うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ミヤマハハソ(冬芽)

2021-02-25 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。アワブキ科アワブキ属のミヤマハハソの冬芽です。冬芽の大きさは5㎜くらいと小さく、毛むくじゃらでカニ爪のような形をしています。二重丸のような葉痕の形もまた面白いですね。種名の「ハハソ」はコナラの別名やブナ科コナラ属の総称として呼ばれる名で、ミヤマハハソの葉の形がコナラの葉に似ているところから付いたそうです。

(撮影日 2021/2/13)

 


約1ヶ月ほど続けてきた「1日1冬芽」ですが、区切りが良いこともありこの記事で終わりにしたいと思います。冬芽写真は、これからも他の記事の合間に気が向いたらぽつぽつと投稿すると思うので、またお暇な時にでも読んでいただければ幸いです。短い間ですが、お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m


ハクウンボク(冬芽)

2021-02-24 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。黄土色のもこもこした毛に覆われた冬芽と枝の赤い樹皮が特徴的です。ハクウンボクは裸芽の冬芽になりますが、コブシの冬芽を小さくしたような雰囲気を持っていて、あまり裸芽っぽくはありません。成長すると葉脈が見えてくるそうです。成熟した若い枝の樹皮は縦に裂けて剥がれ落ちますが、写真の個体はまだ成熟しきっていないのか、樹皮の剥がれた姿は見られませんでした。

(撮影日 2021/2/13)


アズキナシ(冬芽)

2021-02-23 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。葉痕部分が段違いになっているせいか、少し非対称感があります。同じバラ科アズキナシ属のウラジロノキの冬芽とよく似ているそうですが、アズキナシの冬芽の長さはウラジロノキよりも僅かに長くなるそうなので、写真の冬芽はアズキナシだと思います。細長くて赤くツヤツヤした姿はミズキ科ミズキの冬芽にも似ています。

(撮影日 2021/2/13)


カンボク(冬芽)

2021-02-22 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。カンボクはガマズミと同じガマズミ属になりますが、カンボクの冬芽はガマズミよりも1周りか2周りくらい大きく存在感があります。印象としてはガマズミとゴマキの冬芽を足して2で割った感じでしょうか。冬でも残ることがある果柄は、枝分かれ部分は落ちてしまって、枝と繋がる太い部分だけが残っている姿をよく見ます。

(撮影日 2021/2/13)


イヌエンジュ(冬芽)

2021-02-21 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。芽鱗の中にある芽の頭が少しだけ出ている状態でしょうか、正面に見える芽鱗の合わせ目や丸みを帯びた冬芽の姿は、おくるみのようにも法衣のようにも見えます。色合い的にはなんだか天むすのようにも見えますね。

(撮影日 2021/2/10)


ミヤマガマズミ(冬芽)

2021-02-20 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。赤い冬芽の頭頂部に少し長い毛がちょろっと生えているミヤマガマズミの冬芽です。ミヤマが付かないガマズミの冬芽は、冬芽全体に毛が密生しています。冬になっても赤い実がぽつぽつ残っていることがありますが、果柄だけが複数残っている姿も枝が広がっているようで趣がありますね。

(撮影日 2021/2/10)


サルノコシカケの仲間

2021-02-20 | キノコ

ツガサルノコシカケでしょうか? 傘の縁が白くて傘の上部が黒っぽい色をしています。下から覗いてみると、少し乾燥しているのか違う種なのか分かりませんが、ひだ部分にある穴が目立っているように感じました。

(撮影日 2021/2/10)


コシアブラ(冬芽)

2021-02-19 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。三角帽子のような形が特徴的なコシアブラの冬芽です。ネックレスのような葉痕も目を引き、写真の個体では見られませんでしたが、葉痕部分が詰まっている短い枝は芋虫のように見えることがあります。冬芽の形、樹皮の色や質感はハリギリと似ていますが、ハリギリの枝にはしっかりした長いトゲが生えていて、コシアブラはトゲが無くつるんとしています。

(撮影日 2021/2/10)


キリ(冬芽)

2021-02-18 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。冬芽はあまり目立ちませんが丸い形の葉痕が特徴的です。枝先に近い葉痕はそうでもありませんが、ある程度成長した太い枝の葉痕になると、面積が広いせいかひび割れるものがままあるように感じます。

(撮影日 2021/2/10)


リョウブ(冬芽)

2021-02-17 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。金色に輝くリョウブの冬芽です。リョウブの冬芽は、周りを覆っている芽鱗が早期に剥がれ落ちて、中にある裸芽がむき出しになります。剥がれ落ちる芽鱗は、枝と冬芽の付け根からめくれあがるので、冬芽頭頂部に引っかかる綺麗な芽鱗の姿は帽子に例えられる事があります。

(撮影日 2021/2/10)


クマノミズキ(冬芽)

2021-02-16 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。面相筆のように細長く尖っているクマノミズキの冬芽です。細長い冬芽も特徴的ですが、枝中央に走る合わせ目のような一本線も直線的なスマートさを印象付けるのに一役買っています。クマノが付かないミズキは互生ですがクマノミズキは対生で、若い枝は芯に針金が入っているかのように真っすぐに伸びていました(4枚目)

(撮影日 2021/2/6)


カケス

2021-02-16 | 野鳥

青い鱗模様の羽が目を引くカケスです。まず青い色に目を引き寄せられますが、カケス全体を観察すると、黒地に白いラインや頭頂部のゴマ塩模様などもまた目を引く部分だと感じます。カケスは他の野鳥の鳴き真似をすることがあり、鳴き真似は他にどのような野鳥が生息しているかという指標にもなるそうです。

(撮影日 2021/2/10)


アブラチャン(冬芽)

2021-02-15 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。中央の尖った冬芽が葉が出て来る葉芽、左右にある丸い冬芽が花が咲く花芽になります。クロモジの冬芽と似ていますが、アブラチャンの冬芽はクロモジよりも小さく花芽が真ん丸で、ツヤのある暗赤色をしています。

(撮影日 2021/2/6)


トビ

2021-02-15 | 野鳥

ちょうど瞬膜が閉じた瞬間を撮ることが出来ました。瞬膜自体が濁っているので、閉じた状態の眼は少し怖くも感じますが面白くも感じます。

(撮影日 2021/2/6)


コブニレ(冬芽)

2021-02-14 | 冬芽、葉痕

1日1冬芽。ニレ科のハルニレの品種であるコブニレです。枝の樹皮が縦に割れてコルク質の翼が形成され、揚げ菓子のチュロスのような感じになっています。若い枝は毛深く、枝の先端部には割れは見られませんが、成長するにつれて割れが目立ってくるようです。

(撮影日 2021/2/6)