切られお富!

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2016年!年賀状

2016-01-02 01:15:35 | プロフィール
毎年恒例、わたしの年賀状の絵柄解説ですが、今年は若干難しかったかも。でも、わたしが学生時代、一番好きだった女優です!

答えはバーバラ・スタンウィックでした。プレストン・スタージェス監督の傑作『淑女イブ』のオフショットから。

バーバラ・スタンウィックといえば、声が低くて、貫禄があって、女傑みたいなイメージの人ですよね。代表作といえばこの映画に加えて、『教授と美女』、『深夜の告白』、『四十挺の拳銃』あたりだと思いますが、わたしは彼女が好きなあまり、当時未パッケージ作品だったフリッツ・ラング監督の失敗作『クラッシュ・バイ・ナイト』(ちなみに、若い頃のマリリン・モンローも出演しています!)の英語字幕版上映会にさえ、二回も行ってしまったほど。

では、なぜ、今まで彼女の画像を使わなかったかというと、よい画像がないんですよ。ほんとは『教授と美女』とか『四十挺の拳銃』から取ろうと思ったんですが、引き画が多くて使えないんですよね。で、「さあ、男を手玉に取ろう」という場面の衣装を着た彼女の画像が、彼女のざっくばらんで不敵なイメージをよく表しているなあ~と思い、今回選んでみました。そして、今年のわたしのテーマが「不敵に、大胆に!」だというのもあります。

で、『淑女イブ』ですが、ヘンリー・フォンダ演じるビール会社の堅物御曹司を、バーバラ・スタンウィック演じる女詐欺師が手玉に取ろうとするというロマンティック・コメディ。

この映画は、あの堅物イメージのヘンリー・フォンダを徹底的におちょくる演出が強烈で、できたら大きなスクリーンで大きな音量で観るとよいですよ。というのも、効果音の演出効果をこれほど愚直に活かしている映画ってないですからね~。

あと、見どころとしては、バーバラ・スタンウィックの衣装とヘアスタイルの変化。ヒッチコックやオードリー・ヘップバーンの映画でおなじみの衣装デザイナーのイーデス・ヘッドの衣装が見どころのひとつで、最後のパーティーの衣装なんかもよいんですが、髪型の変化も要チェック!詐欺師が化けるわけですから、当然、変化に富んでいるわけなんですよね~。

というわけで、『淑女イブ』、できたらご覧ください!DVDは原題通りの『レディ・イブ』ですけど。

・去年の年賀状記事(2015年!年賀状)

レディ・イヴ [DVD]
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教授と美女 [DVD]
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深夜の告白 [DVD] FRT-118
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巨匠たちのハリウッド フリッツ・ラング傑作選 クラッシュ・バイ・ナイト [DVD]
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