先日、映画「君たちはどう生きるのか」を観ました。
むむむ・・・。
さすが宮崎駿。
これまでで一番考えさせられています。
観終わった後、パートナーに「むずかしい」と言ったところ、
彼が返した言葉に納得。
「宮崎駿の映画は、
人の心の中を表さないから分かりにくい。
最近は映画でも小説でも漫画でも心の中まで
全部表に出すから分かりやすい。」
なるほど。
たとえば漫画は、登場人物の心の中の声が文字に表されていて、
読み手が考える必要がありません。
だから読みやすく、感情移入しやすく、分かりやすく、
読み終えたときにスッキリしています。
ジブリ映画は観終わると、いろいろ考えます。
主人公はどういう気持ちだったのか、
この展開はどういう意図があるのか。
宮崎駿はなにを伝えたかったのか。
考えるから、何度も観たくなる。
観るたびに感じることが変わったりもする。
年を取って観ると、また変わる。
宮崎駿からお題を出されて、
それを一生かけて探していくような気分。
自分の解釈で合っているのか分からず、
答えが欲しくなる。
でも、おそらく一人一人が感じるままでよいのだと思います。
「君たちはどう生きるのか」は難解すぎて
どう考えればいいのか分からないけど、
「逃げずに考えなさい」と宮崎駿に言われているような気がします。
映画のことだけでなく、
自分のこと、仕事のこと、これからの日本のこと。
逃げずに考えないと、大変な時代が来ると思うのです。
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