昨年に続き「まるっとまるごと丸森ランチ会」が2月26日(日)、ホテルレオパレス仙台トラットリア・クチーナ・オランジェリーにて開催されました
平成28年度「食材王国みやぎ」推進優良活動-地産地消部門大賞を受賞された瀬戸正彦料理長が丸森を中心とした宮城の食材を使った特別ランチを用意して下さいました
まずは食材への深い愛情が感じられる、温かで華やかなお料理の数々をご紹介したいと思います
〈石巻産鱈白子の自然薯蒸し〉刻みばっけが添えられ、蓋を開けた瞬間、春の香りが広がります。デトックス効果も期待できる一品ですちなみに丸森ではばっけとは言わない?とか。。
〈仙台湾の海の幸と丸森作物物語〉オシャレな5品盛り合わせ。産地交流部会の宍戸さんちの朝採りプンタレッラは歯触りが心地良く、独特の苦味とまろやかな胡麻だれが絶妙でした。
〈そば粉のニョッキ~ヤーコンとメカジキのラグーソース〉シャキシャキヤーコンともちもちニョッキ、食感の違いが楽しい一皿です。
そば粉は小笠原さん、ヤ―コンは宍戸さんちのヤ―コンです。
〈七ヶ浜産スズキのグリル〉宍戸さんちのリーキをゆっくり煮込んで作ったというソースは甘みが増し、クリーミィで優しい味わいでした。
〈バジリコのシャーベット〉バジルとりんごジュース、オリーブオイルのみで作ったというシャーベット、爽やかで香り高く、皆様にも好評だったようです。バジルといえばイタリアンのソースなどに使われることが多いのですが、シャーベットになったことに生産者の舩山さんは驚かれていました
〈蔵王鴨のロースト〉
丸森、石塚養蜂園のそば蜂蜜香る赤ワインソースで頂きました。添えのヤーコンはバターとブイヨンで炊いたもの。バターとの相性も抜群です
〈筆甫のへそ大根とクリームチーズのタルト~干し柿ジェラートとえごまのダンテル添え〉タルトには何と赤ワインでコンポートしたへそ大根が入っています。へそ大根がデザートに変身これには出席者全員びっくりですもちろん、えごまも干し柿も丸森産。
生産者の方々からは食材の紹介の他、種の管理や連作対策、また生産性の問題について、今後の課題も含めお話頂きましたまだまだ私たちが知らないこともたくさんありました。
へそ大根の戻し方、煮つけ方や、丸森ならではのジモトのお話など、楽しいお話を聞くことができました
良質な素材とシェフの技の融合により、美味しいだけではなく、安心安全な逸品揃いのコースが実現、何とも贅沢な時間を過ごす事が出来ました。
あらためて丸森の魅力、そして宮城県の食の魅力に気づくランチ会となりました。野菜ソムリエとして、コミュニティとしてこの魅力をもっと多くの方に伝えていきたいですね。
当日、ご出席いただき、色々お話いただきました丸森町のみなさま、特別メニューを考案、提供いただきまいた瀬戸シェフ、ありがとうございました
(文:野菜ソムリエプロ 坂本和佳子)
参加者:コミュニティ会員 13名、一般(丸森町)4名