京セラ創業者の稲盛和夫氏と心理学者の河合隼雄氏との対談から。
幸福になるためには、「人生を長期的な視点で見ること」が有益だそうだ。
そしてその長期的に見るとは、驚くなかれこういうことらしい。
◆そこには宗教観や哲学も含まれているかもしれないが
「現世で苦労をされて、他に善かれしと願うような生き方をした人は、
私は、来世では素晴らしい人生を送っていると思うのです。」
「人生は、死んでからのほうが、長いのですから。」
そうなんです。
長期的な視点とは、この世のことだけではなく、あの世のことも含めてのことだったのです。
人生は死んでからのほうが長い・・・
現世よりも、その後の世界の方が時間的に長いのであれば、この世で多少自己犠牲を払ってでも、
周囲の人を助けるような生き方もいいかもしれません。
おいら自身は、宗教心はあまりないのだが、このお二人の対談には頷かされる。
死後の世界について考えることは、人生に深みをもたせることにもなるそうだ。
時はちょうど秋の夜長だ、ちょっと死生観というものを考えてみるのもいいかもしれないな。