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「フラガール」制作のシネカノン、再生法適用申請

2010-01-29 19:30:00 | アメリカの夜(映画日記)
~だそうですね。まあ、予想されたことではあるけど・・・。というわけで、若干の感想。

「フラガール」制作のシネカノン、再生法適用申請(読売新聞) - goo ニュース

①以前記事にした「映画ファンドの破綻」と関連した話なんですよね。

・「勝手に社長車購入」社長解任
・映画信託JDCが免許取り消しへ。

しかし、今後、中小の製作会社が資金を集めて映画をつくるとか、中小の配給会社が生き残っていくって道筋が見えなくなってきましたね~。どうなるのやら?

②「邦画の興行収入が3年ぶりに2千億」とか「邦高洋低」なんて記事が出ると、いかにも映画業界儲かってるみたいな印象を与えるけど、実際はとんでもないことになっているでしょ。

儲かってるのは東宝くらいだし、テレビ局とのタイアップ邦画ばっかりで、ガキ向け映画のオンパレード。映画文化も死滅の道をたどりだした2010年という感じがするなあ~。

しかし、公取委って、こういう業界寡占状態について何か手を打たないんでしょうか?アメリカが健全なのは、マイクロソフトにもメスが入るってことでしょ。

文化立国だなんだというけれど、ますますお寒い状況になっていくんじゃないですか?

ま、直接はシネカノンとは関係ないけれど・・・。

映画興行収入、3年ぶり2000億円超す(読売新聞) - goo ニュース
09年の邦画興行収入、過去最高 「邦高洋低」続く(共同通信) - goo ニュース


③映画の世界って、時代の寵児がどんどん変わっていくんですが、そういう点から考えても、不用意に本なんか出すもんじゃないですよね。

今までだって、奥山和由、仙頭武則、ギャガ社長・藤村氏、クラタマの旦那などいろんな人が一時的に注目を集めたけど、その後は・・・ですもんね~。

栄枯盛衰・・・。

シネカノン李鳳宇さんはその後どうなるのか?

でも、民事再生法だから、経営者として残るつもりなんだろうけど・・・。


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