めだかおばちゃんのぼやき

ただのおばちゃんのぼやき日記。
あーゆっくりカフェでお茶したい。

泣かずにいられません

2005-03-29 18:34:24 | Weblog
アニメ大好き親子なのでいつもアニメビデオを沢山借りてきますが
今回は「フランダースの犬」の劇場版を借りてきました。

子どもの頃リアルタイムで放送されていた頃は
いつも金物屋の怖いおじさんに鞭で打たれているパトラッシュや
いわれの無いことでアロアのお父さんにいじめられているネロが可哀想で
あまり見ていませんでしたが、
大人になってビデオでまともに見たときはなんて辛いアニメなんだ!と衝撃を受けました。



今回は初めて劇場版を見ましたが、最後はやっぱり涙涙のエンディングでした。
子どもの頃だったら多分一方的に
大人ってなんて残酷で酷いんだ!と思っていたでしょうが
今、大人となってみてみると 自分もやっぱりアロアのお父さんと変わりないんじゃないかと思ったのです。
自分の娘には甘く、貧乏のネロとは付き合わせたくない。
お金が大事で、何か事件があれば貧乏なネロを疑う。

私も自分の身近に極度に貧乏の人がいたら、快くその人を受け入れることが出来るの
だろうか?と思ったのです。

それに比べ、ネロはひたすら純真なのです。
大人に散々な仕打ちを受け命を終えようとする時に
ネロの最大の願いであった教会のルーベンスの絵を見ることが出来ました。
「僕、もう思い残すことは無いよ。パトラッシュ僕、幸せだよ」と言い、息絶えるのです。
これはネロの本心なんだろうな。
おじいさんが元気な頃は、貧乏ながらおじいさんの愛情をタップリ受けて成長し、
パトラッシュやアロアと楽しく過ごしていた。
これだけでネロは幸せだったのでしょう。

自分を振り返り、汚い大人になってしまったとつくづく思ったのでした。
見終わったばかりなのでなんだかシリアスモードです。

子ども心を忘れた人にお進めの作品です。
コメント (3)
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