外人はいつから差別用語になったのか?
という疑問を呈した記事のアクセス履歴が多いので、
続編を書いてみました
外国の人に「外人」が差別用語と思うか聞いているサイトがありました。
・日本人ではないことを強調されているようで悲しいから差別用語だと思う
・外から来た人(自分たちとは違う)という意味で分けているから差別用語だと思う
というような意見がありました。
何年も日本に住んでいるのに外人という区分けをされるのが嫌なのでしょう。
もし自分が日本以外のところに住んでいて
その国に仕事も生活の基盤もあって、
何年もそこにいるのに近所の人に「あ、外人だ」と指差されたら
悲しくなるかもしれませんね。
でも、外から来た人という意味合いが差別用語になるならば、
「島人(しまんちゅ)」とか「内地の人」とか、
住んでいる場所での呼び方も差別用語になりますね。
白人、黒人は、肌で人を区分けしているのですから
当然、差別用語ですよね。
外人が差別用語なら
とにかく人を分けるような言葉はすべて差別用語になります。
ならば、日本人のみならず、
世界中で人を分けるような言葉は使ってはいけません
強いてどうしても名前を知らない誰かを呼びたくなったときは
「人間」と呼ぶ以外ないでしょうね。
「あの人誰だっけ?」「どの人?」という会話の中で、
「あの金髪の人」というのも髪で差別してしまっているのでアウト。
「あの体が大きい人」というのも体格で差別してしまっているのでアウト。
「あの美人」「あのイケメン」も顔の良しあしで差別しているのでアウト。
そうなると女性と男性に分けることも差別ですね。
女性と男性の定義自体がLGBTの人にとっては深刻な差別です。
ただ、こうしてみると、
たしかに人を区分けをする言葉は必要がないと言えば必要ない気がします。
外人をみても「ああ、人間だ」と思えばいいだけなのでしょう。