「八甲田ホテル」は八甲田山の麓にあり、建物は周囲に溶け込むような重厚なログハウスになっていた。
ホテル全体の雰囲気も良く、スタッフ全員が丁寧で、高級なリゾートホテルと言った感じがした。
[八甲田ホテル玄関]
食事がおいしいとのことで、それを目当てに宿泊したのだが、期待通りの素晴らしい食事に感激した。
ログハウス風で天井が高く、内装も素敵なレストランでの食事は、和食とフレンチを選べるようになっていて、両方とも地元の食材が丁寧に調理され、盛り付け方法も工夫があり、目でも楽しませてもらった。
[泊まった日の夕食の一部]
一品一品の盛り付けが素敵だった。
温泉はサウナ付きの大浴場だけで露天風呂はないが、大きな窓なので外の緑が映え、森の中にいるようでのんびりできた。
泉質は酸性泉、無色透明な温泉で、風呂上がりは肌がしっとりすべすべになった。
ホテルだけでも十分に温泉を堪能できるが、このホテルを経営しているのは酸ヶ湯温泉株式会社。
ということで、酸ヶ湯温泉にいつでも好きなときに送迎してくれる。
その時にはタオル類の貸し出しもあり、手ぶらで何度でも行くことができる。
このように、本格的なホテルと歴史ある酸ヶ湯の両方が楽しめるホテルとなっている。
八甲田ホテルのすぐそばには「地獄沼」や「まんじゅうふかし」といった散策する場所があるが、少し足を伸ばすと酸ヶ湯温泉からほど近い、笠松峠付近の車道から脇に少し入ったところに睡蓮沼がある。
小さい沼だが、遊歩道も整備されていて、そこからは八甲田連峰が見え、春にはヤマツツジやミズバショウ、夏にはエゾヒツジグサ、秋は紅葉と四季折々に楽しめる、とてもきれいな場所となっている。
[睡蓮沼のヤマツツジとコバイケイソウ]