切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

サッチャーを暗殺した娘と結婚したいといったモリッシー!!

2013-04-09 01:06:45 | カメレオンのための音楽
サッチャー死す!とりあえず、この話題の前に言っておきたいのは、たいして興味もないくせにこういう話題をツイートしたり、「ご冥福をお祈りいたします」とか書いてしまうバカなネットユーザーなんかくそ食らえって話で、興味もないくせに「みんなで共有」みたいな同調圧力なんてアホかって話だし、極私的に思ったことを書いてしまうのがネットとか、そもそも言論とかの原点なんじゃないかって…、ま、今後こういうノリで復活しますので、よろしくネ~と。さて、本題に入ってしまうと、マーガレット・サッチャーをめぐって、「マーガレット・オン・ザ・ギロチン」なんて曲を堂々と歌ったロック・ミュージシャンがいたってことを忘れてはいけませんよ!その名はモリッシー!不謹慎だろうがなんだろうが、こんなことを歌った同時代のイギリス人の存在が、まさにロック!わたしもいつか“koizumi on the guillotine ♪”と歌いたいなあ~。だから、ご冥福はお祈りいたしません!

さて、80年代英国ロックとサッチャー政権って切り離せないんじゃないですかね。サッチャー政権下の、不況に苦しむ若者たちの代弁者としてのロックミュージシャンたち!思えば、サッチャー政権擁護のロックミュージシャンなんて記憶にないし…。

そんななかでも、当時ザ・スミスのリーダーとして活躍していたモリッシーには数々のサッチャー関連語録が残っていて、そのなかでも傑作なのが、

「僕は「英国の政治を救う唯一の方法はマーガレット・サッチャー暗殺だ」と言った。すると、イギリス中のプレスが電話してきて、もしスミスのファンがマギーを撃ったらどうするって言うんだ。「そうね、間違いなくその娘と結婚するさ!」。それは印刷しなかったよ。そういう視点が気に入らなかったのさ。」

いや~さすがでしょ。こういうウィットが日本の表現者にはないし、心配性のイギリスメディア以上に、日本のメディアも、そして、日本ではネットユーザーですらも慮(おもんばか)った態度をとってしまいがち!これってまったくウンザリな現象ですよね!

で、ついでに、モリッシー語録をもうひとつ!

「ブライトン爆弾事件の悲劇は、サッチャーがかすり傷ひとつ負わず逃げ延びたってことだ。悲劇は彼女がまだ生きてることだよ。まあ、だけどいい気分だね。IRAは初めて正しい目標を攻撃したよ。
 事件のあとすぐ、マギーはテレビに出て、爆弾を使ったことを非難した― 爆弾の力を誰より信じているその人がだ。彼女こそ、世界のコミュニケーション手段はそれだけだって主張した人間なんだ。貴婦人面してテロリストの爆弾なんてちゃんちゃらおかしいぜ。」


というわけで、こういう過激なユーモアをアンチ新保守陣営に求む!日本のリベラルって、とかく抹香臭い言語センスだから、若者に支持が広がらないんだよね~。

なお、同じ80年代のバンド、ブロウ・モンキーズの“She Was Only A Grocer's Daughter”もサッチャー批判満載のアルバムです(アルバムタイトルは、サッチャーが雑貨屋の娘だったことから。)。興味のある方はモリッシーのアルバム『ビバ・ヘイト』と一緒にお聞きください!

PS:本文中の語録は『クイーン・イズ・デッド モリッシー発言集』から引用させていただきました!

「鉄の女」イギリスのサッチャー元首相死去 87歳、女性初の英首相(産経新聞) - goo ニュース

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