本日、柳家小三治の独演会に行ってきました。今年は忙しくて、落語に行くのは久しぶり。でも、良かったです。「禁酒番屋」と「出来心」が聴けるなんてね!
小三治登場の前が、禽太夫の「たらちね」だったんだけど、禽太夫が調布の小島町在住とは?!
さて、小三治。
まずは「禁酒番屋」。師匠小さんの十八番だし、小さんのテープ(!)は昔くり返し聴きました。小さんのは剣道をやっていた人らしい、凛とした、それでもおかしい武士の世界って感じだったけど、小三治のは融通無碍な酔っ払いが面白くて、いい意味で違う。錦織圭のテニスを観ていたので調子が悪いなんて言っていたけど、マクラから最高でした。
次が「出来心」。マクラなしでいきなりの始まり方が人情噺っぽいのに、軽い噺だというところが、今の小三治らしいのでは。これもよかったな~。
広瀬和生さんの本に迎合するわけではないんだけど、ソニーから出ているCDより、最近の生の小三治の方が自由で融通無碍でアナーキーなところすらあって、わたしは好きです。
いつもかっちりしていて隙がなかった志ん朝、自己と戦い続けてる感じだった談志に比べて、今の小三治の境地は小さんと志ん生を足したような自由無頼という印象で、とにかくいま聴かなきゃ損だと思います。
とにかく、心地よい夜でした。
以上、簡単な印象だけ。
小三治登場の前が、禽太夫の「たらちね」だったんだけど、禽太夫が調布の小島町在住とは?!
さて、小三治。
まずは「禁酒番屋」。師匠小さんの十八番だし、小さんのテープ(!)は昔くり返し聴きました。小さんのは剣道をやっていた人らしい、凛とした、それでもおかしい武士の世界って感じだったけど、小三治のは融通無碍な酔っ払いが面白くて、いい意味で違う。錦織圭のテニスを観ていたので調子が悪いなんて言っていたけど、マクラから最高でした。
次が「出来心」。マクラなしでいきなりの始まり方が人情噺っぽいのに、軽い噺だというところが、今の小三治らしいのでは。これもよかったな~。
広瀬和生さんの本に迎合するわけではないんだけど、ソニーから出ているCDより、最近の生の小三治の方が自由で融通無碍でアナーキーなところすらあって、わたしは好きです。
いつもかっちりしていて隙がなかった志ん朝、自己と戦い続けてる感じだった談志に比べて、今の小三治の境地は小さんと志ん生を足したような自由無頼という印象で、とにかくいま聴かなきゃ損だと思います。
とにかく、心地よい夜でした。
以上、簡単な印象だけ。
なぜ「小三治」の落語は面白いのか? | |
広瀬 和生 | |
講談社 |
小三治師匠の2題を。まだ聴いてません。
おっしゃる通り、柳家一門はよい弟子を育てていますね。そういう一門ばかりじゃないから、何か秘密があるんでしょうか?
先日、「師匠噺」という本を買ったので、ちょっと考えてみたいと思っています。
切られお富より