わたしの旅の基本はなんといっても、徒歩。多少の距離ならどんどん歩くし、そのあまりに激しい有酸素運動ゆえ(?)、帰国したら体重が減っていたなんてこともあるくらい。何で交通機関を使わないんだっていわれても、それが楽しいからとしか言いようがないし、道々立ち寄るバールやカフェっていうのも海外ならではの楽しみ。ただ、そんなわたしでも今回のナポリでは随分歩き甲斐があったなぁって感じではあるんだけど…。
クリスマスの日の午後にナポリ中央駅に到着して、手際よく駅の近くの安いホテルを見つけ、駅周辺を散策したんだけど、前の記事にも書いたように目ぼしいお店はお休みだし、街中は文字通りゴミゴミしていて、あっさり断念。明日は月曜日だし、今日は食事して終わりにしようってことで、早々にホテルへ退散した。
そして、翌日…。
ところで、どうもナポリのよくないところばかり言うようでなんだけど、ナポリの観光地としての欠点は、中央駅から観光名所までが少し離れていること。おまけに、バスは通っているけど、地下鉄の駅は観光名所から遠くて、あまり役に立たない。このことは、当のナポリ人も自覚しているらしく、ナポリ市内は現在大規模な地下鉄工事真っ最中。歩くのが好きじゃない人、海外のバスが好きじゃない人は地下鉄開通後にナポリに行く方がいいかもしれない。
さて、朝から元気にウンベルト1世通りを下っていったわたしが気になったのは、凄まじい交通渋滞の道を平気で渡っていくナポリッ子たちの姿。外国人は大概信号なんか守らないものだけど、ここの交通量は度を越しているし、日本人の感覚では到底わたること不可能な状態でも、人間優先とばかり平気で渡って行く。おまけに、松葉杖をついた足の悪い人の多いこと(道がでこぼこの石畳だから車椅子は無理ってことかな?)。しかも、彼らにしてもぴょんぴょん平気で車の横をすり抜けていく。なんだか、このこと自体にこの土地の人間哲学があるようで、大阪にはじめていったとき以来の感覚かな、これは!
そして、ムニチーピオ広場、ヌオーヴォ城、プレピシート広場といった辺りからナポリ湾が見えてきて、海に突き出した卵城まで来たときには景色が一変。
「嗚呼、やっぱりナポリを見てから死ね、だな」っていうような眺望が広がる。例のことわざ自体が卵城からの眺めをいっているというし、後で知ったことだけどゲーテがイタリア紀行で宿を取ったのもムニチーピオ広場のあたりだったらしい。
中央駅周辺の庶民的な風景と沿岸地区の高級リゾート地といった雰囲気の分裂。しかし、この分裂って何ってことを考えながら、次に向かった先は女王の名前のついた庶民のピッツァ、「マルゲリータ」の発祥の店・ブランディ。
ピッツァっていう庶民の食べ物に女王の名前がついてるってことが、ナポリという町の分裂を象徴しているってわたしは推測しているんですけど、どうかな…。
というわけで、続きは後日。
クリスマスの日の午後にナポリ中央駅に到着して、手際よく駅の近くの安いホテルを見つけ、駅周辺を散策したんだけど、前の記事にも書いたように目ぼしいお店はお休みだし、街中は文字通りゴミゴミしていて、あっさり断念。明日は月曜日だし、今日は食事して終わりにしようってことで、早々にホテルへ退散した。
そして、翌日…。
ところで、どうもナポリのよくないところばかり言うようでなんだけど、ナポリの観光地としての欠点は、中央駅から観光名所までが少し離れていること。おまけに、バスは通っているけど、地下鉄の駅は観光名所から遠くて、あまり役に立たない。このことは、当のナポリ人も自覚しているらしく、ナポリ市内は現在大規模な地下鉄工事真っ最中。歩くのが好きじゃない人、海外のバスが好きじゃない人は地下鉄開通後にナポリに行く方がいいかもしれない。
さて、朝から元気にウンベルト1世通りを下っていったわたしが気になったのは、凄まじい交通渋滞の道を平気で渡っていくナポリッ子たちの姿。外国人は大概信号なんか守らないものだけど、ここの交通量は度を越しているし、日本人の感覚では到底わたること不可能な状態でも、人間優先とばかり平気で渡って行く。おまけに、松葉杖をついた足の悪い人の多いこと(道がでこぼこの石畳だから車椅子は無理ってことかな?)。しかも、彼らにしてもぴょんぴょん平気で車の横をすり抜けていく。なんだか、このこと自体にこの土地の人間哲学があるようで、大阪にはじめていったとき以来の感覚かな、これは!
そして、ムニチーピオ広場、ヌオーヴォ城、プレピシート広場といった辺りからナポリ湾が見えてきて、海に突き出した卵城まで来たときには景色が一変。
「嗚呼、やっぱりナポリを見てから死ね、だな」っていうような眺望が広がる。例のことわざ自体が卵城からの眺めをいっているというし、後で知ったことだけどゲーテがイタリア紀行で宿を取ったのもムニチーピオ広場のあたりだったらしい。
中央駅周辺の庶民的な風景と沿岸地区の高級リゾート地といった雰囲気の分裂。しかし、この分裂って何ってことを考えながら、次に向かった先は女王の名前のついた庶民のピッツァ、「マルゲリータ」の発祥の店・ブランディ。
ピッツァっていう庶民の食べ物に女王の名前がついてるってことが、ナポリという町の分裂を象徴しているってわたしは推測しているんですけど、どうかな…。
というわけで、続きは後日。
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