うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

難を転じてプラスと成す

2021-12-29 | 植物

南天(難を転じて)とプラタナス(プラスと成す)です。はい、ご想像通りのダジャレです。別々に写真を撮った時は何とも思いませんでしたが、「《難を転ずる》なので何か続くものを…」となんとなく考えた時に「そういえばプラタナスが…」と結び付けてしまいました^^;昨今の状況を憂いての願いと言うほど大仰なものではありませんが、ちょっとした言葉遊びと共に今年の記事を終えたいと思います。

                  

                  👇ナンテン
多数の鮮やかな赤い実が生っている姿は見栄えがしますね。日が当たっても落ちなかった降り積もった雪は、赤い実と常緑の葉を引き立てていました。

            👇モミジバスズカケノキ(プラタナス)
枝に残っていた葉の形から、多分モミジバのほうだと思います。通常の実姿と共にまだ雪帽子をかぶっている実がちらほらと見られました。
和名の「スズカケ」は、真ん丸の果実の形が、山伏が衣服の上に着る法衣「篠懸(すずかけ)」にある飾りと似ている事から付けられたそうです。実際には、肩に掛ける結袈裟(ゆいげさ)の飾りである丸い房「梵天(ぼんてん)」の事を指しているのですが、その飾りを含む山伏の姿が名の由来となったようです。

(撮影日 2021/12/28)

 


今年も気ままな拙記事を見ていただきありがとうございました。初めてのグログに戸惑いながらも、やり方を頭に入れつつ何やかやで4年目。もう少し違う趣向の記事をと思ったこともありますが、予定は未定の通りいつも通りの気ままな記事となっています。
何かと配慮しなければならない時節が続いていますが、皆様もお体に気を付けて年末年始をお過ごしください。ではまたブログにてお会いしましょう^^


雪樹の情景

2021-12-27 | 

湖の周りにある樹木たちの冬姿です。主に落葉したハンノキの仲間やオニグルミ、自生や植樹されたの桜の木が目に留まりました。幹や枝に着雪した様相は一つとして同じものはないので、何か面白い姿が無いかとつい探してしまいます。

(撮影日 2021/12/27)


オオバン

2021-12-27 | 野鳥

雪降る中でオオバンが1羽、餌を探しながら泳いでいました。2枚とも同個体になりますが、潜っている途中で水草か何かを引っ掛けたのか、1枚目では泳いでいるオオバンの後ろに何か浮いている物が付いて来ていました。

(撮影日 2021/12/27)


見立てクリスマス

2021-12-25 | 植物

なんとなくのイメージ優先で、最近撮ったクリスマスに関連付けられそうな植物を並べてみました。宗教的な意味でのクリスマスの期間は、25日の日没までになるそうです。

👇クリスマスツリーに見立てた「杉の木」

👇オーナメントの赤い玉(クーゲル)に見立てた「ツルリンドウの実」

👇クリスマスカラー2色(緑、金)に見立てた「斑入りアオキ」

👇セイヨウヒイラギ(モチノキ科)に見立てた「ヒイラギ(モクセイ科)」

 

少しは雰囲気が出ていたでしょうか? クリスマスカラー4色(赤、緑、白、金)は揃ったように感じます。


植物育成雑記(7)

2021-12-24 | 植物育成雑記

多肉の鉢増しや仕立て直し、気に留まった他の多肉の様子などの記事です。
(※掲載写真と文章量がいつもより多くなっています)

 

        

       【花うらら、トップスプレンダー、シルバースターの鉢増し】
左が花うらら(エケベリア属)、右がトップスプレンダー(エケベリア属)、奥がシルバースター(グラプトベリア属)、手前が挿し木した黒法師(アエオニウム属)になります。
鉢増し
する3種は、このままでも鉢から直接花が咲いているようで趣があるのですが、窮屈そうにも思えるので、大きい鉢に植え替える事にしました。2枚目にある直径13㎝、高さ11.3㎝のナーセリーポット A-130型に植え替えをします。黒法師は根付いたようなので、このまま様子を見ます。

👇鉢増しが完了しました。ロゼットの直径を測ってみると、花うらら(左下)が約10㎝、トップスプレンダー(右下)が約9㎝、シルバースター(上)が約8㎝ありました。購入した頃と比べるとぐんと大きくなっているので、このまま順調に成長してほしいですね。花うららは小さな花芽が1つ顔を覗かせていました(2枚目)

 

             【シルバースターの仕立て直し】
以前の植え替え時にシルバースターの葉を取り、葉挿しをして大きく育てたものです。今年の初秋ごろに葉焼けしてしまったので仕立て直しをします。

👇葉焼けして傷んだ葉と、残すとバランスが悪くなってしまう葉を取り除き、根っこを整理しました。茎も太く育っています。

👇仕立て直し完了です。上部の葉にも胡麻斑のようなダメージ痕が見られますが、葉が更新されていけば元通りの綺麗な葉になると思います。

 

          【パールフォンニュルンベルグ(エケベリア属)】
少し木立ちする種のようで、ロゼットの直径も大きくなりましたが上にも伸びて来ました。葉と葉の間の節間が詰まっているので、徒長ではなく木立ちによる成長のようです。4号の鉢植えで、ロゼットの直径が約13㎝、高さが10㎝くらいあります。

👇茎から伸びた気根がすごいですね^^; 土も根が回っているのか、触ってみると固いスポンジのような感触がします。気根を取り除き、土を入れ替えてリフレッシュさせるにしても、形は整っているので、このまま木立ちさせるか胴切りをして仕立て直しをするか悩むところです。

 

              【黒法師(アエオニウム属)】
今年3月の頃の高さ約20㎝の黒法師と比較すると、今は高さが約35㎝になり脇芽も伸びて大きくなりました。鉢は直径15cmの5号鉢です。冬は成長期になるので、まだ伸びると思います。日に当てると緑色の部分は黒くなるので、天気の良い日には外へ出しています。

2021年3月上旬の黒法師

 

             【朧月(グラプトペタルム属)】
雪を被った朧月です。雪に埋もれてしまい、長い間閉じ込められて圧力もかかるとかでなければ、多少雪に当たっても平気のようです。試しに雨の当たらない軒下で露地植えにしたものですが、鉢植えにしたものより葉一枚一枚が大きくなっているような気がします。赤い砂っぽい土質と、触るとしっとりする適度な水分量が良かったのでしょうか?

👇土に葉挿しをしなくても、トレーに並べて日を当てれば芽と根は出て来るようです。芽が出ないような葉は萎んでカラカラになるので、土に挿すよりも状態が確認しやすいと感じました。葉の栄養分だけでも育つので、ある程度の大きさになったら土に植えます。

追記:芽が大きくなっても根がチリチリになっていると土に植えても根付かないので、根が生きているうちに植え付けたほうが良いと思われます。定期的に霧吹きでシュッシュッとやるのも良いかもしれません。

 

             【ブライダルベール(ツユクサ科)】
更新用の株を作るために、伸び伸びになった茎を切り取って挿し芽をしました。ブライダルベールの鉢植えは中と小の2鉢あるのですが、芽と芽の間が離れていたせいか、こんもりとはいかずに扁平気味になってしまいました。今回の挿し芽は竹串を使って密に挿していったので、上方向に伸びやすくなると思います。


オニグルミ(冬芽)

2021-12-23 | 冬芽、葉痕

冬芽や葉痕を観察するにあたって定番にもなっているオニグルミです。葉痕の縁の形と中に見える3つの維管束の跡は、スマイル顔や羊顔にも見えて愛嬌があります。冬芽部分はウール素材のとんがり帽子のようにも見えますね。

(撮影日 2021/12/14)


クズの豆果

2021-12-23 | 植物

莢の表面に生える密生した毛が日の光で輝いていました。褐色のクズの豆果は、冬でも落ちずに残り雪被りになっている姿を見る事もあるので、季節ごとの姿で目を楽しませてくれます。

(撮影日 2021/12/14)


2021-12-22 | 植物

1枚目はエゾスナゴケ(スナゴケ)でしょうか、擁壁の上にこんもりとした山のような塊を形成をしていました。2枚目の塊の中央に見える黄緑色の苔はハマキゴケのような感じがします。塊の左側にある赤褐色の状態のものは、ハマキゴケが少し枯れた姿でしょうか? 塊の右側と下側に見える白っぽい苔は、違う種のギンゴケのような気がします。
複数の苔が群生している場面を見る事もあるので、身近な苔の種名や特徴が分かれば面白いかもしれませんね。

(撮影日 2021/12/14)


ミヤマニガウリ

2021-12-22 | 植物

ミヤマニガウリの果実です。蔓や葉はもう枯れて茶色くなっていますが、ぶら下がっていた果実は変色気味ではありますがまだ青々としていました。外側のツヤツヤとした外果皮は寒さに強いようです。

(撮影日 2021/12/14)


植物育成雑記(6)

2021-12-21 | 植物育成雑記

その後のまとめ的な記事になります。

            

               【パッションフルーツ】
果実
が赤くなり収穫した後もそのままにしていたら、10月上旬に花が咲きました。試しに受粉をしてみると、子房が膨らみ始め青い果実が出来ましたが、夏と比較すると成長度合いはかなり遅くなるようです。
雨が
直接当たりにくい軒下で育てていたパッションフルーツになりますが、晩秋になっても枯れずにいたので結構強い印象を受けました。その地域の店舗による、寒さに強い品種の選別などの影響もあるかもしれません。

👇さすがに11月下旬に降った雪には耐えられなかったようで、葉も青い果実も凍み凍みになりました。こうなるともう終いにするしかありません。凍結によるダメージを受けた直後は、通常の果実と同じく表面にある白い粒々も確認出来ていたのですが、時間が経つに連れて白い粒々は消えてしまうようです。

👇果実は4個収穫出来ました。1つは赤く熟す途中で落ちてしまい、写真の3つは赤くなってから収穫したものになります。香りは良かったのですが、味は酸っぱくなってしまいました^^;
リン
酸肥料と水やりをもっと多めにしたほうが、実付きや甘さに影響が出たのかもしれません。赤い果実の表面がしわしわになるまで追熟させると食べごろになるそうです。

 

               【ミニ朝顔とつばめ朝顔】
以前
の記事で、ミニ朝顔の種子は「種子が出来ないor種子が出来づらくなっている」と書きましたが、少ないながらも種子はちゃんと出来るようです。雌しべと雄しべの長さの違いによる影響でしょうか? 普段よく見る蔓が絡み付く朝顔と比べると、あまり種子が出来ないように感じます。

👇下の大きい種子が「ミニ朝顔」の種子、上の小さい種子が以前にも投稿した「つばめ朝顔」の種子になります。

👇参考までに左がミニ朝顔の花、右がつばめ朝顔の花です。


復活のヒメジョオンとハルジオン?

2021-12-18 | みんなの花図鑑

積雪の量が少ないと雪が解け出すと同時に茎が立ち上がり、以前と変わらぬ花姿を見せる事があります。花色も通常の白とは違いうっすらとピンクがかり、色濃く見えますね。頑強さが感じ取れるヒメジョオンでした。

👇地面近くに大きな根生葉が確認できたので多分ハルジオンだと思います。花も開いておらず、各部分の特徴もしっかりとは見ていないのですが、舌状花の幅が細く、葉の基部は茎を抱いているように見えました。

(撮影日 2021/12/5)


ツルマサキ

2021-12-18 | 植物

木々の葉が落葉すると、幹をよじ登る青々とした常緑樹のツルマサキの姿が目立つようになります。木の幹や太い枝を覆うように葉が生い茂るので、葉で出来た服を纏っているような印象を受けます。

(撮影日 2021/12/5)


芋虫毛虫ざんまい

2021-12-17 | 昆虫

11枚あります。質感も毛の有無も色合いも様々ですので、苦手な方はスルーしてください。種名は、分かるものやまだ分からないものが混ぜこぜになっているので、種名は記載せずに「芋虫、毛虫」で一括りにしました。