切られお富!

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読売日響 スクロヴァチェフスキー指揮(東京芸術劇場)09.23

2009-10-20 23:59:59 | カメレオンのための音楽
初めての生ブルックナーということで、定評のあるスクロヴァ氏の演奏を聴きに行きました。簡単に感想っ。

前にも書いているけど、わたしのクラシック鑑賞歴はだいたいこのブログの長さくらい。で、ほとんど中古CD中心のリスナーなので、生体験は「これからのお楽しみ」という感じですかね~。

なので、偉そうな分析はできませんが、印象めいたものだけ書きとめておくことにします。

今までのクラシック生体験を列挙すると、

・マーラー交響曲10番(群馬交響楽団)
・ベートーヴェン交響曲4番(ミュンヘン・フィル→これはミュンヘンのガスタイクで聴きました!)
・プッチーニ「トゥーランドット」(キエフ・オペラ)
・ショスターコビッチ「ムツェンツク群のマクベス夫人」(新国立劇場)

というわけで、いよいよ本題。

①ベートーヴェン・ピアノ協奏曲4番 ピアノ:アンドレ・ワッツ 

わたしは三階で聞いてたのですが、ピアノが反響しちゃってもうひとつよくわからなかったですね~。

個人的には、ベトP協だと、立派な5番、渋い4番より華麗な3番が好きで、4番風に渋く弾いてるひとの3番は苦手。

で、今回の4番。事前にいろいろ聴いて予習したのですが、改めて聴くと可愛い曲だなあ~と。

他の方も書いていて安心したのですが、割と今回の演奏、ピアノが自由というか、しっかり立派なオケに比して、ピアノは渋く弾いてる感じではなかった。

聴いた場所のせいかもしれないけど、オケとピアノがかっちりあるべき場所にはまっている狭苦しさは感じない演奏でしたね。

というわけで、わたしは割りと好きでしたよ、この曲自体はフェイヴァリットじゃなかったけど。

ま、どうも、表現が難しいな~、音楽は(笑)!

②ブルックナー交響曲9番 

待ってましたの、スクロヴァ爺のブルックナー。

早速感想ですが、わたし、ちょっと勘違いしてましたね~。

高齢の指揮者だから、テンポの遅い、渋~いブル9を想像してたら、イメージと違った!

確かに、テンポは遅い方だけど、何だか意外と若々しい感じ。

この世の果てみたいな、退廃的なブル9演奏とは対極にある、健康的なブルックナーだと思いました。

で、指揮者もオケも若気の至りっぽい元気ささえ感じた。

これはあくまで、クラシック・コンサート慣れしていない人間の感想なので、あまり当てにならないとは思いますが、スクロヴァのブルックナーってこんな感じなのかって、意外性がありましたね。まあわたしのCDの聞き込みが足りないのかしれないな~。

といって、別に批判しているんじゃなくて、演奏はすっごく楽しめました。

スクロヴァ爺はフォーエバー・ヤングなひとなのかしら?

来年のブル8はどんな演奏かな?

というわけで全然表現がこなれないなあ~。

まだまだ修行中のクラシック・リスナーです!

ブルックナー:交響曲第9番
スクロヴァチェフスキ(スタニスラフ)
BMGインターナショナル

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