奈良のぼんぼん

走って人生方向転換!?

あれから、

2011年03月19日 10時46分23秒 | ランニング
3月11日、地震のとき、仕事で営業先から帰るため五反田駅前にいた。
その日は会社帰りにスキーに行くつもりで、
持って行く酒類を駅前のスーパーで買おうとしてたら、
地震で大きく揺れだした。

一緒だった部下と外に出るとみんな同じように出てた。
すぐ近くの3階建てくらいの建物はすんごい揺れてて、
中に人がいたら絶対に立ってられないだろってくらい。

そして揺れが収まって、何を思ったかそのまま酒を買ってた。
後から思えばスキーなんて行けるはずもないのに。

電車はすべてストップ。会社に戻るにもタクシー乗り場は既に行列。

仕方なく歩いて流しのタクシーを探す。
幸いたまたま客を降ろす車を見つけて乗り込む。

道路沿いのビルからは事務所からヘルメットをかぶって出てきた人たちや、
タクシーを求める人たちがいっぱいいた。

でも、まだその地震がどれほどのものであったのか、
全く分からずに「スキー行けるかな~」などとのんきに考えてた。

事務所に戻って、やっぱりスキーは中止だな。電車はいつ動くんだろ、
なんて考えてたらどうやらそれどころじゃないらしい。
ケータイのワンセグを観ると目を疑う光景が。

その日は結局事務所のソファーで寝て翌朝に電車で帰宅した。
とりあえずガソリンだけ満タンにしておいた。
車はそのまま一度も乗っていない。


それからの1週間は電車も混乱し、計画停電などもあった。
電車の混乱を避けて朝は早く出勤して早く帰る生活にしたら効率が良くなった。
停電も2~3時間くらい、事前にわかっていれば全く問題ない。
ま、これも水道も電気もガスも止まらなかったから言えるのかもしれない。
協力といえば少しのガマンだけでほぼ普通に生活できている。

千葉県内でも湾岸部は液状化もひどく、
ラン仲間のブログによるとお花見した公園も地割れしている。
高価なマンションが立ち並んでいる新浦安も、断水と液状化。

未だに被害の全貌すら分からず、何万人の人が行方も分からず、
避難生活を送っている人たちへの物資の供給も把握できない。
日本は先進国ってことになってるけど、
それをはるかに上回る災害に追いつくことができない。

自然の猛威の前になす術もなくなることもある。
でもきっと日本人はそれを乗り越えることができると思う。



怖いのは、人が生み出したのにコントロールできないもの。