みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

『宮城の旬野菜』おすすめレシピ 1月度

2015-01-05 22:25:02 | 料理研究部会のブログ

みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年は「宮城旬野菜おすすめレシピ」をご覧になって下さり、ありがとうございました。

本年も昨年に引き続き、宜しくお願いします。新年最初のレシピは「せり」と「ちぢみほうれん草」を使ったレシピです。

1品めは「セリ」と「えのき」を使ったレシピです。宮城県はせりの全国第1位の生産量を誇り、全国出荷量の3分の1を

占めています。江戸時代初期には現在の名取市で野生せりを栽培していたとの記録があり、現在も約8割は名取市、

残り2割は石巻市河北町で生産されています。それぞれ『仙台せり』、『河北せり』のブランド名で、仙台市場のほか

京浜市場などにも出荷されています。

 

そして、「エノキタケ」は宮城県での生産量は約1,700t(全国8位)。加美町と川崎町で、周年栽培されています。

エノキタケは、きのこ類の中でも生産量が最も多く、年中どこでも購入できる身近な食材です。サッと加熱すると

シャキシャキとした歯ごたえが楽しめ、じっくり煮るとトロリとした食感になります。グルタミン酸やグアニル酸といった

旨み成分を含み、加熱することでグアニル酸が増えるため、鍋物や炒め物にぴったり。いろいろな料理で楽しめます。

それではレシピ紹介です。
 
 
セリ入りオムレツ、えのきのソースがけ
 
~普段作る卵焼きにお正月に使うせりを入れてみました~
 
 
<材料>(2人分)
 
卵 2個   リ2本   酒 小さじ1   塩 ひとつまみ  サラダオイル 適量
 
<えのき餡>
 
水 200cc   酒 小さじ2   みりん 小さじ 2   しょうゆ 小さじ2  えのき 50g
 
塩 少々   片栗粉(水で溶く) 適量
 
 
作り方>
 
1、せりは2~3cmの長さに切っておく。ボールに卵を入れてほぐし、酒・塩・せりを加えてよく混ぜる。
 
2、えのき餡を作る。鍋に水を入れ沸いたら3cm位の長さに切ったえのきと酒・みりんを加えて、えのきが柔らかくなるまで煮る。
 
3、 2が煮えたら、醤油を加えひと煮立ちさせ味を見て薄ければ塩を加え味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
 
4、 フライパンにサラダ油を敷いて、1の卵を入れてオムレツの形に卵を焼く。そして盛り付けてえのきの餡をかける。
 
 
 
<コツ・ポイント>
 
卵はあまり火を通しないように半熟状に仕上げます。
 
えのきの餡を作る時、あまり強火にかけると水が煮詰まってしまいなくなってしまうので、弱火位で煮て下さい。
 
 
<レシピの生い立ち>
 
お正月が終わった後、半端にせりが残ることがあるので、せりを無駄なく使えないかと思い作りました。
 
寒い時期なので、あんかけをかけて冷めにくくしました。
 
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから!!

(レシピ作成:斎藤知洋)

 
2品目は「ちぢみほうれん草」と「牡蠣」を使ったお料理です。ほうれんそうは、冬場に寒さにあたると身を守るため、
 
葉の面積をちぢめ肉厚になります。その際、凍結を防ぐために水分を減らし糖度を蓄えていきます。 一般のほうれんそうに
 
比べて、鉄分、ビタミンCなどの栄養価が高く、糖度8以上の基準規格を定めています。その糖度は寒さの厳しい時期で14以上
 
にもなり、その甘味は果実に匹敵するものになります。
 
 
 
宮城県を代表する冬の味覚「カキ」。カキは「海のミルク」といわれるほど栄養が豊富。動脈硬化予防に効果があるといわれる
 
「タウリン」、肝機能を高てめ疲労回復や体力増強につなげるといわれる「グリコーゲン」、新陳代謝を良くして免疫力を高るめ「亜鉛」
 
など、ミネラルをバランス良く含んでいます。県内産のカキは、つやつやとした乳白色で身がふっくらとして、殻のわりに身が重いとい
 
われ、食通の方々から高い評価を得ています。
 
 
では、レシピの紹介です。
 
 
ちぢみほうれん草と牡蠣の洋風焼き茶碗蒸し
 
~旬の味の濃いちぢみほうれん草と牡蠣の旨みがマッチした
 
洋風の茶碗蒸しをオーブンで焼いて作ってみました~
 
 
<材料>(10cmココット皿3ヶ分)
 
ちぢみほうれん草 1/2束   牡蠣 80g     ミニトマト 4~5ヶ エリンギ 2本
 
卵 2ヶ   生クリーム 100cc     牛乳 100cc    粉チーズ 大さじ2
 
ニンニク 1片     塩コショウ 少々   オリーブ油 適量
 
 
<作り方>
 
①ちぢみほうれん草はさっと塩茹でしておく。牡蠣は、塩でよく洗っておく。
 
  ミニトマトは半分に、エリンギは一口大に切っておく。
 
②フライパンにオリーブ油をしき、みじん切りしたニンニクを入れてから火をかけ、香りが出たら、
 
 牡蠣、ミニトマト、エリンギ、ちぢみほうれん草を炒め、塩コショウし、牡蠣に火が通ったらココット皿に
 
 入れる。
 
③卵、生クリーム、牛乳、粉チーズを混ぜ卵液を作り、具が入ったココット皿に注ぐ。
 
④180℃のオーブンで約30分焼き、余熱で約10分蒸らして出来上がり。
 
 
<コツ・ポイント>
 
オーブンの時間は、調節してください。
 
焦げそうな場合は、アルミホイルをかぶせてください。
 
 
<レシピの生い立ち>
 
茶碗蒸しが好きなので、旬の野菜と魚介を
 
使って、洋風にしてみました。
 
クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから!!

(レシピ作成:大坪律子)

 

今月のオムレツに餡をかけたものや洋風茶碗蒸しは寒い時期にぴったりですね。

オムレツも餡をかけることにより冷めにくくなるのでこの極寒の時期には良いと思います。

今回のレシピも簡単に出来そうなので、一度作ってみて下さいね。

来月もお楽しみに。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 登米食育授業 ~大雪編~ | トップ | 【開催レポート】初参加!第1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

料理研究部会のブログ」カテゴリの最新記事