切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

嗚呼、無念!ソニー S-VHSビデオテープ「V」生産完了…。

2007-04-01 23:07:55 | 日日雑記
ここのところ、電気屋さんのビデオテープのコーナーがどんどんDVDーRに侵食されてすっかり淋しい状況なんだけど、録画については、今もってビデオ、DVD並存状態のわたしにとって、「受難の時代」が近づいてきたなあって感じはひしひしとありました。しかし、それもいよいよ現実に・・・。わたしが長年愛用してきたソニーのS-VHSビデオテープ「V」。いつものお店で買おうとしたら見当たらず、あれって思って店員さんに聞いてみたら、「生産終了になりました!」とのこと。ええ~、ソニーからやめるなんて、おいおいおいって感じだよ!!

・ソニー製品の告知

ビデオテープとの付き合いは、もちろんスタンダードから始まり、HGもよく使ったけど、やっぱりS-VHS登場はわたしにとって感動的だった!

映画といえばなんでも撮り溜めていたわたしは、標準では経費がどうしても嵩んでしまうので、3倍でも画質があまり落ちないS-VHS登場にほんとに狂喜した。

画質問題って、じつはメーカーの差も結構大きいのだけど、個人的に一番信用していたのが一応ソニー。ホントたくさん使ってきました。

わたしの周辺でもこのテープ愛用者が結構居たので、人気商品だったと思うのだけど、まさかソニーから撤退なんて想像もしなかったなあ~。

わたしがテープメディアにこだわってきた理由には、某大手家電メーカーの方の発言、「今の録画DVDの画質は2、3年で劣化する。」というのを聞いてしまったからで、DVDは画質が落ちないという巷の宣伝は眉唾だといまだにわたしは思っている。

ただ、CD登場当時も、「○年後にCDの音は消えてしまう」なんて噂もあったそうだから、似たような"都市伝説"の可能性もあるけど、事実はどうなんでしょう?

しかし、長かったビデオ時代がほんのここ何年かで録画DVDに取って代わられるなんて、誰が想像しただろう?

考えてみれば、カセットテープからDAT、MD、CD-R、いまやハードディスクと比較的短期間に、メーカーの都合?で変わってきたし、そういえば、ぼちぼち地上波デジタルの2011年も近づいてきた。

ゴミを増やすための技術革新?なんて疑問ももたげてくるなあ~。

というわけで、DVDレコーダーもう一台買おうかな・・・。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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コメントありがとうございます。  (切られお富 )
2007-04-17 00:14:53
わたしなんかは、根が貧乏性なので、なかなか物が捨てられないのですが、アンチデジタル的な「捨てない技術」、「整理しない技術」と、ある種のノスタルジーはどこかで繋がっているような感じが最近しています。

でも、整理できない人間の言い訳に過ぎないのでしょうけれど・・・。
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Unknown (しんいちろう)
2007-04-03 05:59:23
>ゴミを増やすための技術革新?なんて疑問ももたげてくるなあ~。

映画にしろ音楽にしろ、個人的なアーカイブのようなものは、今後はインターネット上の個人アカウントに保存する…というかたちになるのではないですかね。

ぼくも部屋の壁にぎっしりと並んだCDなどを見ていると、最近は暗澹たる気持ちになるばかりです。こういうふうに蔵書のようにパッケージメディアを所有する…という文化も、廃れていくのはまちがいないでしょうね。

ソニーといえば出井会長の時代に鳴り物入りで発売されたSACDは日本でも米国でも苦戦続きで、ろくにソフトも出ませんね。
IPODがこれだけ普及して、SACDがまったくそっぽを向かれてしまったというのは、何か象徴的なことのような気がしますね。
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