現在日本には8種類の「萩」があると言われているが、その中で一番一般的なのが「山萩(ヤマハギ)」で、単に「萩」と言うとこの「山萩」のこと。
秋の七草の一つでもあり、万葉集にも萩を詠んだ歌がたくさんあるので、古くから日本にあったものと思われるが、これは日本の固有種ではなくて、アジア大陸の北部や朝鮮半島にも幅広く分布している。
枝が垂れ下がっているのが萩のイメージだが、「山萩」は垂れ下がらずに真横か上に伸びる。
枝が垂れるのは「宮城野萩(ミヤギノハギ)」で、庭園などに多く使われている。
[山萩]
葉はクローバーのように丸みがある。
英語名はBushClover。
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[宮城野萩]
夏に咲くので夏萩という別名がある。
葉先が少し尖っている。
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[先代萩(センダイハギ)]
5月~8月に咲く黄色の萩。
葉先は少し尖っている。