無敵の人材

最近の世の中は、長く続いた平和な時代となんとなく変わってきた感じがします。
それは、時代の要請と同時に企業にとって求められる人材についてもそうです。
そんなうすぼんやりとした感覚が、日経の記事で少しわかったような気がします。

◆求められる無敵の人材
　社会の変化や、技術革新のスピードはとてつもなく速く、従来の勝ちパターンが通用しない時代となりました。
　明確な正解がない、あるいは正解がひとつではない、という時代に入ってきました。
　企業が生き残りをかけて変化を志向しているゆえに、人材評価のモノサシも激しく変化しています。

　ビジネスの正解が明確な時代は、正確に実行する、階層序列に従って命令を忠実に実行する、部門での良好なチームワーク
　などが求められていました。
　対して現在では、変化を予測する仮説立案力や、課題解決方法を見出す合理的発想力、目的に応じて社内外のリソースを適切に
　調達できるスキルなどが、重要性を増しています。

　発想の参考となる、ブレーンストーミング考案者のオズボーンの発散発想技法のチェックリストは下記の9項目です。
　１．他に使い道がないか。
　２．他からアイデアを借りられないか。
　３．変えてみたらどうか。
　４．大きくしてみたらどうか。
　５．小さくしてみたらどうか。
　６．他のもので代用できないか。
　７．入れ替えてみたらどうか。
　８．逆にしてみたらどうか。
　９．組み合わせてみたらどうか。

理解が甘いかもしれませんが、要は前例を踏襲しているだけではだめで、自分の頭で考えていろいろと工夫を生み出せ
ということなんでしょうね、きっと。
まじめに、一生懸命に、長続きする、というのは尊いことだとは思いますが、それだけでは過去の人材なのでしょう。
先の見えないと言われる時代では、自ら仮説を立てて進むべき道を見出し実行していく、それが求められる人材なのでしょう。
ちょっと辛いかもですね。
難しい時代になったものです。