切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

パゾリーニの命日でしたよね。

2015-11-02 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
11月2日って、映画監督パゾリーニがローマ近郊の海岸で殺された日でしたよね。容疑者だった少年がのちのち、「ファシストに脅されて自白した」と証言した話のその後はどうなったんだろう。ちょうど没後40年ですよね。

特別に好きな監督ではないんだけど、あのオーソン・ウェルズがインタビューのなかでべた褒めしているし、初期の『アッカトーネ』とか『マンマ・ローマ』のリアリズムっぽい路線とか、『テオレマ』やマリア・カラスが出演して話題になった『王女メディア』みたいな象徴主義っぽい路線もわりと嫌いじゃなかったな、なんて思い出したんだけど、没後特集企画みたいなものって、イタリアではやっているのかな。

で、こういうアート系みたいな映画の出口って、最近の日本では難しくなっているでしょうね~
。そういえば、日本で「パゾリーニ映画祭」が開催された時は大島渚が実行委員長だったけど、左翼系知識人にとって、日本もヨーロッパも生存しづらい時代なのかもしれない。そうじゃないといいけどね・・・。


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