切られお富!

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カラックスが監督したサルコジ夫人のPV。

2008-09-12 00:03:50 | カメレオンのための音楽
フランス大統領サルコジの奥さんがミュージシャンだって話は有名だし、サミットに来なかったせいで、バカな一部のマスコミが叩いたりもしましたが、じつのところ、政務なんかどうでもいいくらいの才能の持ち主なんですよ、このカーラ・ブルーニってひと。で、このひとのプロモーション・ビデオを,『ポンヌフの恋人たち』や今公開中の『TOKYO!」でもお馴染み、フランスの映画監督レオス・カラックスが監督していると聞いて、見てみました。日本版CDの特典です!

・『TOKYO!』公式HP
・サルコジ夫人は正しいよ!(前に書いた記事)

カーラ・ブルーニの咳払いから始まるPVですが、ワンシーン・ワンカットのきわめてシンプルなもので、窓外の謎の男の雰囲気がちょっとだけ、ドニ・ラヴァンに似てたりする。(本当に本人だったりして?!)

レオス・カラックス大好きなわたしとしては、ちょっと物足りないものではありますが、寡作な人だし、作品があることだけで貴重!楽しませてもらいました。

しかし、才色兼備の人カーラ・ブルーニの歌っていいですね、肩の力が抜けていて。

イタリアのお金持ちの娘で、元スーパーモデル。そして、現在はフランス大統領夫人ですから、もっとえげつない人間を想像するかもしれませんが、アメリカあたりの「セレブタレント(?)」とはまったく違う、とっても落ち着いた雰囲気。

ヨーロッパのブルジョアって、ほんとうのところ、こういう感じなんでしょうねぇ~。日本のおバカっぽいモデルなんかとは全然違って。

とにかく、派手な装飾を取りさった感じの「無印良品」的(?)サウンドと歌詞。

あのルー・リードも才能を認めたってくらいで、今後も注目だな~。

しかし、サルコジのどこがよかったんですかね?

PS;わたしの一番好きなカラックスの映画は『ボーイ・ミーツ・ガール』なんですが、役者として出演している『ゴダールのリア王』もいいんですよね~。しかし、長編映画が全部で4本しかない完全主義者っていうのも、どうなんですかね?

<過去の関連記事>
・ジュリエット・ビノシュ自らを語る
・カラックスの毒舌はいかが?
・あのレオス・カラックスが、TOKYOを舞台に新作!

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