御蔵島うつぼ記

うつぼとこつぼの島暮らし

安全講習会 Vol.2 “海” バージョン

2012-07-04 18:48:06 | ガイドさん?

今日は海バージョンの安全講習会がありました。

 

海のガイドは全くしていないのですが、

面白そうだし、

何かの時に生きるかもしれないし、

面白そうだし、

以前教わった川バージョンとどのくらい違うのか知りたかったし、

面白そうだし、

スキルアップしたいし、

面白そうだし^^

参加して参りました ♪

 

講師は特定非営利活動法人日本ライフセービング協会の「も」先生。

革靴に紺色の靴下、そして短パンの出で立ち?が、

なんだか某湘南に居る小父樣方を思い出させまし?て、

妙な懐かしさを覚える・・・ぞっ・・・と~;^^

 

まず、陸上で船の安全装備品について確認します。

御蔵は浜からのエントリーが、ほぼ不可能。

必ず船に乗ってドルフィンスイムに向かうため、

救命胴衣、浮き輪、アンカー、ロープなどとともに、

海難用レスキューギアなどという、カッチョイイ名前のグッズが列記されています。

レスキューチューブ、スローロープ、イパーブ、レーダートランスポンダーetc・・・。

知らない名前が並びます。

 

なんだかワクワクしてしまうワタシ・・・♪

 

その後、海難救助用の担荷を使い、その組み立てと引き上げ方を確認。

そして、人形を使ったCPRを実際に行い、休憩後、実際に海で救助訓練を行いました。

 

おーーー ♪ 

久々の海です!♪

 

今日は凪ぎ。

溺れる側と救助する側、交代しながら救助しあいます。

 

海は、波、がある。

人間には浮力、がある。

ウェットスーツを着ていれば浮力は増し、足がより浮く。

潮の流れも邪魔をする~。

 

陸上と違い、思わぬ現実が見えてきます。

浮いてる人が、全然思いどおりに動いてくれません☆

溺れてる人、ゴメンなさいm__m

 

さて、今度は私が溺れる番。

「脱力してね~」と、言われるままに、脱力~・・・し、てたら、

頭が下がるため、鼻から水が入りまくります。

 

☆・・・うぶ・ぶぶぶ・・・☆

 

船のヘリからの引き上げでは、

脱力~してる、ので、溺者を梯子に座らせるのはムリだということが解りました。

脱力~してる、ので、気をつけていただかないと、船のヘリに頭をブツけまくることも解りました。

 

☆・・・イタいってばっっっ☆

 

あれこれ試して確認しあって、自分の非力を再確認した後、帰港。

全員で「本日のふりかえり」をして終了となりました。

お疲れさまでした~m__m

 

それにしても、今回もまた「タメになりまくり」でした。

CPRや搬送などはともかく、とにかく手間取ったのが、船への引き上げ。

以前遊んでいたラフティングでは、

ひとりひとりがライフジャケットを着るし、

ラフティングボートの縁が水面に近いため、引き上げにさほど力がいりませんでしたが、

今回の結論として、海で、もし、私がひとりで溺れている人を見つけても、

船の上には引き上げられないことが解りました。

 

ドルフィンスイムの場合、船頭さんが必ず一緒なので、

ひとりで救助する確率は限りなく低い、のが、救いと言えば救いであり、

なおかつ、海のガイドさんを、私は特にしていないのも、救いと言えば救い。。。

 

・・・なのかな?

 

でも、いつなん時、何があるか解らないし、

こんな非力な私でも、何らかの方法でヒトひとりを引き上げられる方法が、きっとあるに違いない。

なんか方法考えてみヨッと。

 

そして、もっと大事なのは、

 

「事故を 起こさない こと」

 

まったくもって、そのとおり。

「も」先生のお言葉のとおりだと思いました。

 

七月になって、いきなり暑くなってきた御蔵島。

海、とても気持ちよかった ♪

山と制作ばかりじゃなくて、たまには、ちょこっと海へも行きたいなぁ~・・・♪ 

 

モチロン安全第一に!ですよ。

 

コメント

安全講習会 Vol.1 “山” バージョン

2012-07-03 20:22:29 | ガイドさん?

山ガイド安全講習会がありました。

 

講師は富士山登山学校「ご」の「こ」先生。

里の観光案内所で簡単な紹介をした後、南郷コースで実地講習が行われました。

 

まず山に入る前に、

・準備運動はしているか?

・参加者の体調チェックはしているか?

・参加者の意識をルートに向けさせているか?

などが必要とされ、実際にコースを歩き始めました。

 

「一方的に危険箇所を注意するのではなく、いつも歩いている皆さんが教えて下さい」

と、おっしゃる「こ」先生。

途中の道であれやこれや、参加者からの声が飛び交います。

 

・・・賑やかです;^^

 

キノコがあれば写真を撮りまくり、

川や穴があれば注意事項を伝える、参加者。

時々立ち止まっては注意点や問題意識を更新(?)して下さりながら、

上下左右を眺め、オオタニワタリや木々の緑、倒木に感動される「こ」先生。

講習会ながら、いつもよりなんだか楽しかったような気がするのは、

私の気のせいだったのでしょうか?

 

・装備の必要性

・大きな声で話す

・声掛け

・参加者の責任感を喚起する

・ひとつひとつを丁寧に伝える

・安心感を与えられるだけ与える

・親切と医療行為の境目

 

座学のみでない、こういう講習会は、言葉にできない印象を残してくれます。

その良い印象を忘れないように、

そして、

その印象をそのまま参加者に手渡す。

そんなことが出来たなら、

私が楽しく印象深かったように、

誰かもきっと、同じように感じてくれるに違いない。

 

そんな風に思いました ♪

そんなガイドがしたいなぁ・・・と、思いましたとさのさのさ ♪

コメント

帰島~

2012-07-02 10:08:22 | 日記

お久しぶりです。

この一週間、目まぐるしくって、一度もパソコンに触らず仕舞でしたm__m

 

今回の出島、

モチロン指の検診もあったのですが、従兄弟の結婚式もあり、

家族代表で私がお祝いに行くことになり、京都まで飛んでいました。

学生時代から、展覧会・古物拝観・絵の具&筆その他調達によく通っていた京都でしたが、

最近ご無沙汰。

従兄弟の結婚式にかこつけて、久しぶりに堪能して参りました。

 

今回一番の収穫は「修学院離宮」と「桂離宮」に行かれたこと。

「桂」の細部の凝り様は有名ですが、「修学院」の細部も繊細。

板塀の釘は鉄でしたが、廊下は銅だったりする、

華やかでない質素な佇まいが、とても魅力的でした。

 

「桂」は1615年頃の造園、「修学院」はそれに遅れることおよそ40年。

同じ頃に造園された離宮なれど、その考え方の違いは正反対とのこと。

案内して下さったガイドさんが、某柄本明にそっくりな感じ;^^で、

私の質問や疑問にとても丁寧に答えて下さり、感動 ;;@@;;

お話の中で、とても興味を惹かれたのが、

修学院離宮を建てられ、後、50年余もそこでの生活を満喫されたという、

後水尾上皇という人物。

しばらく後追いしそうです。

 

さて、

 

「修学院」が、あまりに良い出会いだったので、

しばらく付近を歩きたくなり、おとなりの「赤山禅院」にお参り。

御朱印を頂き、付近を散策しながら四条へ。

京都は、いわゆる寺社仏閣だけでなく、

人々の生活の足跡が垣間見られるところがスキ ♪

 

次の日は「桂」へ行き、その足で京都に行ったら必ず寄る「三十三間堂」で「二十八部衆」と対話。

本物よりも本物らしいんじゃないか?という、この鎌倉時代の彫刻群は、

作品を創る時、忘れてはいけないなにか?を教えて下さるような、

そんな真摯な気持ちにさせてくれる力があります。

 

・・・;;

               風神にも雷神にも会ったことないけど~;^^

 

後、

 

錦市場や味噌屋さん、絵の具屋さんで買い物。

ホテルに大浴場があって、毎日歩き疲れた足もリフレッシュ ♪

従兄弟の結婚式も忘れず参加。

新幹線に乗って深夜、鎌倉着。

古壺はずっと鎌倉。

 

そして、

 

次の日、用事を済ませたら、有無を言わさず船に乗せられ、

にゃがにゃがにゃがにゃが鳴いてました・・・が、無事!

うつぼと古壺、帰島いたしました ♪

 

今日は午後、山ガイドの安全講習会があります。

寝不足で茂みの中で寝込んだら、

救出してくれるの・・・かな???

コメント (10)