料理がとても美味しい宿だと聞いたので、富山方面に旅行にした時に泊まってみた。
「ふくみつ華山温泉」は住宅地からほど近く、周囲には田畑が広がっているような場所にある大型の一軒宿。
宿のある南砺市福光地域は野球で使用されるバットの生産が日本一で、日本の木製バットはほとんどここで作られているらしい。
そういう訳で、宿に入ってすぐのエントランスには大きなバットが飾ってあった。
部屋の鍵に付いていたキーホルダーも小さなバット型になっていた。
館内は全体的に年季がはいっているらしく、古さが感じられるが、広々としているし、すみずみまで清掃は行き届いていた。
食事が目的で泊まった宿だったが、温泉も源泉掛け流し、ちょうど良い温度のお風呂で寝湯も気持ちよかった。
そして和洋折衷の創作懐石料理は評判通りで、もう何も言うことなし、といった素晴らしいものだった。
[宿泊した日の夕食の一部]
食事処は半個室になっていて、出されたものの他には数種類がオープンキッチンスタイルとなっていた。
朝食も評判が良く、味噌汁は3種類も用意されていた。
その味噌汁があまりにも美味しくて、聞いたら近くのお店の味噌を使っているとのこと。
お店の場所を聞いて、早速後で買いに行った。
全体的に丁寧な接客で、またきめ細やかな配慮が嬉しく、努力されているのが伝わってくるようだった。