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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

ドクの最後のセリフが心に刺さる『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』

2020年12月23日 23時19分13秒 | 映画


【基本情報】
 原題:Back to the Future Part Ⅲ
製作年:1990年
製作国:アメリカ
 配給:TCエンタテインメント

【個人的順位】
これまでの人生で観た映画ランキング:4/1575
 ストーリー:★ × 800
キャラクター:★ × 800
    映像:★ × 800
    音楽:★ × 800

【あらすじ】
前作のラストで、
ドク(クリストファー・ロイド)の乗ったデロリアンが稲妻に打たれ、
1955年から1885年の世界に飛ばされてしまう。

その直後、マーティ(マイケル・J・フォックス)のもとに1885年のドクが出した手紙が届く。
ドクの無事を知ったマーティは1955年のドクに協力を求め、
1985年に戻ろうとするが、
デロリアンの隠し場所である鉱山付近の墓地で、
偶然ドクの名が彫られた墓石を見つける。
なんと、手紙を書いた1週間後にドクは殺されつしまうのだ。

そのことをドクに伝えるべく、
マーティは再びデロリアンに乗り、
1885年の西部開拓時代へとタイムスリップする。

【感想】
公開35周年記念特別上映。
これでこのシリーズも終わり。

もともと『PART2』と『PART3』は1本のはずだったんだけど、
長すぎるということで分割されたそう。

個人的には『PART2』よりも『PART3』の方が好き。
西部開拓時代の世界観が好きってのもあるんだけど、
科学技術がさらに未発達な時代でどうするのかっていう面白さと、
あのドクの色恋沙汰が混ざってくるのが楽しい。

今作も大体30分ごとにヤマ場が来るよう設計されているのが秀逸なんだけど、
全体的に1作目に近いストーリー展開で、
最後の蒸気機関車で時速140km出すまでのシーンは何回観てもハラハラする。

そして、ラストのドクのセリフ、
「人間の未来はすべて白紙だっていうことさ!未来は自分で作るのだ」
っていうのが、散々タイムトリップしてきた彼だからこそ説得力あって感動する。

本当に素晴らしいシリーズ。
しかし、最後のあの空飛ぶ機関車はどうやって作ったんだろう(笑)

バック・トゥ・ザ・フューチャー4Kニューマスター吹替版 ロードショー 公式サイト

あの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が吹替版・4Kニューマスターで劇場に帰ってくる!マーティ=三ツ矢雄二、ドク=穂積隆信、ビフ=玄田哲章。...

バック・トゥ・ザ・フューチャー4Kニューマスター吹替版 ロードショー 公式サイト

 

大御所歌手とアシスタントによる夢に向かって進んでいく映画『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』

2020年12月23日 22時16分44秒 | 映画


【基本情報】
 原題:The High Note
製作年:2020年
製作国:アメリカ、イギリス合作
 配給:東宝東和

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:27/199
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★★☆

【あらすじ】
マギー(ダコタ・ジョンソン)の仕事は、
子供の頃から憧れていたハリウッドの歌姫グレース(トレイシー・エリス・ロス)のアシスタント。
音楽プロデューサーになるという夢を抱き、
きらびやかな世界で働いていることを幸運に感じているが、
実際は雑用ばかりの日々。

そんなある日、
彼女は魅力的な歌声を持つデヴィット(ケルヴィン・ハリソン・Jr)と出会い、
運命が大きく変わり始める。

一方、歌姫のグレースは、
過去のヒット曲ばかり歌っているが、
本人は新しいアルバムを作りたいと思っていた。
しかし、長年連れ添ったマネージャーのジャック(アイス・キューブ)から提案されたのは
ラスベガスでの長期公演。
彼はグレースの新作アルバムに興味を持つ人がいるとは思っていなかったのだ。
ラスベガスでの公演は安定したキャリアではあるが、
過去のヒット曲を歌うことになるため、
新作を出したいグレースの想いは揺らいでいた。

そんなグレースを見たマギーは、
「本当にやりたいことをやらなくていいの?」と食ってかかるが……。

【感想】
すごく面白い映画だった!!
"『プラダを着た悪魔』を彷彿とさせる"ってあったから、
この映画のために、
先日初めて『プラダを着た悪魔』も観たんだけど(笑)

結論、『プラダを着た悪魔』とは近からずとも遠からずって感じで、
確かに鬼上司のような歌手と、
それに翻弄されるアシスタントっていう関係性は似ているものの、
中身はけっこう違う。

あっちは自分に絶対の自信を持つ編集長と、
ファッションに興味のないジャーナリスト志望の女性アシスタントの話。
こっちは自らのキャリアに迷いを見せる歌手と、
音楽プロデューサーになりたいがために、
裏でこっそりプロデュース業をしちゃうアシスタントの話。

一見似ているけど、今作の方がボスである人物の葛藤や、
主人公が持つ芯の強さや行動力が目立つ作りとなっている。

そこが、今作の面白いところなんだよね。
マギーは音楽プロデューサーになりたいという軸があるから、
グレースに振り回されながらも、
彼女の歌をこっそり自分でアレンジして提案するし、
まわりに対しても自分の意見をしっかり言える。

さらに、デヴィットにはアシスタントであることを隠し、
音楽プロデューサーと偽って、
2人で新しい曲作りを始めるほど、
夢に対してあふれんばかりの情熱を持てるところが魅力だ。

また、グレースはすでに音楽業界における大御所であり、
自分の実力に自信はありつつも、
40歳を過ぎて全米で1位を取った女性は4人しかおらず、
その中で黒人が1人だけだったことを踏まえ、
昔のようにヒットが出せないことに行き詰まりを感じていた。

だから、新作アルバムを出したい想いがあっても、
まわりの言う通り、過去のヒット曲を歌い続けるしか道がないのかも、、、
と葛藤するところが実に人間らしい。

そんなグレースにずっと憧れを持ち、
自身も自分のやりたいことに邁進しているマギーだからこそ、
「新作を出したいならやるべきだ」と期待と信頼を込めて食ってかかるシーンは、
現実を見る年長者と夢を追い続ける若者の想いが交錯する印象的な場面だ。

何をするにも遅すぎるということはない、
そんなメッセージを大物歌手とアシスタントという2人の女性を通じて描き出すこの映画は、
自分のキャリアについて思うところがある人は観てもいいかも。

なお、グレース役を演じたトレイシー・エリス・ロスは、
あのブラック・ミュージック界の大御所ダイアナ・ロスの娘である。
ケルヴィン・ハリソン・Jrも歌がうまいことで有名らしい。
そんな2人の優しく力強い歌声もこの映画を楽しめるポイント。

海外の映画の役者って、演技だけじゃなくて、
歌や踊り、武術において、高い技能を有している人がいるから、
キャラクターがとても魅力的に見えるよね。

https://www.universalpictures.jp/micro/next-dream

令和のトレンディここに極まれり!だった『この恋あたためますか』

2020年12月23日 00時37分48秒 | ドラマ
くぅぅぅぅ!!
デリシャスぅぅぅぅ!!
これぞ令和のトレンディつってね。
今季一番ドラマドラマしてるドラマだった。

ファンタジーとリアリティのほどよいバランスが好きだったなー。
90年代のトレンディドラマは恋愛至上主義で、
仕事はほぼおまけみたいな印象があったのに対して、
今回は仕事面でもリアリティを持たせつつ、
夢に向かって走っていく若い主人公の姿がよかったよ。
恋愛ありきというより、
だんだん関係性が発展していくってのが、
毎週観るモチベーションにつながったわ。

第1話からずっと面白かったけど、
終盤はもう涙なしには観れなくてね。。。
第8話のラストで里保(石橋静河)が
「何やってんだろ……つかんでた手、私が離しちゃったよ……」
って泣き崩れるところや、
最終回で新谷(仲野太賀)が
「これ以上の恋はできないと思います。それぐらい樹木ちゃんのことが大好きでした……」
って男泣きするところは、
もう観ているこっちも号泣だよ。・゜・(ノД`)・゜・。

そして、その新谷に対して、
「その胸の痛み、誇りに思いな」って慰める
上杉店長(飯塚悟志)の言葉もなんかうれしくて。。。
そこで、PRINCESS PRINCESSの『M』を歌おうとするところがさ、
もうわかってるなと。
失恋にはやっぱり『M』だよねと。
しかも、ここのシーン、
感動から笑いに持っていってるのもまた憎い演出でさー、
うますぎる流れだったわ。

あと、樹木のインスタのくだりも泣いたよね。・゜・(ノД`)・゜・。
里保が「やっぱり樹木ちゃんにとって、新谷は特別なんだね。恋人じゃなかったかもしれないけど」
って言うんだけど、先日、『恋する母たち』で、
「人生最高のパートナーが配偶者とは限らない」
ってセリフと通ずるものがある気がしたよ。。。

大切な存在でも、自分が求めている関係にはなれないことってあるし、
求めている関係になれなくても、特別な人ってのはいるからね。

てか、後半になるにつれて、
ツッコミどこ満載になってきたのも、
いいトレンディ感出してたんだよなー。
第9話で新谷が樹木(森七菜)に気持ちを伝えるの、
早く言えばいいのに、
「あー、ちょっと待って!」なんて無駄にタメを作るから、
浅羽(中村倫也)が追いついちゃうしさー。

最終回も、樹木は外苑前から、
浅羽は渋谷から電話してて、
これから会おうってなってるのに、
2人してダッシュ始めるからね(笑)
え、まさか走って会うの?って。
結構距離あるよ?って。
むしろ、樹木を温かいところで待たせて、
浅羽がタクシーとかで行けばいいんじゃないの?って(笑)

こういう下世話なツッコミが入ってこそだよね、
トレンディはwww

いやー、いいドラマでした!
個人的には仲野太賀はNANGAのダウンジャケット着てたのはポイント高い(笑)

火曜ドラマ『この恋あたためますか』|TBSテレビ

TBSテレビ:火曜ドラマ『この恋あたためますか』の公式サイトです。

TBSテレビ

 

姉ちゃんっていう意味があったのかわからない『姉ちゃんの恋人』

2020年12月23日 00時33分40秒 | ドラマ
個人的に、今季ワーストドラマ2強のうちの1つ(笑)

一体このドラマは何だったんだろうっていうのが正直なところ。
まず、肝っ玉姉ちゃんってことだったけど、
安達桃子(有村架純)には肝っ玉感ゼロ。
むしろ、市原日南子(小池栄子)の方が
肝っ玉感あるよなって思った(笑)

そして、全体的にセリフや言動がドラマっぽくなかったんだよなー。
ある意味、日常会話らしいといえばそうなんだけど、
ドラマとして見るとむずがゆい感じがして。

セリフ、動き、間、すべてがぎこちないというか、
違和感があった。
臼井さん(スミマサノリ)のいじりとか、
弟の大中小のくだりとかしつこいよって(笑)
だから、登場人物が勝手にわちゃわちゃしてるだけで、
感情移入できずに時間だけが過ぎていった。。。

最後まで観て思ったのは、
結局、"姉ちゃん"の要素いらなくない?って(笑)
"姉ちゃん"という存在は弟視点だから、
そのタイトルならもっと弟を活躍べきだったのでは。

弟、長男の和輝(高橋海人)は出番があったけど、
本筋にはほとんど関係ないし、他2人の弟はモブまっしぐら。
これなら『ひとつ屋根の下』のように
兄弟群像劇にした方が、まだよかった気もする。

最終回だけ、まさかの展開でザ・ドラマ感あったけど、
もはやメインの有村架純・林遣都のカップルよりも、
小池栄子・藤木直人カップルの方が、
キャラも立ってて存在感あってよかったなー。

『姉ちゃんの恋人』よりも、
『この恋を思い出してきっと泣いてしまう』の方が、
ドラマの雰囲気と合ってると思う(笑)

火9ドラマ『姉ちゃんの恋人』| 関西テレビ放送 カンテレ

有村架純、2年ぶりの民放連続ドラマ主演!脚本・岡田惠和とのタッグで、“肝っ玉姉ちゃん”に!

関西テレビ放送 カンテレ