実は、映画観ないでドラマを一生懸命観てます。60年代の没落期の映画が、客は入らなかったけど、傑作揃いだったのと同様、今のドラマも映画なんかよりはよほど頑張っているとは思います。でも、昔からは考えられないほど、視聴率、あがらないですよね~。では、順に。
・あさが来た(NHK)
このドラマが成功しているのは、視聴者がなんだかんだで、朝ドラに時代物を求めているというところが大きいのでは。ドラマとしては、玉木宏が品よくヒロインを受けていて、ケーリー・グラント的になってきたなあ~と感心。波瑠ももちろんよいです。
・サイレーン(フジテレビ)
今まで観た木村文乃の役で一番良いかな。松坂桃季とのカップルが等身大っぽくて、変に生々しいところもあるし、よい。菜々緒の悪女役は、昔の少女マンガみたいだなと思っていたら、脚本が「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子だと聞いて妙に納得。
・偽装の夫婦(日テレ)
ややワンパターンっぽくなってきた遊川和彦脚本だけど、天海祐希がよいんで、観る。もちろん、冨司純子さんも注目しておりますが。
・掟上今日子の備忘録(日テレ)
新垣結衣のやる役は、『リーガルハイ』でも『空飛ぶ広報室』でも、概ね一緒でワンパターンだけど、これは本人のせいじゃなくて、演出、プロデュースサイドの問題。でも、不思議と嫌じゃないのがこの人の魅力のおかげなんでしょう。難しいことは考えず、楽しく観てます。
・遺産争族(テレ朝)
もはや巨匠(?)井上由美子脚本。古典的な遺産相続争いドラマの部分と、向井理&榮倉奈々の夫婦の今っぽさを巧く接ぎ木していると思うんだけど、どういう意外性で終わらせるかが注目。結構伏線張ってますもんね。しかし、テレ朝のこの枠のドラマは毎作健闘していると思う。
・無痛(フジテレビ)
西島秀俊の良さに尽きる!Superflyの音楽もよい。
・オトナ女子(フジテレビ)
一昔前のフジテレビのドラマを観てる感じなんだけど、昔のトレンディドラマだったらカッコよく感じたかもしれない設定が、今では見事に「痛く」て、見てられない感じがするのが、わたしには皮肉にも面白い。これが狙いとして最後に巧くはまるのか、しらけた感じで終わるのかが注目だけど、脚本の尾崎将也の前作NHKの「ちゃんぽん食べたか」は、さだまさしの青春時代を描いていながら、現代の若者にも通じるような描き方になっていて、単なるノスタルジーものになっていないないところが面白かったんだけど、このドラマの成り行きはどうなるか、ちょっと注目してます。でも、視聴率よくないんですよね。ま、わからなくはない。
・下町ロケット(TBS)
悪くないんだが、せっかく大人の社会を描いているのに、演出のせいか、脚本のせいか、浅くて展開が少年漫画っぽいんですよ。もっとも、これはこのドラマのチームの特徴ではあるんでしょうけれど・・・。キャスティングだって銀行員に春風亭昇太とそのまんま東はないです。ただし、談春の経理マンは意外とよいけどね。
・さむらい先生(テレ朝)
どうもタイムスリップ物とか人格入れ替わり物のドラマが多いんじゃないかと思いつつ、現在再放送中のNHK朝ドラ「どんど晴れ」には比嘉愛未と子役時代の神木隆之介が出ていて、ついついこのドラマと見比べてしまう。でも、歴史好きならわかるでしょうけど、武市半平太って滅茶苦茶印象悪い人物ですよね。『人斬り』って映画の仲代達矢なんかギラギラして怖かったですもの。神木隆之介の坂本竜馬の役の方にじつは注目。
・5→9(フジテレビ)
新垣結衣同様、石原さとみの出るドラマも、だいたいキャラは同じで、その責任はキャスティングサイドのものでしょう。「花男」みたいだとはその通りなんだけど、もっと言ってしまえば、この手のドラマは全部そうでしょう。で、今後のドロドロしだしたところがどうなるかが注目か。あと、上島竜平、もうちょっとドラマに生かしてくれないかな!
・コウノドリ(TBS)
各局のドラマに毎クール医療物が出てくるのはいかがなものか。特にTBSは懲りないですね。綾野剛のコウノドリ先生は悪くないんだけど、TBSがこの手のドラマをやるときに漂ってくる説教臭さが少し気になる。吉田羊がいつもと違うタイプの役をやろうとしている点と星野源、松岡茉優には注目しておりますが・・・。
結婚式の前日に(TBS)
病気モノ。原田美枝子ファンではあるんだけど、自分が体調悪いんで、こういうドラマはパス。二回見て終了。
エンジェルハート(日テレ)
漫画の再現度が高いのは一回見て分かったけど、はっきり言えば、それのみのドラマ。一回きり観ていない。
破裂(NHK)
出演陣が豪華だけど、内容が荒唐無稽なうえに、出演者の情熱的演技がやや空回り気味か。一応観ているが、どうも乗り切れない。
おかしの家(TBS)
オダギリジョー、尾野真千子など出演者はよいんだが、監督・脚本の石井裕也が単館系公開の映画でも撮っているかのような内容(もちろん、批判的な意味で。)。深夜枠の割には美術が凝っているのは好感が持てるのだが・・・。
番外編)刑事フォイル(NHK-BS)
海外ドラマなんだけど、戦時中のイギリスを舞台に、戦勝国の恥部を描いているのが凄い。脚本家とか玄人筋でこのドラマに感心している人も多いのでは。ミステリーで戦争を描くパターンは今後模倣作が出てくるのかも。また、主人公のフォイルがTBSのドラマの主人公みたいに、派手な自己主張をしないところが大人のドラマらしくてよい。これは、日本人とイギリス人の精神年齢の問題なのかもしれない、ね。
ということで、テレビっ子ですね。もっとも、「子」といってちゃ、怒られるか・・・。
・あさが来た(NHK)
このドラマが成功しているのは、視聴者がなんだかんだで、朝ドラに時代物を求めているというところが大きいのでは。ドラマとしては、玉木宏が品よくヒロインを受けていて、ケーリー・グラント的になってきたなあ~と感心。波瑠ももちろんよいです。
・サイレーン(フジテレビ)
今まで観た木村文乃の役で一番良いかな。松坂桃季とのカップルが等身大っぽくて、変に生々しいところもあるし、よい。菜々緒の悪女役は、昔の少女マンガみたいだなと思っていたら、脚本が「エコエコアザラク」の佐藤嗣麻子だと聞いて妙に納得。
・偽装の夫婦(日テレ)
ややワンパターンっぽくなってきた遊川和彦脚本だけど、天海祐希がよいんで、観る。もちろん、冨司純子さんも注目しておりますが。
・掟上今日子の備忘録(日テレ)
新垣結衣のやる役は、『リーガルハイ』でも『空飛ぶ広報室』でも、概ね一緒でワンパターンだけど、これは本人のせいじゃなくて、演出、プロデュースサイドの問題。でも、不思議と嫌じゃないのがこの人の魅力のおかげなんでしょう。難しいことは考えず、楽しく観てます。
・遺産争族(テレ朝)
もはや巨匠(?)井上由美子脚本。古典的な遺産相続争いドラマの部分と、向井理&榮倉奈々の夫婦の今っぽさを巧く接ぎ木していると思うんだけど、どういう意外性で終わらせるかが注目。結構伏線張ってますもんね。しかし、テレ朝のこの枠のドラマは毎作健闘していると思う。
・無痛(フジテレビ)
西島秀俊の良さに尽きる!Superflyの音楽もよい。
・オトナ女子(フジテレビ)
一昔前のフジテレビのドラマを観てる感じなんだけど、昔のトレンディドラマだったらカッコよく感じたかもしれない設定が、今では見事に「痛く」て、見てられない感じがするのが、わたしには皮肉にも面白い。これが狙いとして最後に巧くはまるのか、しらけた感じで終わるのかが注目だけど、脚本の尾崎将也の前作NHKの「ちゃんぽん食べたか」は、さだまさしの青春時代を描いていながら、現代の若者にも通じるような描き方になっていて、単なるノスタルジーものになっていないないところが面白かったんだけど、このドラマの成り行きはどうなるか、ちょっと注目してます。でも、視聴率よくないんですよね。ま、わからなくはない。
・下町ロケット(TBS)
悪くないんだが、せっかく大人の社会を描いているのに、演出のせいか、脚本のせいか、浅くて展開が少年漫画っぽいんですよ。もっとも、これはこのドラマのチームの特徴ではあるんでしょうけれど・・・。キャスティングだって銀行員に春風亭昇太とそのまんま東はないです。ただし、談春の経理マンは意外とよいけどね。
・さむらい先生(テレ朝)
どうもタイムスリップ物とか人格入れ替わり物のドラマが多いんじゃないかと思いつつ、現在再放送中のNHK朝ドラ「どんど晴れ」には比嘉愛未と子役時代の神木隆之介が出ていて、ついついこのドラマと見比べてしまう。でも、歴史好きならわかるでしょうけど、武市半平太って滅茶苦茶印象悪い人物ですよね。『人斬り』って映画の仲代達矢なんかギラギラして怖かったですもの。神木隆之介の坂本竜馬の役の方にじつは注目。
・5→9(フジテレビ)
新垣結衣同様、石原さとみの出るドラマも、だいたいキャラは同じで、その責任はキャスティングサイドのものでしょう。「花男」みたいだとはその通りなんだけど、もっと言ってしまえば、この手のドラマは全部そうでしょう。で、今後のドロドロしだしたところがどうなるかが注目か。あと、上島竜平、もうちょっとドラマに生かしてくれないかな!
・コウノドリ(TBS)
各局のドラマに毎クール医療物が出てくるのはいかがなものか。特にTBSは懲りないですね。綾野剛のコウノドリ先生は悪くないんだけど、TBSがこの手のドラマをやるときに漂ってくる説教臭さが少し気になる。吉田羊がいつもと違うタイプの役をやろうとしている点と星野源、松岡茉優には注目しておりますが・・・。
結婚式の前日に(TBS)
病気モノ。原田美枝子ファンではあるんだけど、自分が体調悪いんで、こういうドラマはパス。二回見て終了。
エンジェルハート(日テレ)
漫画の再現度が高いのは一回見て分かったけど、はっきり言えば、それのみのドラマ。一回きり観ていない。
破裂(NHK)
出演陣が豪華だけど、内容が荒唐無稽なうえに、出演者の情熱的演技がやや空回り気味か。一応観ているが、どうも乗り切れない。
おかしの家(TBS)
オダギリジョー、尾野真千子など出演者はよいんだが、監督・脚本の石井裕也が単館系公開の映画でも撮っているかのような内容(もちろん、批判的な意味で。)。深夜枠の割には美術が凝っているのは好感が持てるのだが・・・。
番外編)刑事フォイル(NHK-BS)
海外ドラマなんだけど、戦時中のイギリスを舞台に、戦勝国の恥部を描いているのが凄い。脚本家とか玄人筋でこのドラマに感心している人も多いのでは。ミステリーで戦争を描くパターンは今後模倣作が出てくるのかも。また、主人公のフォイルがTBSのドラマの主人公みたいに、派手な自己主張をしないところが大人のドラマらしくてよい。これは、日本人とイギリス人の精神年齢の問題なのかもしれない、ね。
ということで、テレビっ子ですね。もっとも、「子」といってちゃ、怒られるか・・・。
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