切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、国立劇場におりました!

2012-01-14 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
「三人吉三」と「奴凧廓春風」を観ておりました。今年も新年の手ぬぐいをもらい損ねた!来年こそってことで、簡単な感想っ。

今回は両花道だって、来てから知りました。わたしは仮花道側の席だったんですが、微妙に見にくいですね~、花道七三の芝居が伸び上がらないとよく見えない…。

さて、芝居ですが、初日の舞台をNHKで放送してたでしょ。役者は嫌でしょうね~。初日の映像が残っちゃうなんて。

で、その段でいうと、御存じ名台詞「月も朧に白魚の~」、福助は初日より今日の方が断然よかったですね。初日の映像は随分堅かったですもの。ただ、三人の吉三の中では染五郎のお坊が一番台詞が歌ってた。逆に言えば、福助、幸四郎は少し苦み走りすぎてる感じがしたんですよね~。そういう意味では、染五郎も成長したってことなのかな。なにしろ、十年くらい前の国立劇場の「三人吉三」のお嬢役はひどかったですから。あの名台詞を聴いてたら、息が詰まりそうになったくらいで…。

そして、福助に関しては、火の見櫓が一番よかったですね~。他は少し貫禄がつきすぎていて、お坊との関係がスイートに見えない。

脇だと、錦吾の伝吉、高麗蔵のおとせ、友右衛門の十三郎がなかなか。

「奴凧」は、踊りはよいんだけど、趣向にひねりがない。詳しくは書かないけど、あれだけでは…。

ということで、気が向いたら詳しく書きます!





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