毎年恒例の年賀状解説ですが、今年はアニバーサリーイヤーにちなんだ選択でした。ということで、答えは・・・
ま、映画のタイトルも入っているので簡単でしたね。D・W・グリフィス監督の『スージーの真心』より、リリアン・ギッシュの画像なのでした。1919年はグリフィス監督&リリアン・ギッシュの名作『散りゆく花』の公開年に当たるのですが、わたしはもう一つこの作品が好きではなくて、同年公開の『スージーの真心』の方が好きなので選んでみました。
しかし、『散りゆく花』公開から百年ですよ!たった百年で映画もここまで来たのかというのがわたしの感想で、百年というスパンは他の表現ジャンル(絵画とか文学、演劇、音楽等)に比べて、映画がいかに若いジャンルであるかがわかる数字だと思います。
歌舞伎では、今の仁左衛門や15代目の市村羽左衛門みたいに、晩年にいたるまで若者役を演じて不自然じゃない役者がいますけど、原則、リアリズムを基調にしている映画ではそういう人っていませんよね。でも、永遠に娘っぽいイメージを与え続けて年をとるという、稀有な存在はこのリリアン・ギッシュに止めを刺すでしょう。最晩年の『ウェディング』とか『八月の鯨』みたいに老婆の役でも可愛らしいっていうのは奇跡なんだと思いますよ。
というようなわけで、2019年はリリアン・ギッシュへのリスペクトと、いつまでも瑞々しさを保ちつつ年をとりたいなあ~という願いをこめて、選んでみました。しかし、来年はどうしようかな~。
PS:『スージーの真心』の国内版DVDは出てないと思うのですが、著作権切れ作品なのでネット動画で観ることができると思います。ちなみにわたしは学生時代に、京橋のフィルムセンターか御茶ノ水のアテネフランセのスクリーンで観た気がします。(記憶が曖昧!!)
ま、映画のタイトルも入っているので簡単でしたね。D・W・グリフィス監督の『スージーの真心』より、リリアン・ギッシュの画像なのでした。1919年はグリフィス監督&リリアン・ギッシュの名作『散りゆく花』の公開年に当たるのですが、わたしはもう一つこの作品が好きではなくて、同年公開の『スージーの真心』の方が好きなので選んでみました。
しかし、『散りゆく花』公開から百年ですよ!たった百年で映画もここまで来たのかというのがわたしの感想で、百年というスパンは他の表現ジャンル(絵画とか文学、演劇、音楽等)に比べて、映画がいかに若いジャンルであるかがわかる数字だと思います。
歌舞伎では、今の仁左衛門や15代目の市村羽左衛門みたいに、晩年にいたるまで若者役を演じて不自然じゃない役者がいますけど、原則、リアリズムを基調にしている映画ではそういう人っていませんよね。でも、永遠に娘っぽいイメージを与え続けて年をとるという、稀有な存在はこのリリアン・ギッシュに止めを刺すでしょう。最晩年の『ウェディング』とか『八月の鯨』みたいに老婆の役でも可愛らしいっていうのは奇跡なんだと思いますよ。
というようなわけで、2019年はリリアン・ギッシュへのリスペクトと、いつまでも瑞々しさを保ちつつ年をとりたいなあ~という願いをこめて、選んでみました。しかし、来年はどうしようかな~。
PS:『スージーの真心』の国内版DVDは出てないと思うのですが、著作権切れ作品なのでネット動画で観ることができると思います。ちなみにわたしは学生時代に、京橋のフィルムセンターか御茶ノ水のアテネフランセのスクリーンで観た気がします。(記憶が曖昧!!)
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さておき、流石ですね「スージーの真心」とは。素晴らしいですよね!私もアテネフランセで見たような…席を同じゅうしてたのでしょうか?ただ私は僭越ながら、百年で「ここまでなの?」という風に思ってしまいます~この映画のラストシーン…主人公二人が一本道を去っていく後ろ姿、その画面の向こう側を私たちは作れているのだろうか?と。映画だけの話じゃなくて。以上、年寄りの戯言でしたm(_ _)m
今年も(今年は?)いっぱい更新してくれると嬉しいです。期待してます。
一年後にコメント返ししているわたしもなんですが…。
去年、プロジェクターを購入したのですが(大きなテレビを買うよりコスパがよい!)、観たくなるのはサイレント映画ばかりです!(去年見直した中では「第七天国」がよかった!!)
映画も音楽も文学も、一回終わったなというのがわたしの感想で、2020年からもう一回再構築かな~という気がしています。
その核となるのはYouTubeかな~。最近はYouTubeばかり見ています。2020年は2019年よりは更新しそうなので、ご期待ください!