これは文楽を愛するすべての者にとって、本当に悲しいニュース。文楽の切場語り・豊竹十九大夫(とよたけとくたゆう)元・代表理事が、「むつみ会」の積立金を私的流用していたことが明らかになった。今月も出演中だそうですが、今後どうなるのだろう…。
・文楽大夫、5千万円私的流用 福利厚生団体資金から
・文楽太夫が5000万円流用 福利厚生団体の口座から
・文楽 技芸員互助組織の積立金流用、前代表の大夫を告訴へ
・文楽協会が豊竹十九大夫氏を解雇、福利団体は横領で告訴へ
豊竹十九大夫といえば、四人しかいない切場語りの一人。「切場語り」というのは、浄瑠璃の重要な場面を語ることのできる大夫としての最高の格で、なかでも十九大夫といえば、声量豊かな朗朗とした語りが特徴だとわたしは考えてきた。
あまり、休演したという記憶もないから、本人も気力体力充実した時期だと思っていたのですけどね…。それに、9月に聞いた菅原伝授手習鑑「丞相名残の段」の語りの清冽さは、今まで聞いた十九大夫の語りのなかでも最高だと思ったんですけど…。
ただ、積立金は病気などで休演が続く演者への生活費などに使われているというし、やったことの責任は重大。本人も「身の処し方は考えている」と話しているそうですが…。
そして、わたしが心配しているのは、ご本人のこともさることながら、息子・新大夫のこと。
辛いでしょうが、大夫を続けてください。
それだけを祈っています。
・文楽大夫、5千万円私的流用 福利厚生団体資金から
・文楽太夫が5000万円流用 福利厚生団体の口座から
・文楽 技芸員互助組織の積立金流用、前代表の大夫を告訴へ
・文楽協会が豊竹十九大夫氏を解雇、福利団体は横領で告訴へ
豊竹十九大夫といえば、四人しかいない切場語りの一人。「切場語り」というのは、浄瑠璃の重要な場面を語ることのできる大夫としての最高の格で、なかでも十九大夫といえば、声量豊かな朗朗とした語りが特徴だとわたしは考えてきた。
あまり、休演したという記憶もないから、本人も気力体力充実した時期だと思っていたのですけどね…。それに、9月に聞いた菅原伝授手習鑑「丞相名残の段」の語りの清冽さは、今まで聞いた十九大夫の語りのなかでも最高だと思ったんですけど…。
ただ、積立金は病気などで休演が続く演者への生活費などに使われているというし、やったことの責任は重大。本人も「身の処し方は考えている」と話しているそうですが…。
そして、わたしが心配しているのは、ご本人のこともさることながら、息子・新大夫のこと。
辛いでしょうが、大夫を続けてください。
それだけを祈っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます