切られお富!

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プロ野球第2回ヒアリング その2

2004-10-15 14:51:26 | 「プロ野球問題」
ブログをいろいろ覗いてみたけど、今回のヒアリングの顛末に何かイヤ~なものを感じた人も多いようだ。(ホリエモンを支持する、しないに関わらず。)

その何かって、要するに日本社会の至るところで垣間見られる「障壁」ってことか。

コッポラの『タッカー』という映画を思い出してしまった。この映画は、アメリカの自動車産業のメジャー支配に抵抗する素人メーカーの苦心談。日本もアメリカも既得権益を持ってる人達の圧力って陰湿なのは一緒だなと。

以前、大島渚がオウムの幹部に向かって言った、「(日本の社会に溶け込もうと思ったら、)菓子折りの一つも持っていくんだよ!」っていう言葉を皮肉にも思い出した。(まさに楽天三木谷氏の手法?)こんな社会では、若い奴が、何を考えているかわからないような態度をとるのも一種の防御的姿勢なんだと言いたくなってくる。

マクロでは経済原理を主張し、ミクロでは従業員に成果主義を説く日本の経営者(オヤジたち)の本音ってじつは自由競争とは対極にあるものなんじゃないかって気がしてくるな。

それと、そもそも日本の新聞社に道徳を説く資格なんてあるんだろうか?スポーツ紙の記事から新聞の拡張員のやってることに至るまで。新聞社出身の政治評論家を私が信用しないのは、所詮新聞なんて記事で商売してるんじゃなくて、拡張員と駅売りのエロネタと広告で商売してるだけじゃないって思うから。だいたい、本来はホリエモンに突っ込むまえにヤマタクでしょ。

ホリエモンもここの所、脇の甘さが目立つけど、したたかなやり方で頭の良い所を見せて欲しい。決して根回しとか寝技ではなくて。
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