切られお富!

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ヘミングウェイの名作「移動祝祭日」を孫娘マリエルが映画化

2009-09-19 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
ヘミングウェイのパリ時代の回想録、『移動祝祭日』が彼の孫の手で映画になるんですってね~。ちょっと楽しみだけど、フィッツジェラルド夫妻は誰が演じるのかな?映画評は村上春樹に書いてもらいたいですね~。

ヘミングウェイの名作「移動祝祭日」を孫娘マリエルが映画化 - goo 映画

パリの好きな人にとっては、シェイクスピア&カンパニー(という本屋さん)を中心とした1920年代の“ロスト・ジェネレーション”の話って興味ありますよね~。

わたしもご多分に漏れず、『移動祝祭日』に描かれたパリに学生時代はまりました。

でも、どういうわけか岩波書店から出ていたこの本が絶版になって高値で取引されるようになり、わりと最近になって、ようやく新訳が新潮文庫から登場。たぶん、日本では、しばし「忘れられた作品」だったってことなんじゃないのかな?

まあ、わたしとしては、映画ではいいロケ撮影をやってもらいたいって思います。だって、セットばっかりじゃあ、たぶん興ざめする企画でしょうからね。

因みに、ヘミングウェイゆかりのハバナにも旅したことのあるわたしですが(因みに、キューバのハバナでは、彼の常宿だったホテル・アンボス・ムンドスとか、行きつけのバー「ラ・フロリディータ」にも行きました。もちろん、バーで飲んだカクテルは「パパ・ヘミングウェイ」!)、小説家ヘミングウェイって、じつはあんまり好きじゃない。

というのも、どうも、通俗的なメロドラマって感じだし、『日はまた昇る』の主人公もスカしてるけど、結局スノッブじゃんって思うから。それに、『老人と海』ってジジイの説教みたいでしょ?

本当は、アメリカの作家なら、マッチョじゃない耽美派のカポーティ派なんですけどね~、わたしは。(『草の竪琴』とか…。)

とはいえ、映画はたいへん楽しみにしております!

なお、以下の記事は過去に書いたわたしの「パリ」ネタ!

・住んでもいいのはパリかな?
・シェイクスピア&カンパニー


移動祝祭日 (新潮文庫)
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ヘミングウェイのパリ・ガイド (ショトル・トラベル)
今村 楯夫,小野 規
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