知的障害者の親には賠償認めず突き飛ばし死亡事件で、大分地裁
知的障碍者がだれかを傷つけても
監督責任のある親が損害賠償責任を負わないとなると、
傷つけられたほうは「やられ損」で泣き寝入りするしかないのでしょうか?
この管理人さんのご遺族は相手が知的障碍者だから
仕方がないと思えるでしょうか?
一方で、先日こういうニュースもありました。
知的障害者死亡 施設が解決金、遺族と和解「一歩進めたことに意義」愛知・安城
知的障碍者が施設から脱走して、
近くのスーパーでドーナツを口に入れて窒息死してしまった事故。
施設は過失を認めて1800万円の損害賠償金を提示したのですが、
親が施設に健常者と同じ扱いをしろということで7200万円を請求。
和解金がいくらかは分かりませんが、
和解に至ったということは1800万円以上ということなのでしょう。
一方では知的障碍者(弱者)として扱い、
一方では健常者と同じ扱いをする
というのは、裁判所としていかがなものでしょうか?
この2つのニュースが意味していることは、
知的障碍者に怪我をさせられても誰にも損害を賠償してもらえず、
反対に怪我をさせてしまったら
健常者と同じ扱いの金額の損害賠償を求められるということ。
たとえば公園などで小さい子供が知的障碍者と分からずに
近づいてしまって結果的に怪我をしてしまうことは十分にあり得ます。
大人でも、駅のホームなどで知的障碍者が近くにいて、
突然暴れるようなことがあったら巻き込まれることはあり得ます。
この2つのニュースを読む限り、
知的障碍者には近づかないほうがいい、関わらないほうがいい。
そういう判断になります。
偏見や差別ではなく、自分の身を守るためです。