銀座ルールと歌舞伎座。

このブログではたびたび歌舞伎座建て替え問題を取り上げてきたんだけど、なかなかはっきりした情報がわからず、歌舞伎座常連たち（わたしも含む）の不安は解消されそうにない！ところで、最近のニュースで「銀座ルール」という言葉を聞いたことはありませんか？

・松坂屋：超高層ビル断念　「銀座ルール」で見直し

これは、銀座地区で高さを５６メートルを超える建物建築を規制する「ルール」のことなんだけど、この「ルール」のおかげで松坂屋が高層化を断念。そういえば、高層化が噂される銀座のあの建物はどうなるんだって疑問が沸いてきたわたしだったんですが・・・。

結論から言うと、この「銀座ルール」、歌舞伎座周辺には適用されないことになり、歌舞伎座高層化を間接的に後押しされた格好。さて、どんな新・歌舞伎座になるんでしょう？

同じ場所に歌舞伎座を建て直すとなれば、一度取り壊すわけで、代替劇場（新橋演舞場が有力か？）で興行となるだろうし、代替劇場の興行はまた別の劇場に移ることに。もちろん、歌舞伎座には歌舞伎座で働く裏方がたくさんいるわけで、3年はかかるとされる建設期間の雇用はいったいどうなるのか？建物がきれいになっても、人材が維持されているのか疑問もあり、問題山積だなあって感じもしますね。

個人的には、前にも書いたけど、代替劇場、新・歌舞伎座ともども「幕見席」は十分確保してねって言いたいところなんですが！