切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『のだめカンタービレ 18』 二ノ宮知子 著 

2007-06-19 23:59:59 | 超読書日記
新刊が出るたびに一応感想を書いてるんだけど、ちょっと、ルーティーンになってきたかな?意外と進展がないんだけど、初夏っぽい表紙に一票!

のだめも舞台をパリに移して、結構巻を重ねてきましたよね。で、前の巻くらいから親が出てきたし、今回は千秋の心の師匠との再会など、伏線はいろいろ張ってるわりに、どうやってパリの話の風呂敷を畳むのか、いまいちわたしにはわからないなあ~。

基本的に、パリに舞台が移って以降、ビルディングスロマンという感じが強まって、いかにも成長物語らしく、のだめも千秋も大人になってきた。特に、この巻では、のだめが大人になってきたので、いよいよ終わりが近づいてるのかなとも思いましたけど・・・。

RUIとのだめのピアノに関するくだりは、「食べ物とか、感性の問題は自己表現と繋がる」という『国家の品格』っぽい芸術観(?)だな~ともちょっと思ったかな~。

ぼちぼち、登場人物を増やさずに、ググっと進展して欲しいなあ、なんてわたしは思ったかな~。

そんなわけで、続きを楽しみにしています。

のだめカンタービレ #18 (18)

講談社

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