![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ff/f6de8ec3fe1cb7a6273e7a03f17ca070.jpg)
今年最初の歌舞伎観劇は、海老蔵の「伊達の十役」でした。開演4:00、終演9:30って、観てる方も長かったけど、やってる方はもっと大変なんでしょうね~。というわけで、本年最初の感想です!
この芝居は、「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」プラス「累(かさね)」って感じのストーリーですよね。伊達家のお家騒動に因果話が絡むみたいな。で、そのうちの十役を一人で演じるから「伊達の十役」というわけ。
さて、肝心の舞台の方。印象をつらつらと書いていきますが・・・。
序幕で、十役のパネルを前に海老蔵が役柄を解説するのですが、こういうときの海老蔵はわりと流し気味に喋りますよね~。以前からそんな気はしてましたが、猿之助の舞台の映像を見直して思ったのは、猿之助や今の勘三郎だったら、もうちょっとエンタメしたトークをするんじゃないかってこと。じつはシャイなんですかね、海老蔵って。
★
で、発端から序幕三場まで。
仁木弾正から赤松満祐の早替りで芝居は始まりますが、老け役で亡霊の赤松満祐。まだ、海老蔵は老け役こなせてないなあ~という印象。ま、通常やらないでしょうからね~。また、土手の道哲みたいな下司な男の役も、なんだか浮いた感じ・・・。猿之助だと、こういうイヤらしい狂言廻しがうまいところなんだけど、若い海老蔵には荷が重たかったか・・・。
しかし、一方で、足利頼兼みたいな貴公子役では、なぜか台詞がオカマ言葉調でわたしには違和感が・・・。ニンに合ってる役なんだからここはスマートにやって欲しかったなあ~。
で、次は兎角議論のある海老蔵の女形について。
まず、前提として言っておきたいのは、海老蔵の女形って、「肉食系男子・海老蔵の女装である」というのがわたしの見方。なので、女形芸としては、不十分な面が多々ありながら、客の気を惹く「何か」が、少なくとも今まではあった。
で、今回ですが、姉妹の妹役・累(かさね)の方は花道の台詞が現代風、姉の高尾の方は歩き方の肩の感じがどうも男っぽく、さすがに芝居となると無理があるなあ~という印象。もっとも、海老蔵も判っているから、累(かさね)の花道なんか、サービス精神でやったのかもしれませんが・・・。
その点、比較でいうなら、猿之助は女形もうまかったなあ~なんて、あとでビデオで確認して再認識してしまいました。
さて、序幕で若干感じたのは、早替りの際の見得の切り方の問題。
早替りの巧い猿之助や今の勘三郎の特徴って、替ったときの見得がちょっとあざというくらいにエンターテイメントしてるってことですよね。
その点でいうと、海老蔵の早替りは少しスマートで、さらっと流れてしまうきらいがある。替る速さ以上に、もったいをつけた替り身!そこが猿之助や勘三郎から学ぶべきポイントなのではないですかね?(ちょっと、偉そうですが・・・。)
海老蔵以外では、民部之助の獅童がスッキリ、きっぱりしていい感じ。笑也の京潟姫はニンに合っていて品があり、笑三郎の三浦屋女房はまさに適役の貫禄を見せていました!今回のこの芝居って、脇役がなかなか頑張っているんですよね!
★
さて、次はいよいよ「御殿」。
若君を暗殺から守る乳母・政岡の活躍を描く場面ですが、政岡を海老蔵。敵役・八汐を右近、毒入り菓子を持ってくる栄御前が笑三郎。
まず、海老蔵の政岡ですが、なにしろ女形の大役ですし、慎重、丁寧に演じようという姿勢は感じられました。が、さすがに荷が重かったのか、地味な印象しかの残らなかったですね~。(全体に、声をセーブしている感じか。)
若君鶴千代をかばって死んだ息子・千松への台詞「でかしゃった」が小声で、言葉にならない感じだったのはちょっと新しい気がしましたけどね~。それと、栄御前を見送る花道の目の鋭さ。
ここでは、八汐の右近が、久々にちゃんと憎らしい、おっかない八汐だったのが収穫。鏡を使って政岡の様子を確かめる、上方の珍しい型もよかったしね。
それと、笑三郎の栄御前が、役の貫禄をよく表現。体格が良いということもあるんだけど、舞台栄えがする良い出来でした。
で、政岡が千松の敵・八汐を討って、御殿床下。
仁木の化けた大鼠を鉄扇で撃つ荒獅子男之助を海老蔵。
政岡と違って、これはニンにあった役。演じる方も発散した雰囲気があったんだけど、個人的にはもっと暴れた男之助でもよかったかな~という印象でした。というのも、ここまでで、観客サイド(といっても、わたしだけかもしれないけど・・・。)にもフラストレーションが溜まっていましたからね。
そして、花道スッポンから煙とともに仁木弾正が登場。宙乗りの引っ込みへ!
ここはこの芝居のクライマックスのひとつだと思うんだけど、まず、海老蔵の仁木はかなりおっかない雰囲気の仁木でした。顔つき、目付き、悪そのものって感じ。
仁左衛門がこの役をやると、役の善悪を超えて、ひたすらにカッコイイわけだけど、海老蔵の場合はこの役の悪の部分が強調されてきますよね。
なので、その面差しの異様さには圧倒されたって印象ではあります。
ところが、その後の宙乗りの引っ込み、ここが意外にも地味。というのも、猿之助の場合は袴の払い方に躍動感があったんだけど、海老蔵はわりとすんなり上がってちゃうんですよね。いまだに、猿之助=仁木の引っ込みの連続写真が頭にあるわたしは、どうも物足りなさを感じてしまいました。
★
さて、次は問注所の場面。
門前の目まぐるしい早替りは、見応えアリのスピード感で、スリリング。
そして、花道奥からの細川勝元(海老蔵)の声と出。ここが意外と、海老蔵、スイートな発声で、たとえば三津五郎みたいなピシャリとした感じを期待したわたしには物足りなかった。少し朗々とし過ぎていて、正義の味方のいい放した感じにはならなかったですね~。とはいえ、これはわたしの好みの問題で、この役としては及第点なんだと思いますけれど・・・。
また、このあたりで思ったのは、悪党役の土手の道哲みたいな役を海老蔵が猿之助の風のちょっと平べったい調子でやると、團十郎の発声に似てくるんですよね。役者としては割合古風な芝居という意味で、猿之助と團十郎って芸風的に近接してるんじゃないかしら?と思ってしまいましたね~。
で、お白洲のあと、おとなしくなったかに思えた悪人・仁木弾正が渡辺外記左衛門( 市蔵)に襲い掛かるくだり。
個人的には、この場面がこの舞台一番の出来でしたね~。外記を刺して、花道七三へ走るくだり、その殺人者の殺気が怖かった!それに、止めを刺そうするときの視線!こういう「悪」こそが海老蔵の魅力なんじゃないですか?
で、このあとの巨大鼠登場はご愛嬌として、最後、大喜利。
★
まず、「垂帽子不器用娘(ひらりぼうしざいしょのふつつか)」という外題がわたしは好きです。
で、ここは紅葉版道成寺って感じの舞踊ですよね。(通常の道成寺はもちろん桜咲く季節)
鐘を釣る綱が紫と白だってところがわたしには面白かったんだけど、花道から登場する笑也の京潟姫が端正、静謐でわたし好みだったなあ~。
で、海老蔵演じる累(かさね)の亡霊ですが、ドロドロっと太鼓、そして笛が鳴り、不穏な雰囲気になってからの海老蔵の鐘を見つめる目が素晴らしかった!
そして、最後は、道成寺と違って、蛇が鐘に絡みつく~。
★
というわけで、だいぶ厳しいことも書きつつ、舞台自体は楽しみました。
演じ分けという点では、普段女形をやらない海老蔵にはハンディがあるし、老け役もまだまだ・・・。
ただ、天保の改革で江戸を追放されたという伝説を持つ、七代目團十郎の狂言を成田屋、それも七代目的な奔放さをもつ海老蔵が演じた!ということに将来的な期待が持てるのではないでしょうか!
というわけで、トータル的には努力賞って感じの舞台でした!
なお、脇役陣は予想以上に健闘!今まで書いた以外では、大江鬼貫の猿弥が押し出し立派!ブラボー!!(わたしの観た日は休演前でした!)
★ ★ ★
夜の部
慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)
猿之助十八番の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候
発 端 稲村ヶ崎の場
序 幕 第一場 鎌倉花水橋の場
第二場 大磯廓三浦屋の場
第三場 三浦屋奥座敷の場
二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
三幕目 第一場 足利家奥殿の場
第二場 同床下の場
四幕目 第一場 山名館奥書院の場
第二場 問註所門前の場
第三場 問註所白洲の場
大喜利 「垂帽子不器用娘(ひらりぼうしざいしょのふつつか)」
口上
仁木弾正/絹川与右衛門
赤松満祐/足利頼兼
土手の道哲/高尾太夫 海老蔵
腰元累/乳人政岡
荒獅子男之助/細川勝元
渡辺民部之助 獅 童
八汐/祐念上人 右 近
京潟姫 笑 也
三浦屋女房松代/栄御前 笑三郎
山中鹿之助/むてき坊 弘太郎
山名持豊 寿 猿
松島 春 猿
大江鬼貫/ひっち坊 猿 弥
渡辺外記左衛門 市 蔵
沖の井 門之助
この芝居は、「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」プラス「累(かさね)」って感じのストーリーですよね。伊達家のお家騒動に因果話が絡むみたいな。で、そのうちの十役を一人で演じるから「伊達の十役」というわけ。
さて、肝心の舞台の方。印象をつらつらと書いていきますが・・・。
序幕で、十役のパネルを前に海老蔵が役柄を解説するのですが、こういうときの海老蔵はわりと流し気味に喋りますよね~。以前からそんな気はしてましたが、猿之助の舞台の映像を見直して思ったのは、猿之助や今の勘三郎だったら、もうちょっとエンタメしたトークをするんじゃないかってこと。じつはシャイなんですかね、海老蔵って。
★
で、発端から序幕三場まで。
仁木弾正から赤松満祐の早替りで芝居は始まりますが、老け役で亡霊の赤松満祐。まだ、海老蔵は老け役こなせてないなあ~という印象。ま、通常やらないでしょうからね~。また、土手の道哲みたいな下司な男の役も、なんだか浮いた感じ・・・。猿之助だと、こういうイヤらしい狂言廻しがうまいところなんだけど、若い海老蔵には荷が重たかったか・・・。
しかし、一方で、足利頼兼みたいな貴公子役では、なぜか台詞がオカマ言葉調でわたしには違和感が・・・。ニンに合ってる役なんだからここはスマートにやって欲しかったなあ~。
で、次は兎角議論のある海老蔵の女形について。
まず、前提として言っておきたいのは、海老蔵の女形って、「肉食系男子・海老蔵の女装である」というのがわたしの見方。なので、女形芸としては、不十分な面が多々ありながら、客の気を惹く「何か」が、少なくとも今まではあった。
で、今回ですが、姉妹の妹役・累(かさね)の方は花道の台詞が現代風、姉の高尾の方は歩き方の肩の感じがどうも男っぽく、さすがに芝居となると無理があるなあ~という印象。もっとも、海老蔵も判っているから、累(かさね)の花道なんか、サービス精神でやったのかもしれませんが・・・。
その点、比較でいうなら、猿之助は女形もうまかったなあ~なんて、あとでビデオで確認して再認識してしまいました。
さて、序幕で若干感じたのは、早替りの際の見得の切り方の問題。
早替りの巧い猿之助や今の勘三郎の特徴って、替ったときの見得がちょっとあざというくらいにエンターテイメントしてるってことですよね。
その点でいうと、海老蔵の早替りは少しスマートで、さらっと流れてしまうきらいがある。替る速さ以上に、もったいをつけた替り身!そこが猿之助や勘三郎から学ぶべきポイントなのではないですかね?(ちょっと、偉そうですが・・・。)
海老蔵以外では、民部之助の獅童がスッキリ、きっぱりしていい感じ。笑也の京潟姫はニンに合っていて品があり、笑三郎の三浦屋女房はまさに適役の貫禄を見せていました!今回のこの芝居って、脇役がなかなか頑張っているんですよね!
★
さて、次はいよいよ「御殿」。
若君を暗殺から守る乳母・政岡の活躍を描く場面ですが、政岡を海老蔵。敵役・八汐を右近、毒入り菓子を持ってくる栄御前が笑三郎。
まず、海老蔵の政岡ですが、なにしろ女形の大役ですし、慎重、丁寧に演じようという姿勢は感じられました。が、さすがに荷が重かったのか、地味な印象しかの残らなかったですね~。(全体に、声をセーブしている感じか。)
若君鶴千代をかばって死んだ息子・千松への台詞「でかしゃった」が小声で、言葉にならない感じだったのはちょっと新しい気がしましたけどね~。それと、栄御前を見送る花道の目の鋭さ。
ここでは、八汐の右近が、久々にちゃんと憎らしい、おっかない八汐だったのが収穫。鏡を使って政岡の様子を確かめる、上方の珍しい型もよかったしね。
それと、笑三郎の栄御前が、役の貫禄をよく表現。体格が良いということもあるんだけど、舞台栄えがする良い出来でした。
で、政岡が千松の敵・八汐を討って、御殿床下。
仁木の化けた大鼠を鉄扇で撃つ荒獅子男之助を海老蔵。
政岡と違って、これはニンにあった役。演じる方も発散した雰囲気があったんだけど、個人的にはもっと暴れた男之助でもよかったかな~という印象でした。というのも、ここまでで、観客サイド(といっても、わたしだけかもしれないけど・・・。)にもフラストレーションが溜まっていましたからね。
そして、花道スッポンから煙とともに仁木弾正が登場。宙乗りの引っ込みへ!
ここはこの芝居のクライマックスのひとつだと思うんだけど、まず、海老蔵の仁木はかなりおっかない雰囲気の仁木でした。顔つき、目付き、悪そのものって感じ。
仁左衛門がこの役をやると、役の善悪を超えて、ひたすらにカッコイイわけだけど、海老蔵の場合はこの役の悪の部分が強調されてきますよね。
なので、その面差しの異様さには圧倒されたって印象ではあります。
ところが、その後の宙乗りの引っ込み、ここが意外にも地味。というのも、猿之助の場合は袴の払い方に躍動感があったんだけど、海老蔵はわりとすんなり上がってちゃうんですよね。いまだに、猿之助=仁木の引っ込みの連続写真が頭にあるわたしは、どうも物足りなさを感じてしまいました。
★
さて、次は問注所の場面。
門前の目まぐるしい早替りは、見応えアリのスピード感で、スリリング。
そして、花道奥からの細川勝元(海老蔵)の声と出。ここが意外と、海老蔵、スイートな発声で、たとえば三津五郎みたいなピシャリとした感じを期待したわたしには物足りなかった。少し朗々とし過ぎていて、正義の味方のいい放した感じにはならなかったですね~。とはいえ、これはわたしの好みの問題で、この役としては及第点なんだと思いますけれど・・・。
また、このあたりで思ったのは、悪党役の土手の道哲みたいな役を海老蔵が猿之助の風のちょっと平べったい調子でやると、團十郎の発声に似てくるんですよね。役者としては割合古風な芝居という意味で、猿之助と團十郎って芸風的に近接してるんじゃないかしら?と思ってしまいましたね~。
で、お白洲のあと、おとなしくなったかに思えた悪人・仁木弾正が渡辺外記左衛門( 市蔵)に襲い掛かるくだり。
個人的には、この場面がこの舞台一番の出来でしたね~。外記を刺して、花道七三へ走るくだり、その殺人者の殺気が怖かった!それに、止めを刺そうするときの視線!こういう「悪」こそが海老蔵の魅力なんじゃないですか?
で、このあとの巨大鼠登場はご愛嬌として、最後、大喜利。
★
まず、「垂帽子不器用娘(ひらりぼうしざいしょのふつつか)」という外題がわたしは好きです。
で、ここは紅葉版道成寺って感じの舞踊ですよね。(通常の道成寺はもちろん桜咲く季節)
鐘を釣る綱が紫と白だってところがわたしには面白かったんだけど、花道から登場する笑也の京潟姫が端正、静謐でわたし好みだったなあ~。
で、海老蔵演じる累(かさね)の亡霊ですが、ドロドロっと太鼓、そして笛が鳴り、不穏な雰囲気になってからの海老蔵の鐘を見つめる目が素晴らしかった!
そして、最後は、道成寺と違って、蛇が鐘に絡みつく~。
★
というわけで、だいぶ厳しいことも書きつつ、舞台自体は楽しみました。
演じ分けという点では、普段女形をやらない海老蔵にはハンディがあるし、老け役もまだまだ・・・。
ただ、天保の改革で江戸を追放されたという伝説を持つ、七代目團十郎の狂言を成田屋、それも七代目的な奔放さをもつ海老蔵が演じた!ということに将来的な期待が持てるのではないでしょうか!
というわけで、トータル的には努力賞って感じの舞台でした!
なお、脇役陣は予想以上に健闘!今まで書いた以外では、大江鬼貫の猿弥が押し出し立派!ブラボー!!(わたしの観た日は休演前でした!)
★ ★ ★
夜の部
慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)
猿之助十八番の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候
発 端 稲村ヶ崎の場
序 幕 第一場 鎌倉花水橋の場
第二場 大磯廓三浦屋の場
第三場 三浦屋奥座敷の場
二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
三幕目 第一場 足利家奥殿の場
第二場 同床下の場
四幕目 第一場 山名館奥書院の場
第二場 問註所門前の場
第三場 問註所白洲の場
大喜利 「垂帽子不器用娘(ひらりぼうしざいしょのふつつか)」
口上
仁木弾正/絹川与右衛門
赤松満祐/足利頼兼
土手の道哲/高尾太夫 海老蔵
腰元累/乳人政岡
荒獅子男之助/細川勝元
渡辺民部之助 獅 童
八汐/祐念上人 右 近
京潟姫 笑 也
三浦屋女房松代/栄御前 笑三郎
山中鹿之助/むてき坊 弘太郎
山名持豊 寿 猿
松島 春 猿
大江鬼貫/ひっち坊 猿 弥
渡辺外記左衛門 市 蔵
沖の井 門之助
劇評を楽しみに待っていました。
大変詳しいレポートをありがとうございました。
渡辺保さんの劇評を見て、そんな訳ないでしょうと、思ったところがありましたから、こちらを拝見して納得がいきました。
舞台をそのまま素直に、的確に伝えてくださっているので、DVDで見た猿之助丈の演技を思い出しながら、想像の世界で楽しみました。
どうも、海老蔵丈で一番よかったのは、やっぱり、仁木のようでしたね。
関西か名古屋で再演されれば、見に行きたいです。
たぶん、関西や名古屋でもやるんだと思いますよ。
というのも、2階席がなかなか埋まらない新橋演舞場なのに、よ~くお客さんが入っていましたから。
婚約効果もあるんですかね?
歌舞伎座工事中は、海老蔵もいろいろなところを周るんじゃないでしょうか。