12月4日土曜日
羽田空港で搭乗待ち。嵐エアー。
ラウンジからは富士山も。
で、搭乗前に一杯。
そして伊丹空港からリムジンバスと近鉄電車乗り継ぎ。
近鉄沿線で生まれ育ったんで、懐かしくて。
特に難波から奈良駅に向かう奈良線は10歳までを過ごしたから窓の外ばかり見てました。
奈良駅に到着。
今回は父(72)も10kmの部に参加するんで待ち合わせて一緒に前日受付。
夜は実家でうどんすき食べてカーボローディング。
12月5日日曜日、奈良マラソン当日。
昨日、重い荷物を背負ってたくさん歩いたからか背中が痛い。
失敗したかも。
10kmの部はスタートが遅いんで先に一人で会場へ。
男子更衣場・荷物預かり所に指定されている体育館へ。
ハンドマイクで早く着替えて荷物を預け、
スタートブロックに並ぶようせきたてられる。
そうは言ったって補給もしなきゃいけないんだから。
それでもなんか急いで着替えて荷物を預けてトイレへ。
無事に済ませてスタートブロックへ向かうも忘れ物に気づく。
でも一旦預けた荷物はゴールするまで出してもらえない。
忘れたもの
・日焼け止め
・腕にはめるラップタイム表。
今回は実のところサブフォー狙ってます。
なんで、カメラなんて持っていきません!
だからこのあとは写真ナス。
仕方ないのでスタートブロックへ。
まだ40分くらいある。
並んでいると寒くて少し体を動かす。
それでもトイレに行きたくて仕方がない。
トイレに行こうかどうしようか迷っているうちに8時45分になり、
この後はスタートブロックに戻ることはできず、最後尾からのスタートになる。
そしたら朝日放送の三代澤アナウンサーとかQちゃんのトークが始まる。
で、9:00にスタートの号砲!
フルマラソン1万人が走り出した。
Cブロックのnarabonはロスタイムも1'21"でスタートラインを通過。
まずは鴻池陸上競技場から高天の交差点まで坂を下る。
前方には見渡す限りランナーが、その光景を見て嬉しくなった。
でもnarabonには切実な問題が。もう我慢できません。小さいお便り。
で、沿道のガソリンスタンドでお借りしました。
少し並んだのでロスタイムは8分くらい?
その後は下りに乗じて快調に走って5kmのラップは32'25"。
トイレロスを考えれば十分すぎるスタートです。
その後もキロ5'30"~5'40"くらい、給水でも6'00"までで走る。
既に大宮通を走っている。朱雀門を過ぎたところで折り返し、
そこからまた奈良公園方面へ戻っていく。
沿道にはたくさんの人たちが応援してくれている。
ほぼ順調にラップを重ねながらでも上り坂は少し落としながら、
先ほどの高天の交差点を通過してさらに県庁に向かって坂を登っていく。
大宮通は奈良のメイン通り。
今日はそこをランナーが埋め尽くしている。
それを見ていたら嬉しくて嬉しくて涙が出そうに。
何をそんなに感動してるねん、って思うけど。
県庁前を過ぎてふと見ると違うゼッケンがいた。
10kmの選手たちと合流したようだけど、
父は無事に走っているのだろうか。
そして大仏殿前の交差点を右折して5~10kmのラップは27'53"、悪くない。
脚が痛いとかもなかったし、順調でした。
そこからコースは10kmのランナーたちと別れ、
奈良教育大前を通って少し右に左に曲がった後、
天理街道をひたすら真っ直ぐに南下する。
ここはほんとに真っ直ぐな道。
ただ、片側一車線しか通れずにすこしペースが狂う。
まもなく15km、10~15kmのラップは26'36"、ちょっと上げ過ぎ?
窪の庄南の交差点を左に曲がるとダラダラと上りが始まる。
ほんとにちょっとした上りなんだけど長い。
で、斜度がきつくなって天理大学のグラウンド横を通る。
ここは普段は入れない場所。
上りきると今度は白川大橋に向かって下る。
バンバン下れちゃうくらいの坂道で、帰りを思うと怖っ!
コースからは天理教の大きな建物群が見えて壮観でした。
20km地点、15~20kmのラップは29'06"、上りを考えると上々でしょ。
すぐに迎えた中間地点のタイムは2:01'36"(NET)だった。
トイレのロスを考えればこのままイーブンペースならNETでサブフォー。
とにかく慌てず行けばいいはず。
コースは下りきって天理市街へ。
全国各地から来た信者さんが泊まる施設が、
都道府県ごとにあったりする。
そしてモリタ商店前を右に曲がるとそこは!
普段は関係者しか入れない天理教の核心部分へ。
天理教の皆さんの応援がほんとにすごい!
道の両側には広葉樹の並木があるんだけど、
きれいに掃き清められていて落ち葉もほとんどない!
たぶん、普段から落ち葉はきれいに掃いてあるんだろうけど、
マラソンのためもあってすごくきれいにしていただいてありがとうございます!
奈良マラソンは遷都1300年記念事業として
企画・開催された大会で奈良では初の公認フルマラソン。
だから運営もうまく行くんだろうかなどと、
正直申しまして、疑いをもってました。
しかししかし!大会役員、スタッフならびに関係者の皆さん、
そして荷物預かりや給水所とかコース誘導とか、
ものすごくたくさんのボランティアの皆さんなどなど、
それから応援してくれるたくさんの人たち。
本当にありがたかったです。
大丈夫かよ、などと思ってて申し訳ありません。
などと考えながらコースは天理教敷地内で折り返し。
また来た道を戻っていきます。
25km通過。20~25kmは27'06"、一部下りだったから早め。
と、天理市街で人だかりが!Qちゃんです。
ほとんどのランナーのスタートを見送ってから、
後ろのほうからスタートしたQちゃんは、
反対側にいてこちら側の選手とハイタッチ!
narabonも当然ハイタッチ!
元気をもらってこれからの坂道に備えます。
で、ペースを落としながらもこつこつと登り始め、
白川大橋を過ぎたときにアイツはきました。
それは、
脚ツリー!
まずはふくらはぎにやってきました。
くそー!何でやねん。ちゃんと塩飴もPower Barジェルも摂って、
そして給水もアミノバイタル飲んで気をつけてるのに。
確かにすごく天気がよくて、暑いくらい。汗もたくさんかいた。
でも、でも悔しくて仕方がなかった。
しばらくはツリながらも走ったんだけど、すぐ限界に。
歩いてしまいました。
そんなんで30km通過、ラップは37'08"。
もうサブフォーもどっか行ったしプッツリ。
だけど、そんなときに往路を走っているランナーが、
目の前で閉じられそうな関門に向かって懸命に頑張っている。
それを見てゴールだけはしようと決めて前進します。
コースは下り坂に。それでもハムストリングスまでツリーで
「痛い」「痛い」とブツクサ言いながら下った。
沿道には往路でもいたキヨシローがRCを流しながら応援してくれてる。
ちょうど曲は「雨上がりの夜空に」だった。
元気をもらったけどツリーはなかなか治まらず。
また天理街道に戻り真っ直ぐな道をひたすら北上する。
ツリーが少しマシになりキロ7'00"なら走れた。
35kmを通過。ラップは35'41"。
その後は攣っては歩き、治まったと走っては攣り。
とぼとぼ歩いてたら沿道から小学校低学年くらいの男の子が、
「これどうぞ」ってハイチュウを渡しにきてくれた。
小さな子にとってはちょっと勇気のいる行為だったろうに。
「ありがとう」って受け取った。かなり嬉しかった。
また少し走れた。
そういえば、沿道の応援は「頑張って~」とか「頑張れー」とか、
「頑張りましょー」とか、もちろんそういう普通のもあるけど、
おっちゃんとかおばちゃんのは「頑張りや~頑張りや~」ってのが多い。
さすが関西の大会。
千葉に移ってから走り始め、首都圏の大会しか出たことなかった。
だから「頑張りや~」は懐かしい響きですごく癒されました。
とはいえもうタイムは落ちるとこまで落ちて4:30も無理。
40km通過でラップタイムは42'44"。
もはやランのタイムじゃなくなってる。
でもゴール手前の坂道も登って競技場へ。
最後くらいは走ってゲートをくぐりたい。
そしたらQちゃんがゴール直前に。
もちろんハイタッチしてもらってゴール!
タイムは4:36'09"(NET)でした。
坂道がきつかったのももちろんだけど、
やっぱりサブフォーにはまだ筋肉の蓄えが足りない、
今回の総括はそれに尽きるでしょう。
奈良マラソン、参加賞はなかなかです。
●Tシャツ
●柿の葉すし(奈良マラソンロゴ入り)
完走者には
●完走メダル
●バスタオル(ゴールしたらボランティアの女子高生が肩にかけてくれる)
今回は第1回っていうけど、そんなことどこにも書いてません。
だから次があるかどうか、第2回があるかはわかりません。
でもたくさんのボランティアの皆さんのホスピタリティを感じました。
ぜひとも来年も開催してほしいと思います。
目標としていたサブフォーは、今となっては言うのも恥ずかしいくらいに、
程遠い結果になってしまいましたが、やっぱり奈良が大好きなんで、
こうやって走れたことが嬉しいし、そして感謝しています。
●結果
4:37'30"
4:36'08"(NET)
ま、次頑張るよ、次。(現役F1レーサー時代の鈴木亜久里風)