アオスタはイタリアの北部にあり、スイスとフランスの国境に接している街。
ローマ帝国時代、アルプスを越えてローマに行くにはここを通るしかなかったので古来からアルプス越えの重要な街となっていた。
そのため小さい街なのだが、ローマ遺跡や凱旋門など、中世の雰囲気がしのばれる建物が多数残っている。
街の北東端には、初代ローマ皇帝アウグストゥスが造り、その名にちなんだ「アウグストゥスの凱旋門」が建っている。
[アウグストゥスの凱旋門]
凱旋門から街の中心に向かって、両脇に小さな店がたくさん並んでいる通りを進むと見えてくるのがプレトリア門。
それは紀元前1世紀に造られた城壁の一部で、街を守るには十分過ぎるくらい堅牢な造りになっていた。
プレトリア門の北側には、ローマ時代の遺跡の円形劇場が残っている。
劇場と言っても闘牛場なのだが、そこからはモンブランやグランド・ジョラス、マッターホルンなどの山々がそびえ立っているのが見えた。
[ローマ遺跡]
[ローマ遺跡]
[ローマ遺跡]
そのほかの見どころはサントルソ教会やアオスタのドゥオーモであるサンタ・マリア大聖堂などがある。
[サンタ・マリア大聖堂]
[大聖堂の扉上部のレリーフ装飾]
[ポン・サン・マルタン 橋]
アオスタ峡谷 にあるローマの円弧アーチ橋でアウグストゥス時代に造られた。
アオスタはイタリアにあるのだが、フランスと国境を接しているので言葉はフランス語が公用語となっているらしい。
街で見かける看板や標識もにもイタリア語とフランス語が見られたりして、何となくイタリアよりもフランスのイメージの方が強いような街並みに感じた。