石原プロのドラマ『大都会』が初DVD化されるって話だけど、この作品の脚本を『北の国から』などで知られる倉本聡が書いているって話は、どのくらい認知度があるんだろう?脚本の教科書とさえ評される構成力の妙。単品でDVDにしてくれないかな(笑)!
倉本聡の脚本集にも入っているんだけど、第一シリーズの基本的な設定と何本かの脚本が彼の手によるもの。第一シリーズの重厚な人間ドラマが視聴率的に低迷したため、第二シリーズ以降はご存知ど派手アクション物へと変貌していきます。
この作品を「脚本の教科書」と評したのは、以前市川森一の訃報記事で紹介した別冊宝島の『シナリオ入門』。
CMを除けば、正味40分余りの時間に、渡哲也の心情や裕次郎のかっこいい決め台詞などが散りばめられ、場面転換の間もナレーションなどを利用して、限られた時間を無駄に使わない。
石原プロのドラマは村川透、澤田幸弘、小澤啓一、舛田利雄ら日活出身の監督たちが演出しているので、そもそもドラマとしての質が高いのですが、脚本術からしてテクニカルだったってことですよね~。
というわけで、40%超えのドラマもいいけれど、昔のドラマもよいですよ!ちなみに、わたし、年末は『前略おふくろさま』を何本か観て感動しました!(ショーケンもいいけど、北林谷栄が艶っぽい!)
倉本聡の脚本集にも入っているんだけど、第一シリーズの基本的な設定と何本かの脚本が彼の手によるもの。第一シリーズの重厚な人間ドラマが視聴率的に低迷したため、第二シリーズ以降はご存知ど派手アクション物へと変貌していきます。
この作品を「脚本の教科書」と評したのは、以前市川森一の訃報記事で紹介した別冊宝島の『シナリオ入門』。
CMを除けば、正味40分余りの時間に、渡哲也の心情や裕次郎のかっこいい決め台詞などが散りばめられ、場面転換の間もナレーションなどを利用して、限られた時間を無駄に使わない。
石原プロのドラマは村川透、澤田幸弘、小澤啓一、舛田利雄ら日活出身の監督たちが演出しているので、そもそもドラマとしての質が高いのですが、脚本術からしてテクニカルだったってことですよね~。
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倉本聰コレクション〈19〉大都会―scenario1976 | |
クリエーター情報なし | |
理論社 |
大都会 -闘いの日々- BOX [DVD] | |
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ポニーキャニオン |
最近になって、まとめて見直して気づいたのは、倉本聰って、都会育ち、映画育ち(元日活専属だった時代があるらしい。)、テクニシャン・タイプのライターだったってことですかね。
頭がよくてテクニシャンであるがゆえに、違うものを求めて富良野に行っちゃったってことなんでしょうか。
なので、シナリオ研究みたいな視点でみると、構成力が凄いです。(特に古い作品。)
ところで、オウムの逃亡犯が逮捕されましたけど、80年代にはやったドラマとかマンガの「美味しんぼ」なんかの自然回帰志向って、引いた目線で再考・再検証が必要な気がします。宗教に行かなかった人たちも、この手のモノに惹かれていたわけですからね。
ちなみに、『映画秘宝』という雑誌の最新号に載った倉本聰のインタビューで、「UFOや幽霊の存在を信じている」と倉本聰は語っています。潜在的にオカルト思考を持っている人なのかもしれないですね。
なお、「歸國(きこく)」は観ていません。WOWOWでやった『學』も録画したままでまだ未見。でも、WOWOWで放送した倉本VS仲代達矢対談は面白かったんですけど。