切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『働きマン』③ 安野モヨコ 著

2007-01-08 23:59:59 | 超読書日記
積んどいた本シリーズその2。『働きマン』は一巻が面白くて、二巻目は買ったもののたまたま放置。三巻目が出たのでまとめて読もうかなんて考えてたら、年が明けていた・・・。でも、やっぱり、いいなあ!全然アニメは負けてます!

このマンガのいいところは、学生にはわからない「労働者の格言」みたいなヤツが散りばめられているところ。プライドを持って働いている人間じゃないと出てこないような言葉というかね~。

だから、風邪引いてるのに無理して仕事をしていたら風邪が治っていたみたいなエピソードって、妙に共感しちゃったなあ。

しかし、組織で働く人の感覚が何で、こんなにこの作者にはわかるんだろうっていうのがちょっと不思議ではある。

もちろん、漫画家は激務だし、アシスタントを含めたチームで活動しているのだとはいえ、組織人としての大人の嫌な面をどうして、安野モヨコはわかっちゃうのかなあっていうのは正直思う。ここに出てくるのは、あまりに"会社な"世界だとわたしには思えるので。

個人的に好きなくだりは、植木職人の話なんだけど、梶舞子も気になるなあ~。あと、ゴミの山の白抜きの描写なんかを見ていると、安野モヨコって意外と大友克洋チルドレンなんだなっていう印象も・・・。

そんなわけで、続きがやっぱり楽しみです。

ところで、最後にもうひとつだけ疑問!安野モヨコって、東映ファンなんですか!

<以前の記事>
・『働きマン』① 安野モヨコ 著
・『さくらん』 安野モヨコ 著

働きマン 3 (3)

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