切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

ホリエモン、久々のテレビ出演をめぐって。

2006-12-03 22:46:55 | TVピープル
朝、たまたまテレビをつけたら、サンプロにあのホリエモンが出演。田原総一郎を相手に裁判のことや近況を語っていたんだけど、観た人たちはどう思ったんだろう?まさか、また擁護する連中が増えてくるのかな?

結論から言うと、わたしは大いに呆れました。

前にも書いたように、上場企業の代表取締役が、代表権を持っている人間としての責任について逃げまくっている発言を連発。百歩譲って、本当に何も知らなかったとしても、社長が決裁したに決まっている有価証券報告書の虚偽記載の内容について、自分には責任がないなんていえるんでしょうか?そんなこと、社会人ならあるわけないって思いますよね?(学生じゃあ、実感としてわからないかもしれないけれど。)

わたしが一番腹が立ったのは、番組中、彼個人を信用して株を買った株主に対して何にも詫び事をいわなかったこと。裁判に勝つと確信しているとしても、自分のせいで株主に迷惑をかけたとか、検察は株主にたいして責任があるなどの発言が出るんだろうなと思っていたわたしは、この男の自己チューぶりにホント、呆れ返ってしまいました。おまけに、宮内氏に愛人がいることなども暴露したりして、もう救いようがないなって思いましたね。

また、こないだ出た本『ヒルズ黙示録・最終章』に出てきた、じつはソニーの株を狙っていたという話も番組冒頭で肯定し、いくら落ち目のソニーでもこんなモラルハザードな乗っ取り屋にやられたら日本の恥だったなあなんて思ってしまいましたよ。

彼個人の態度でいうと、以前とまったく変わらないものの、何かまったく神通力が失せたというか、同じノリでも画面から受ける説得力は格段に落ちたなあというのがわたしの率直な印象。もっとも、はじめから説得力がないのは、逮捕前から散々書いてきましたけどね。

最近メディアから消えた亀田ファミリー同様、時間が開けば、「浮かれていたあの頃って何だったの?」っていう感慨にいたるものなんだなあなんて思った、師走最初の日曜日でした。

ヒルズ黙示録・最終章

朝日新聞社

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