突然ですが、しばらく旅に出ます。
毎年、年末年始は海外をひとり放浪することにしているのです。行きと帰りの日取りしか決めない、毎度行き当たりばったりの旅行きですが、要は日本にいると年末進行やら正月番組やらの喧騒に晒される事になり、不快な気持ちになるのです。ただ、今回は日数が取れず、「放浪」というより「徘徊」という感じになりそうな気配ですが、一体どうなりますことやら…。
さて、本年中は多くの方々に . . . 本文を読む
続きです。
②阿国歌舞伎夢華
こういう舞踊物は退屈することも多いのだが、今回まったく退屈しなかったのは、ひとえに役者の力。個性的な役者が揃うと舞踊劇も見ていて飽きない。特に玉三郎を囲む沢潟屋の三人の女形。古風な笑也、不敵な笑三郎、モダンな春猿。それぞれに好きなのだけど、今回は笑三郎について。昼の部の芸者・政次(玉三郎の芸者・仇吉の仲間)役は、大柄で古風な雰囲気。中村歌江みたいな感じがあったと思 . . . 本文を読む