ピンク色のエイザンスミレです。地域によっては赤っぽかったり白っぽくなるエイザンスミレもあるそうです。葉の基部から3つに裂け、左右の側葉が深く切れ込むのでパッ見5裂に見えます。裂け方には個体差があり、3枚目のような浅く切れ込んだ個体もありました。3裂せずに単葉になる個体は、ヒトツバエゾスミレと呼ばれます。
(撮影日 2023/5/2)
ピンク色のエイザンスミレです。地域によっては赤っぽかったり白っぽくなるエイザンスミレもあるそうです。葉の基部から3つに裂け、左右の側葉が深く切れ込むのでパッ見5裂に見えます。裂け方には個体差があり、3枚目のような浅く切れ込んだ個体もありました。3裂せずに単葉になる個体は、ヒトツバエゾスミレと呼ばれます。
(撮影日 2023/5/2)
白い花を咲かせるマルバスミレです。側弁の毛が無毛になるものもあるそうですが、こちらで見るマルバスミレは、側弁にちょろっと毛が生えているものがほとんどになります。側弁両方ではなく、片側だけに毛が生えている花も見る事があります。
(撮影日 2023/5/2)
側弁に毛が生え、距やがく、花柄にも毛が密生するアカネスミレです。花弁は大きめで丸みがあり、ふっくらとした印象です。1枚目の下にある先端が尖った葉は、同じスミレ科のヒナスミレの葉になります。スミレ類は、違う種が隣同士になる場面も見られる事があり、違う種の花色が目に見えて違っていると面白く感じます。
(撮影日 2023/4/22)
うっすらピンクのヒナスミレです。花色には個体差があり、白に近い花色もありました。花柱の先端はカマキリの頭形、花の側弁にちょろっと長毛が生えますが、無毛になる花もあるそうです。葉脈上が白っぽくなる斑入りのヒナスミレもあるそうですが、ここでは斑入りの個体は見られませんでした。
(撮影日 2023/4/13)
花の上弁が立ち上がり側弁が前ならえになるアオイスミレです。早春に見られるスミレで、スミレ類の中では一番早く花が咲きます。小さな花になりますが、積雪でぺちゃんこになった枯葉などを割り裂いて咲く姿を見ると、小さいながらも力強さが感じられます。
👇上弁と側弁が強く反り返っていて、横広がりに見えたアオイスミレです。
👇白花になります。
毎年咲く場所があるので、通常の青紫のアオイスミレと共に目を楽しませてくれます。
10月にも投稿しましたが、毎年返り咲きがみられる場所で、秋のオオタチツボスミレの花がまだ咲いていました。花期の春と比べて陽気が大きく関係しているのか、年によって花が咲く月日にはズレがあるようです。タイミングが合えば雪を被った花も見ることが出来ます。
(撮影日 2022/12/3)
秋のオオタチツボスミレです。春と比べると全体的に小さく、花の形も整っていないことがありますが、秋に見るスミレの花もまた良いものです。場所によってになりますが、こちらでのスミレの返り咲きは、記事のオオタチツボスミレとタチツボスミレの2種が毎年高確率で見られます。
(撮影日 2022/9/27)
草丈が高く、花柱の先端が球状になるスミレです。花の上弁2枚がくっつき気味で、側弁2枚とと唇弁の先端が揃っているので、花の形が台形に見えます。スミレ類の中では遅咲きのスミレになります。
👇白花のエゾノタチツボスミレです。エゾノタチツボスミレの元々の花色が薄い青紫色なので、白花と比較してみても大きな違いにはなりません。1枚目と同個体になりますが、2枚目ではサクラスミレ(左)と一緒に咲いているところを撮ってみました。
(撮影日 2022/5/22)
通常の葉と斑入りの葉のフモトスミレが見られたので並べてみました。近縁の種にヒメミヤマスミレやトウカイスミレなどがあり、フモトスミレは花や葉の形の変化が大きいそうです。
👇フモトスミレ
この場所のフモトスミレの花は横に幅広で、上弁や花弁の裏側が紫がかっていました。フモトスミレは葉裏が紫色になるそうですが、葉裏をチラッと確認してみたところ、ここの個体群は緑色をしていました。
👇フイリフモトスミレ
葉脈上に白い斑が入っているフモトスミレです。葉裏は紫色をしていました。花が小さめであまり開いていないように見えます。
👇オオタチツボスミレとフイリフモトスミレです。左下にフイリフモトスミレが見えます。
👇大きくなったニョイスミレとフイリフモトスミレです。右下にフイリフモトスミレが見えます。
(撮影日 2022/5/20)
葉に赤い斑が入るタチツボスミレです。成長するに連れて赤い斑が消えてしまう個体も多いそうですが、ここのアカフタチツボスミレは、花が終わった後であっても斑が残り、逆に赤い部分が濃くなっているように感じました。
👇花が終わり膨らんできた果実です。
👇がくが閉じて尖った形の閉鎖花も見られました。
花弁の形がふくよかで花径も大きく「スミレの女王」と言われているそうです。離れた所から見ても、その花色と相まって存在感が感じられます。花弁の先端が凹む形が、桜の花びらに似ている所から「サクラ」と付いたそうですが、凹み具合には個体差があります。3枚目の個体はちょっと極端な形をしていました。
👇葉脈が赤くなるサクラスミレをチシオスミレと言いますが、この個体は赤みの入り具合が弱いので、ちょいチシオスミレでしょうか。
(撮影日 2022/5/15)
ナガハシスミレの蛇紋岩変種とされるミヤマナガハシスミレです。花色は濃い赤紫をしていて、長い距の部分は花弁部分と比較すると、鮮やかな色合いになっています。花柄や葉柄は赤く、葉表の色合いは少し暗い印象を受けます。長野県白馬村の八方にあるミヤマナガハシスミレが基準標本となっているそうです。
(撮影日 2022/5/8)
今年撮った距(花のお尻部分)が白いオオタチツボスミレをざっと並べてみました。多雪地帯のスミレと言われていて、こちらでは普通に見られるスミレになります。1枚目は、通称モモイロオオタチツボスミレと呼ばれるものでしょうか、赤っぽい花から並べてみました。
👇花は萎んでしまっていますが、ヒカゲスミレと一緒に。
👇ツボスミレと一緒に。
「マルバ」と付いていますが、アオイスミレなどと比べると、葉の形はそんなに丸くはありません。花弁の形は丸くふくよかで側弁にまばらに毛が生えますが、側弁が無毛の固体も見かける事があります。
👇奥に見えるスミレはタチツボスミレになります。
写真のアメリカスミレサイシンは全て逸出して野生化していた花です。この中でよく見るのは、地色が白で花中心の花脈周辺が青紫になるプリケアナでしょうか。今年は出会えなかったのでここには掲載していませんが、花がそばかす模様になるフレックルスはあまり見かけません。
👇ビオラ・ソロリア ‘スノープリセンセス’
👇ビオラ・ソロリア ‘プリケアナ’
👇ビオラ・ソロリア ‘パピリオナケア’
パピリオナケアの花色は1枚目のように青紫色をしていますが、2枚目は個体差でしょうか? 少し赤みを帯びた花色でした。