たまたま知ったんですが、沢木耕太郎の『若き実力者たち』という本に、海老蔵時代の十二代目團十郎に関する文章があるんですよね。そこで、團十郎の声がなぜ父親とは違うバリトンボイスになったかについてのくだりがあって、妙に納得してしまいました。知ってる人は知っているんでしょうが、わたしは不覚でしたね~。
病気で苦労した父十一代目の指示で、扁桃腺肥大にアデノイドと手術繰り返したため、喉を痛めたというのが真相だそうだけど、神経質な十一代目らしい話だと納得。「夏雄の笛をこわしちまった。いつか直してやんなきゃならない」というのが十一代目の口癖だったとか。
でも、わたしはあの声ゆえに、十二代目は自分の境地を作ったと、このブログでも力説してきたので、これも運命なんだろうなと思っています。
しかし、死後にこの本を読むことになろうとは。わたしも大不覚だな…。
PS:成田屋関係者は認めてないらしいけど、十一代目とその夫人をモデルにした宮尾登美子の小説『きのね』は傑作。わたしは最後、涙が止まりませんでしたよ。興味のある方はどうぞ。
病気で苦労した父十一代目の指示で、扁桃腺肥大にアデノイドと手術繰り返したため、喉を痛めたというのが真相だそうだけど、神経質な十一代目らしい話だと納得。「夏雄の笛をこわしちまった。いつか直してやんなきゃならない」というのが十一代目の口癖だったとか。
でも、わたしはあの声ゆえに、十二代目は自分の境地を作ったと、このブログでも力説してきたので、これも運命なんだろうなと思っています。
しかし、死後にこの本を読むことになろうとは。わたしも大不覚だな…。
PS:成田屋関係者は認めてないらしいけど、十一代目とその夫人をモデルにした宮尾登美子の小説『きのね』は傑作。わたしは最後、涙が止まりませんでしたよ。興味のある方はどうぞ。
若き実力者たち (文春文庫) | |
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きのね〈上〉 (新潮文庫) | |
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