切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

誰もわからない話、ふたつ。

2010-01-22 23:59:59 | TVピープル
まあ、愚痴です・・・。

①裁判員制度って、導入されるときはいろいろ議論があったけど、なんだか、論議自体が風化されてきた感じ・・・。というか、どれほど意味があったのか検証すべきだけど、もはや既定事実化してしまってますよね。

だから、「遺体写真直視できず、裁判員解任」ってニュースは、「重大な刑事事件に裁判員制度を導入した意味」を考え直すいい機会なのではないかと!

やっぱり、見なくていいモノって人生のなかであるはずだし、国家に強制されて見なくてはいけないって、やっぱり変。

わたしは裁判員制度は行政訴訟や憲法問題などに絞ったらどうかと思いますね~。

それと、労働参審制を導入して、労働問題の裁判こそ労働者、経営者相互の声を聞くべきだと思うな~。民間企業に就職したことのない(たぶん、民間企業では役に立たない!)裁判官の判断に任せるんじゃなくてね!

日弁連あたりは、総括の議論をしてくださいよ!あるいは、マスコミね!

②<地デジ化の理由「知らない」4割>という記事は、示唆的ですよ。

要するに、ユーザーレベルで地デジが熱望されているわけでもないし、テレビ局など関係者はその経費増大に苦しんでる。

にもかかわらず、地デジにたいする疑問は、テレビメディアでは問うこと自体がタブーになってるでしょ?これって、ほんとに不健全ですよ。裸で寝てた草なぎメンバーどころじゃないくらい変!

結局、総務省の産業政策ミス・リーディングだったわけだけど、許認可権を嵩(かさ)にきて、批判を許さない総務省。口ほどにもなく、長いものに巻かれているテレビメディア。

でも、広告不況にデジタル化費用で、アップアップになってきたテレビ局は反旗を翻したりしないのかしら?いや、やっぱりしないよね~。下請けイジメで乗り切るんだろうからさ~。

というわけで、「官僚が産業を引っ張った」みたいな城山三郎の『官僚たちの夏』のような話は、まったくの的外れだってことが、この「地デジ問題」だけでもよくわかるんじゃないでしょうか?

ま、黄昏の国って感じがしてきましたね。中国企業の株でも買った方が良いのかしら?

地デジにしたいなんて誰が言った!? (晋遊舎ブラック新書 10)
荒川 顕一
晋遊舎

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