切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

椎名林檎デビュー10周年。

2008-05-31 23:59:59 | カメレオンのための音楽
わたしの愛し、尊敬する椎名林檎嬢が今年でデビュー10周年。ファンクラブ会員宛にハガキが届きました。おめでとう!&歌舞伎座でお逢いしたいな!!

椎名林檎ファンクラブといえば、最初は「風雲ディストーション」だったんだけど、諸般の事情で改組されて今は「林檎班」という名前になっています。

わたしの場合は「風雲ディストーション」時代からの会員で、多分長いファンの部類なんじゃないかな~。

そもそも、わたしが椎名林檎に注目したのは、音楽のレンジが広いことと自分の言葉を持っているということ尽きるんですよね。

だいたい、若手女性ミュージシャンって、音楽の趣味の浅い人が多いし、歌詞を読んでも月並みな恋愛話か自分のことを語るばかりで、それも、じつに平凡な女の子同士のノートのやり取りみたいなレベルの言語表現がほとんどでしょ!

(要するに、あくまで表現として音楽をやっていこうという人がいないって意味なんだな~)

そんななか、「自分と同時代の矢野顕子や大貫妙子、戸川純みたいな女性ミュージシャンが出てこないかなあ~」なんて感じで探していたときに出会ったのが林檎嬢だった!

当時は「ここでキスして。」のシングルが出る前後くらいで、シングルの「幸福論」、「歌舞伎町の女王」と、ビジュアルイメージもサウンドコンセプトもまだ統一されていなかったし、ファンサイトでも体の弱い林檎嬢を心配する声が多かったくらい、地味な存在だったんだけど、曲が良かったし、歌詞も当時から見事に<自分の言葉>を操っていた!

そして、たま~に出演するラジオのおしゃべりの、拍子抜けするほどの腰の低さも印象的で、まだほとんどテレビに出ていなかった当時は、相当不思議キャラな人だなあ~なんて思っていたなあ~。

その後のブレイクや突然の妊娠、結婚、離婚、東京事変結成と、ご本人にとっても慌しい10年だったでしょうけれど、追いかけてきたファンにとっても充実した日々でした。

これからもどんどん進化していってほしいなあ~。

さて、最後にちょっとだけ苦言。

正直なことをいうと、わたしにとっての椎名林檎は、やっぱりソロ時代の三枚のアルバムまで。東京事変もいいバンドではあるし、クオリティも高いんだけど、やっぱり、極私的な部分を<表現>として消化できるソロ・アーティスト椎名林檎がわたしの興味の中心。

長い休養から復帰したときのパティ・スミスみたいに、リラックスした形でいいから、ソロ・椎名林檎がまた見たい、聴きたいというのが、本当のわたしの本音なんだけど、他のファンはどう思ってるんでしょうね?もちろん、当の林檎嬢も!
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