を購入して冬を越しました。外が雪に覆われる冬は、室内に入れてもあまり動きはありませんでしたが、暖かくなって来てから蕾を多く付けるようになりました。縦の花径は4㎝くらいです。
6号鉢
(直径18㎝)いっぱいに広がっているので、あと4~5日したら切り戻しでもしてみましょうか。

 

                   【ビオラ】
去年の初夏ごろに、庭の隅に咲いていた小さいビオラを植え替えて育ててみたのですが、種が出来たので採種して秋に蒔いてみました。ビオラやパンジーは交配が盛んなので、親と同じ形質が出るかは未知数でしたが、小輪ビオラの子は小さな花のままでした。縦の花径は1.5㎝くらいです。
咲きたてなので、
花の色合いはこれから時間が経つに連れて微妙に変化して行きますが、配色はだいたい親の花と同じとなっています。

長い間室内だったからか、頂芽優勢の特性が顕著に出ているので、花も確認できたことですし近いうちに切り戻しですね。

※去年の小さいビオラの様子は「植物育成雑記(2)」内で取り上げています。

👇頂芽優勢の影響か寒さの影響かは分かりませんが、主茎の下部に未熟と思われるような白っぽい蕾が出て来ました。このような蕾は、上記のよく咲くスミレでも少し見られました。下は成長期に出て来た小輪ビオラの通常の蕾です。

👇去年の7月下旬に撮った種が出来た小輪ビオラです。

 

                【ビオラの寄せ植え】
ホームセンターで普及種のビオラを購入して、簡単ではありますが寄せ植えにしてみました。右上に見える小さな株は、上記でも述べた庭に咲いていた小輪ビオラです。売っている通常のビオラとの大きさ比較という意図もあります。縦の花径は3~3.5㎝くらいです。
真ん中には去年掘り上げたムスカリの球根を植えてみました。今春までほったらかしにしてしまったので、栄養が足りず花数が激減するような気もしますが、葉が繁るだけでもそれなりの姿にはなるでしょう(笑)

👇紫と黄色のツートンの花色のビオラは、冷え込んだ日に上弁の先端が寒さでダメージを受けてしまいました。他の花は大丈夫な中、この花色だけ傷んでしまったようです。花弁に色は付いていますが、斑入りの葉の斑部分と似たような形質なのかもしれません。

 

             【ネモフィラ インシグニスブルー】
ミニプランターに植えたネモフィラもたくさんの花を咲かせてくれました。育苗時に出て来たナズナもお試しとして一緒に植え付けたのですが、ナズナと隣り合っているネモフィラは、花数も多く青さが濃いように感じます。アブラナ科はコンパニオンプランツになるのかもしれませんね。

👇春蒔きのネモフィラもちょっとずつ大きくなってきました。下は「植物育成雑記(8)」時の春蒔きネモフィラです。


植物育成雑記(8)

2022-03-13 | 植物育成雑記

仕立て直ししたものや気になったもの、お遊びで雪と一緒に撮ったものなどを載せています。
(※掲載写真
と文章量がいつもより多くなっています)

 

             【サンバースト(アエオニウム属)】
生育過程で茎途中が太くなり徒長もしてしまったので、首チョンパして仕立て直しをしました。サンバーストは寒くなると葉が赤く色付きますが、今回の場合は首チョンパしたことによるストレスだと思います。予期せぬところで良い感じに色付いた葉が見られました。

 

             【小人の祭り(アエオニウム属)】
見切り品になっていたものを購入して植え替えをしました。深植えしてある株もあったので、長さがちょうど良い株はそのまま中央に植え付け、深植えの株は切って長さを調節し挿し木で周りに植え付けました。
ネットでは
「臭い」と書いてありましたが、鼻を近づけると確かに臭います。傷みが進んだバナナの臭いのエチレン感を抜いて、少しマイルドにした香りでしょうか。

追記:植え替えの時には臭いましたが、植え替え終了後に水やりをしたら臭わなくなりました。乾燥などのストレスがかかると臭って来るのかもしれません。

 

               【レウイシア・コチレドン】
去年の3月ごろに見切り品を購入して夏越しをさせました。購入時から初秋ごろまでの葉は上向きの葉だったのですが、冬前に葉が垂れ下がりました。春の成長期を前に出て来た新葉は以前と同じく上向きになりましたが、葉の長さに違いが見られます。この株はオレンジ色の花が咲くので、咲いたらまた投稿しますね。

 

             【大和錦と大和姫(エケベリア属)】
成長した2つの大和を並べてみました。左が「大和錦」でロゼットの直径が約8㎝、右が「大和姫」でロゼットの直径が約5㎝です。両種とも花芽がちょこっと出て来ています。大和姫の株元には、子株が3つくらい顔を覗かせていました(2枚目)

 

               【青い渚(エケベリア属)】
全体的に上へと伸びて来ました。青い渚は木立ちしていないほうが好みなので、花芽が落ち着いたら首チョンパして仕立て直しをしようと思います。

 

               【花うらら(エケベリア属)】
花茎がグンと伸びて来ました。花うららは、花径が成長すると共に葉(特に下葉)の栄養をどんどん使っているような気がします^^; 花茎を切れば良いのですが、花が咲くまでの様子を見てみたいとも思うのでこのままにしてみます。
少し雪
と戯れてみました(笑)。3枚目は雪壁の上部を四角くくり抜いて、そこに置いた花うららです。

               👇去年に切り取った花径です。
購入から
鉢に植え付けてすぐに花芽が出て来たせいか、花数は少ない状態でした。そのまま放っておいたら直径5㎜くらいの子株が! 多肉の花径をちょん切って土に挿しておけば増えると聞きましたが、こういう事でしたか。  それにしても花うらら・・・つよい・・・

 

             【ネモフィラ インシグニスブルー】
ネモフィラを種子から育ててみました。初めてで勝手が分からないこともあって、秋蒔きした幼苗は見事に徒長してしまいました。徒長した中から、比較的節間が詰まっていたものを育てて鉢植えにしたものです。脇芽も出て来てはいますが、株自体は小さめでしょうか。
幼苗時
に出て来たナズナも抜くことなく、お試しとして一緒に植え付けています。ナズナと花の雰囲気が似ているアリッサムと一緒に、まだら模様に寄せ植えしても良いかもしれません。

👇ミニプランターは100均のセリアで買ったものですが、小スペースに置けるので使い勝手が良く感じます。皿は取り付け部分の爪を内側に曲げる事で取り外し可能です。

👇春蒔きしたネモフィラの双葉です。今度は徒長させずに育ててみたいですね。


植物育成雑記(7)

2021-12-24 | 植物育成雑記

多肉の鉢増しや仕立て直し、気に留まった他の多肉の様子などの記事です。
(※掲載写真と文章量がいつもより多くなっています)

 

        

       【花うらら、トップスプレンダー、シルバースターの鉢増し】
左が花うらら(エケベリア属)、右がトップスプレンダー(エケベリア属)、奥がシルバースター(グラプトベリア属)、手前が挿し木した黒法師(アエオニウム属)になります。
鉢増し
する3種は、このままでも鉢から直接花が咲いているようで趣があるのですが、窮屈そうにも思えるので、大きい鉢に植え替える事にしました。2枚目にある直径13㎝、高さ11.3㎝のナーセリーポット A-130型に植え替えをします。黒法師は根付いたようなので、このまま様子を見ます。

👇鉢増しが完了しました。ロゼットの直径を測ってみると、花うらら(左下)が約10㎝、トップスプレンダー(右下)が約9㎝、シルバースター(上)が約8㎝ありました。購入した頃と比べるとぐんと大きくなっているので、このまま順調に成長してほしいですね。花うららは小さな花芽が1つ顔を覗かせていました(2枚目)

 

             【シルバースターの仕立て直し】
以前の植え替え時にシルバースターの葉を取り、葉挿しをして大きく育てたものです。今年の初秋ごろに葉焼けしてしまったので仕立て直しをします。

👇葉焼けして傷んだ葉と、残すとバランスが悪くなってしまう葉を取り除き、根っこを整理しました。茎も太く育っています。

👇仕立て直し完了です。上部の葉にも胡麻斑のようなダメージ痕が見られますが、葉が更新されていけば元通りの綺麗な葉になると思います。

 

          【パールフォンニュルンベルグ(エケベリア属)】
少し木立ちする種のようで、ロゼットの直径も大きくなりましたが上にも伸びて来ました。葉と葉の間の節間が詰まっているので、徒長ではなく木立ちによる成長のようです。4号の鉢植えで、ロゼットの直径が約13㎝、高さが10㎝くらいあります。

👇茎から伸びた気根がすごいですね^^; 土も根が回っているのか、触ってみると固いスポンジのような感触がします。気根を取り除き、土を入れ替えてリフレッシュさせるにしても、形は整っているので、このまま木立ちさせるか胴切りをして仕立て直しをするか悩むところです。

 

              【黒法師(アエオニウム属)】
今年3月の頃の高さ約20㎝の黒法師と比較すると、今は高さが約35㎝になり脇芽も伸びて大きくなりました。鉢は直径15cmの5号鉢です。冬は成長期になるので、まだ伸びると思います。日に当てると緑色の部分は黒くなるので、天気の良い日には外へ出しています。

2021年3月上旬の黒法師

 

             【朧月(グラプトペタルム属)】
雪を被った朧月です。雪に埋もれてしまい、長い間閉じ込められて圧力もかかるとかでなければ、多少雪に当たっても平気のようです。試しに雨の当たらない軒下で露地植えにしたものですが、鉢植えにしたものより葉一枚一枚が大きくなっているような気がします。赤い砂っぽい土質と、触るとしっとりする適度な水分量が良かったのでしょうか?

👇土に葉挿しをしなくても、トレーに並べて日を当てれば芽と根は出て来るようです。芽が出ないような葉は萎んでカラカラになるので、土に挿すよりも状態が確認しやすいと感じました。葉の栄養分だけでも育つので、ある程度の大きさになったら土に植えます。

追記:芽が大きくなっても根がチリチリになっていると土に植えても根付かないので、根が生きているうちに植え付けたほうが良いと思われます。定期的に霧吹きでシュッシュッとやるのも良いかもしれません。

 

             【ブライダルベール(ツユクサ科)】
更新用の株を作るために、伸び伸びになった茎を切り取って挿し芽をしました。ブライダルベールの鉢植えは中と小の2鉢あるのですが、芽と芽の間が離れていたせいか、こんもりとはいかずに扁平気味になってしまいました。今回の挿し芽は竹串を使って密に挿していったので、上方向に伸びやすくなると思います。


植物育成雑記(6)

2021-12-21 | 植物育成雑記

その後のまとめ的な記事になります。

            

               【パッションフルーツ】
果実
が赤くなり収穫した後もそのままにしていたら、10月上旬に花が咲きました。試しに受粉をしてみると、子房が膨らみ始め青い果実が出来ましたが、夏と比較すると成長度合いはかなり遅くなるようです。
雨が
直接当たりにくい軒下で育てていたパッションフルーツになりますが、晩秋になっても枯れずにいたので結構強い印象を受けました。その地域の店舗による、寒さに強い品種の選別などの影響もあるかもしれません。

👇さすがに11月下旬に降った雪には耐えられなかったようで、葉も青い果実も凍み凍みになりました。こうなるともう終いにするしかありません。凍結によるダメージを受けた直後は、通常の果実と同じく表面にある白い粒々も確認出来ていたのですが、時間が経つに連れて白い粒々は消えてしまうようです。

👇果実は4個収穫出来ました。1つは赤く熟す途中で落ちてしまい、写真の3つは赤くなってから収穫したものになります。香りは良かったのですが、味は酸っぱくなってしまいました^^;
リン
酸肥料と水やりをもっと多めにしたほうが、実付きや甘さに影響が出たのかもしれません。赤い果実の表面がしわしわになるまで追熟させると食べごろになるそうです。

 

               【ミニ朝顔とつばめ朝顔】
以前
の記事で、ミニ朝顔の種子は「種子が出来ないor種子が出来づらくなっている」と書きましたが、少ないながらも種子はちゃんと出来るようです。雌しべと雄しべの長さの違いによる影響でしょうか? 普段よく見る蔓が絡み付く朝顔と比べると、あまり種子が出来ないように感じます。

👇下の大きい種子が「ミニ朝顔」の種子、上の小さい種子が以前にも投稿した「つばめ朝顔」の種子になります。

👇参考までに左がミニ朝顔の花、右がつばめ朝顔の花です。


植物育成雑記(5)

2021-09-02 | 植物育成雑記

メインは花が咲いたエケベリアの大和錦と大和姫ですが、他の気になった植物も一緒に載せてみました。珍しいものは無く、全て育てやすいとされる普及種になります。大和錦は6月中旬、大和姫は7月中旬に撮影したものです。

          

              👇大和錦(エケベリア属)
キャンドゥで購入した大和錦です。元々は写真のものより葉の幅が細く葉先がツンツンした「パーパソルム」が大和錦と呼ばれていたそうですが、今ではパーパソルムが片親となった交配種の「ディオニソス」が大和錦と呼ばれ主流となっているそうです。元々の大和錦と区別するためか、「青大和」という名称でも親しまれているみたいです。

              👇大和姫(エケベリア属)
ダイソーで購入した大和姫です。大和錦を小さくしたような姿形をしています。よく似た多肉に「大和美尼(やまとびに)」と呼ばれるものがありますが、大和姫と大和美尼は同じものと言われていたり違うものと言われていたりで、簡単に調べた限りではよく分かりませんでした。
今年購入した当初は、4枚目の右側に見える小さな3.5㎝鉢に収まる程度でしたが、今では7㎝鉢でバランスが取れるほど株が大きくなり綺麗な花も咲きました。

         👇ストリクティフローラ ブスタマンテ(エケベリア属)
さそり型花序のようなくるんと丸まった花姿をしていて、花が咲き進むと茎が段々と真っすぐに伸びて行きます。オレンジがかった桃色の花と灰青色の葉の色との対比が面白く感じます。葉が大きく縁が少し波打つエケベリアで、4号鉢からはみ出す程に株が大きくなりました。

                👇ブライダルベール
1枚目は鉢植えにしてあるブライダルベールの伸びた先端部分を切って差し芽にしたものです。結構強い植物で成長も早く、土に差すだけで簡単に増やす事が出来ます。下の葉をある程度ちょん切ると、挿した後も安定します。主に花芽が付いている部分を切ったので、差し芽をした翌日には花が咲きました。
5㎜
くらいの小さな一日花で、トキワツユクサをグッと小さくしたような花姿をしています。

               👇八重咲きカランコエ
庭の花として以前にも投稿した八重咲きカランコエです。5月ころから咲き始め、7月同日(1~2枚目)、8月(3枚目)と約4ヶ月ほどの間咲き続けてくれました。

            👇子宝草/クローンコエ(カランコエ属)
違う多肉を購入した際に土の上に小さな子株がころっと転がっていたので、その子株を植えてみたら大きく育ちました。種名に違わず、大きな葉が増えるのに合わせてどんどん子供が出来て行きます。しばらくしてまた見てみたら、子株から孫株が出て来たものもありました(3枚目)

            👇若緑(クラッスラ属)とハキダメギク
若緑が伸びて分岐もして来たので少し大きな鉢に植え替えたところ、ハキダメギクが出て来ました。ハキダメギクはこちらではあまり見られないので、培養土などに種が混ざっていたのかもしれません。何だかメナモミっぽい葉だなと思いつつ花が咲くまで観察していましたが、ここで出会えるとは思ってもみませんでした。

 

※掲載枚数と文章量がいつもより多くなってしまいました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。