侮りがたし、『水戸黄門』！

家で療養生活していると、テレビを見るしかないのかなって感じで、亀田の試合は最初から最後まで観てたし、特番は好きではないので、野球なんか見ていたら随分いい試合してるんですよね。で、夕方の再放送の定番『水戸黄門』なんてものを久々に観ていたら、驚いた。東野英治郎の黄門様で、ゲスト出演が森繁久弥、そして毛利菊枝が老婆役で出てるんですよ！

東野、森繁は東宝全盛期に多分旧知の間柄なんだろうけど、森繁は番組中でも水戸黄門と幼馴染の鍋島藩の隠居という役柄で、例によって二人でお城を抜け出してお忍びというストーリー。老婆役の毛利菊枝に怒られたりする場面なんか、ちょっと社長シリーズを思い出した！

で、一応、解説しておくと、毛利菊枝って、溝口健二監督の代表作『雨月物語』で京マチ子演じる謎の美女の御付きの老婆を演じているんだけど、これは結構重要な役で、とってもおっかないんですよね～。（たとえば、ヒッチコックの『レベッカ』でも怖いおばあさんって出てくるでしょ！）

・雨月物語 - goo 映画

そんなわけで、たわいのないストーリーの回ではあったけど、かつての『水戸黄門』が、なかなか豪華なものだったってことがわかったのは収穫だったかな。それに、東野、森繁が楽しそうに演じてたのが印象的だったなあ～。まあ、たわいのない記事ですけれど・・・。

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