うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ハルリンドウ

2021-04-30 | みんなの花図鑑

2~3株が集まった状態かとは思いますが、沢山の花が密集して咲いているブーケのようなハルリンドウがありました(1枚目)。花数を数えてみたところ、開いている花は20個、開きかけや蕾は11個の約30個くらいあり、結構なボリューム感があります。花中央の白抜き部分には個体差があるようで、通常よりも白さが目立っている花もありました。

(撮影日 2021/4/22)


ミツバツチグリ

2021-04-30 | みんなの花図鑑

花弁の色合いはキジムシロよりも明るく、レモンイエローっぽい色のミツバツチグリです。3小葉になる葉は、キジムシロよりも生えている毛が少ないせいか薄く感じます。花弁の厚みもキジムシロよりは若干薄めになるでしょうか。

(撮影日 2021/4/22)


ヤマエンゴサク

2021-04-29 | みんなの花図鑑

苞葉に切れ込みがあるヤマエンゴサクです。個体による花色の変化があり、青っぽい花から赤っぽい花まで色の違いが見られる場合があります。写真の花色は若干の変化ですが、個体によっては色の違いがもう少しハッキリ出る事もあります。白花もあるようです。


ヒノキ科3種の葉表

2021-04-29 | 植物

                     👇ネズコ(クロベ)
鱗片状になっている中央を除く左右の葉の繋ぎ目は「Vの字」になっていて、葉先は丸みを帯びています。チューリップの花が重なったようにも見えますね。アスナロと似ていますが、アスナロは鱗片状になっている1枚1枚の葉がネズコよりも大きくなり、左右の葉が大きく張り出すそうです。

                        👇サワラ
鱗片状になっている中央を除く左右の葉の繋ぎ目は「Xの字」になっていて、葉先は鋭く尖っています。鮮やかな緑色をしています。

                        👇ヒノキ
鱗片状になっている中央を除く左右の葉の繋ぎ目は「Yの字」になっていて、葉先は丸みを帯びています。左に見える葉が葉表、右に見える葉が白い気孔帯(気孔線)がある葉裏になります。


スイセンいろいろ

2021-04-28 | みんなの花図鑑

品種名は分かりませんが、散策で見かけたスイセンたちを並べてみました。同じ品種があるかもしれませんが、同じように見える花でもどこかが微妙に違っていて、それぞれ個性があるように感じられます。花の中心にある副花冠の部分が、ピンク色になる花や八重咲きになるような花には出会えませんでしたが、色々な品種を集めてみるのも面白いかもしれません。

👇フォルダを見返していたら載せ忘れがあったので画像を追加します。
元はラッパ状だった白いスイセンの花が、しべが変化して八重に近い形になったようです。


落倉自然園

2021-04-26 | みんなの花図鑑

長野県白馬村にあるミズバショウで有名な落倉自然園に寄ってみました。前日の寒さで傷みが見られたり、花が咲き進んでいて見ごろからは若干遅めな感じもしましたが、白い仏炎苞が2つある「オチクラミズバショウ(落倉水芭蕉)」も見る事が出来ました(1~2枚目)
ミズ
バショウと同様に花に傷みが見られましたが、リュウキンカも鮮やかな黄色い花を咲かせていて湿原を彩りを加えていました。

(撮影日 2021/4/19)


ニッコウネコノメとネコノメソウ

2021-04-25 | みんなの花図鑑

左がニッコウネコノメ、右がネコノメソウになります。色味が違う同じ属の2種が混生していて、ちょっとお得感がありました。ニッコウネコノメの葯は咲き始めは赤っぽい色をしていますが、時間が経って花が開きしべが伸びて来ると、段々と黒ずんで行くようです。葯の色の変化は空気中の水分量も関係しているかもしれません。

(撮影日 2021/4/19)


ヒメアオキ

2021-04-25 | 植物

葉の大きさや鋸歯の感じからヒメアオキでしょうか。楕円形の赤い実が常緑の葉の中でよく映えていました。ツヤツヤした赤い実が生っているとより目を引く姿になるように感じます。

(撮影日 2021/4/19)


ヒメギフチョウ

2021-04-25 | チョウ

ヒメギフチョウが数頭、地面近くをパタパタと舞っていました。黄と黒の縞模様に赤と青の斑紋が綺麗ですね。カタクリやスミレ類、エンゴサクなどで吸蜜していると、季節感も感じられ絵になる蝶です。

(撮影日 2021/4/19)


フッキソウ

2021-04-24 | みんなの花図鑑

海底にいる海洋生物のような外見を持つフッキソウの花です。花弁の無い花で、触手のような部分は雄花の雄しべになります。まだ雄しべが開いていない先端が茶褐色になっている姿も、開いている姿とはまた違った味わいがあります。

(撮影日 2021/4/19)


ミツバアケビ

2021-04-24 | みんなの花図鑑

深いワインレッド色のミツバアケビの花です。小さいカボチャのような球状の花が雄花、パカッと割れたような花が雌花になります。雌花の中央にある雌しべの数やがく片の枚数は、花ごとに変化があるようです。

👇白い斑点模様を持つシロジュウシホシテントウがいました。

(撮影日 2021/4/16)


季節混成

2021-04-23 | みんなの花図鑑

芽吹いたヤマモミジの葉とオオタチツボスミレの花が隣り合っていました。ヤマモミジの葉が紅葉のように赤く色付いているので、春と秋が人知れず共演しているように見えます。スミレ類は秋にも返り咲く事があるので、条件が整えば秋の花と一緒にという場面も見られるかもしれませんね。

(撮影日 2021/4/15)

 

最近は空気が乾燥しているからか、火事のニュースをよく聞きます。今日は青木村で山林火災、飯山の戸狩温泉スキー場で下草火災、松本、安曇野、白馬で火災があり、昨日は大町の県営住宅で火災がありました。風も強く、広域で乾燥注意報も出ているようなので、皆さんも火の取り扱いには十分気を付けてください。


オオタチツボスミレ

2021-04-23 | スミレ

距(花のお尻部分)が白いオオタチツボスミレです。出始めの花は、花径が小さく感じる個体も見られますが、最盛期に近づくにつれて、花径の大きい花も見られるようになって行きます。幅広な花弁でふくよかな印象がありますが、細長い花弁を持つ花もあり、個体差による変化があります。

(撮影日 2021/4/15)