みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

【宮城の旬野菜おすすめレシピ】12月、『南瓜』

2013-12-22 09:30:00 | 料理研究部会のブログ
こんにちは、料理研究部会です。12月も中旬を過ぎ今年もあと残すところ
カウントダウンですね。歳の瀬でお忙しいとは思いますが、今月も料理部会の
「宮城の旬野菜おすすめレシピ」に、どうぞお付き合いくださいませ。
 
さて、今月のテーマ食材は南瓜」です。至にはよくカボチャを食べますよね。
 
冬至とは、二十四節気の中でも最後の節気のことで、この日北半球では、太陽が一年中で
最も南に位置し、太陽の高度が低くなります。つまり、一年の中で太陽が出ている時間が一番短い日
であり、この日を境に日照時間が長くなっていきます。そのため、「太陽の偉大なエネルギーが復活する日」
ということで、「一陽来復」ともいわれています。
 
昔から「一陽来復」のこの日に、「ん」が重なる食べ物を7種類食べると運が得られると言われています。
「ん」が重なる食べ物とはナンキン(南瓜)、ニンジン(人参)、レンコン(蓮根)、ギンナン(銀杏)、インゲン(隠元)、
カンテン(寒天)、キンカン(金柑)、ウンドン(うどん)、キントン(金団)、ハンペン(はんぺん)などです。
 
冬至にはかぼちゃやこんにゃくを食べて柚子湯に入る習慣があります。
冬至にかぼちゃを食べるのには、中風(脳卒中)や風邪を引かないとか
金運を祈願する意味があるようです。また、冬至かぼちゃは朝のうちに食べるとよいとか、
四つ前(午前10時)に食べるとよいという地域もあります。
「冬至かぼちゃ」は、緑黄色野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの
多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪等への抵抗力をつけようとした先人の知恵だと言えます。
 
それでは、かぼちゃを使ったレシピを3品紹介します。
 
 
     かぼちゃ寒天
 
~かぼちゃの甘みを生かしたデザートです~
 
<材料(4人分)>
  かぼちゃ 300g、 水 250cc、 豆乳 50cc、 砂糖 小さじ2
  粉寒天  4g、  黒蜜 適量
 
<作り方>
①かぼちゃは皮をむき、適当な大きさに切り、分量の水で煮る。柔らかくなったら、ミキサーにかけ、
  再度鍋に戻す。
 ※ミキサーが回りにくい場合は、水を少量加えてください。
 
②豆乳と砂糖を加えて軽く煮る。
 
③熱湯100cc(分量外)で粉寒天を溶かし、②に加えてよく混ぜる。
 
④型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
 
⑤適当な大きさに切って器に盛り。黒蜜をかける。
 
<コツ・ポイント>
かぼちゃによって、水・砂糖の分量は調整してください。
お好みで、きなこをふりかけても美味しいです!
 
<レシピの生い立ち>
かぼちゃを使って、和風のデザートが食べたくなり、作ってみました。
 クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

 
(レシピ作成:大坪 律子)

冬至かぼちゃ団子

小豆餡とかぼちゃ餡がベストマッチ!

<材料>

皮を剥いたカボチャ 50g、 餡用カボチャ皮付 30g、  白玉粉 50g、

小豆餡 30g、 水 30g、 蜂蜜 大さじ1

 
<作り方>
 
1.カボチャをレンジで加熱する。
 
2.粗熱が取れたら、皮剥カボチャをつぶし、白玉粉と水を加え、耳たぶの柔らかさの団子にする
 
3.2.の団子を茹でる
 
4.皮付カボチャをレンジで加熱し荒くみじん切りにし、蜂蜜を加えて練り上げカボチャ餡を作る。
 
5.カボチャ団子を器に盛り、4.のかぼちゃ餡と、小豆餡を盛り付ける。
 
<コツ、ポイント>
団子はカボチャの水分に合わせて、調節しましょう。
 
<レシピの生い立ち>
冬至カボチャをアレンジしました。カボチャを、白玉団子に混ぜ込み、
綺麗な黄色の団子になりました。
 
 クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

 (レシピ作成:関口 道)
 
 
    かぼちゃ羊羹

        ~甘さ控えめ、お茶うけにぴったり~

 

<材料>3人分
かぼちゃ 3cm角4切れ、 煮小豆 50g、 粉寒天 2g、 水 100~130cc、

お好みではちみつ(砂糖)

 

<作り方>

①  かぼちゃは、3cm角に切り、電子レンジで柔らかくする(冷凍かぼちゃでもOK)。皮はとり黄色い部分を2つに切る。

②  鍋に粉寒天、水を入れ温め、小豆を加えて3~4分煮詰める。(甘いのが好きな方は、はちみつを加えてください)

③  タッパーに②を1/3程流し、冷めたら①のかぼちゃを半量入れ少し固まるまで(5分程度)冷ます。

   少し固まったところで②の小豆寒天を流し、最後に残りのかぼちゃを載せて冷蔵庫で

   少し冷やして(10分程度)出来上がり。

 

<コツ・ポイント>

 かぼちゃは一度に入れずに半量ずつ小豆寒天に加えると、羊羹の中に綺麗に入ります。

 また、かぼちゃは少し硬めに火を通しておくとホクホク感がでます。

 

<レシピの生い立ち>

栗の代わりにほくほくのかぼちゃを使った、手作り羊羹は甘さ控えめ、おやつやお弁当にいれてもGoodです。

 クックパッドにもこのレシピを掲載しております。

クックパッド版はこちらから

(レシピ作成:佐藤 順子) 

 
今月のレシピもみな簡単で美味しそうですね。是非作ってみて、年末年始のおやつにでも
ご家族で食べてみてはいかがでしょうか。
 
これで、今年の「宮城の旬野菜おすすめレシピ」は終了となります。
今年一年ご観覧ありがとうございました。
 
来年1月のテーマ食材は「ちぢみ雪菜」になります。
来年も「宮城の旬野菜おすすめレシピ」をよろしくお願い致します。
 
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
 
                                    (Blog by ともやん)
 
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